やりがい？それとも仲間との絆？リバーガイドの魅力は？【SOTOASOBI職業図鑑】 2019.05.08 ラフティング水上(みなかみ)

ラフティングやカヌー、SUPなど川で行うアウトドアレジャーで重要な存在であるリバーガイド。技術職であり接客業でもある彼らの仕事の楽しさ、魅力とはどんなものなのか。アウトドアの聖地、群馬県みなかみ町でリバーガイドとして活躍する小柿剛さんに話を聞ました。

“そとあそび”に携わる仕事人に迫る【SOTOASOBI職業図鑑】。

第1弾は、川でのアウトドアレジャーをサポートする「リバーガイド」。

都会でのバイト生活を経て、数々のリバーアクティビティを体験できる群馬県のみなかみ町に移住した小柿剛（こがきごう）さんに、リバーガイドの仕事やライフスタイルをお聞きしました。

小柿さんは現在、みなかみの老舗アウトドア会社である「マックス」でマネージャーを務める、みなかみにおける川遊び界のレジェンド。20数年のキャリアを積んだ先達です。

連載2回目は、自身も楽しみながら仕事をできるリバーガイドの魅力について迫ります！

仲間との絆や職場環境の良さによって、のびのびと仕事に取り組むガイドの姿が見えてきました。

楽しい！全国に仲間がいる！アウトドア好きにはたまらないリバーガイドの仕事

リバーアクティビティは自然の川で行うだけに、事故なく安全にツアーを催行するのがリバーガイドの絶対的使命。

レスキューの知識や技術を備え、ボートやカヌーを使う場合は的確な操船テクニックが必要となる技術職。さらに、参加者を盛り上げて楽しませるといった接客業の側面もあります。

　−リバーガイドのどんなところに楽しさや魅力があるのでしょうか？

「リバーガイドの仕事は単純に楽しくて、仕事自体を楽しめてない人はほとんどいないと思いますね。もちろん人間関係やプライベートではいろいろあると思いますが、仕事に行くのが嫌なガイドはいないのではないでしょうか。そういう意味でストレスが少ないのは良いですよね。

会社のオーナーや先輩も、若い頃からアウトドアスポーツを経験してきて今に至っている人たちが多いので、話題や興味の親和性が高く、良いコミュニケーションの中で仕事ができているのも楽しさの1つです。

また、異なるアウトドアツアーの主催会社とのつながりもあって、リバーアクティビティ以外のアウトドアに出会う機会が多いのも魅力です」

リバーガイドをしていることで、リバーアクティビティを起点に自然を楽しむ方法の幅が広がるのかもしれませんね。

　−リバーガイドは会社を超えたつながりもあるのでしょうか？

「業界内でいえば、リバーガイド同士は結構仲が良いんです。ライバル会社であってもガイドという概念であれば仲間であり、川でハプニングがあれば助け合う関係。情報交換したり、一緒に遊びに行ったりしています」

　−みなかみのリバーガイドが集結する機会もあるのですか？

「ラフティング組合が主催する年に1度のレスキュートレーニングの後に、持ち寄りでBBQをすることもあります。多いときは70〜80人ほど集まって。そこで他社の先輩からアドバイスをもらうこともありますね。

そういった交流がみなかみだけでなく全国に広がっていて、四国の吉野川や北海道の川へ遊びに行くガイドもいます。全国に仲間がいる、そういった関係性もリバーガイド独特の魅力です」

所属する会社は違えど、ガイド同士が仲間としてつながっているのはすてきですね。お互いの仕事を認め合う関係性が築かれているからかもしれません。

そもそもラフティングって何？って思っている人は、一度“半日ツアー”を体験してみてください。所要時間は約3時間ほどですが、川遊びの楽しさにふれられるはずです。

春は雪解け水による増水でよりスリリングなラフティングを、夏は川遊びを交えた盛りだくさんなラフティングを楽しめます。

ぜひ小柿さんのガイドでその仕事ぶりを間近で見てください！分からないことがあったら、どんどん聞いてみるのもいいかもしれません。丁寧に教えてくれるはずですよ。

主催会社：マックス

リバーガイドの楽しさや魅力がわかったら、次に気になるのはリバーガイドになる方法や報酬。

さらに雇用形態や移住事情などは詳細記事にまとめています。興味のある方は、ぜひリバーガイドの世界をもっとのぞいてみてくださいね！

（取材：木村雄志　文：松尾ちはる）

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