空の伝道師・ハンググライダー日本代表・鈴木由路選手の華麗なる記録! 2015.11.06 ハンググライダー
「空で出会える感動的な自然現象や景色を多くの人に伝えていきたい」という思いを込めて、「空の伝道師」を自称するのは、ハンググライダーの選手である鈴木由路(すずき・ゆうじ)さん。
彼は2013年のハンググライダーの世界選手権で総合32位、日本人1位という好成績を残すなど、数々の華々しい記録を達成しています。
2015年の世界選手権メキシコ大会で日本代表にも選ばれた鈴木選手の今までの記録をまとめてみました。
ナウシカに憧れてハンググライダーを始めて5年後に世界選手権の出場権を獲得
現在34歳の鈴木選手は小学生の頃、空を飛ぶ夢を毎日見たり、映画「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」に影響を受け、大学でハンググライダー部に入部を決めたのだそう。
大学時代はハンググライダーの練習や国内の競技大会に没頭し、ハンググライダーを始めて5年後には世界選手権への出場権を獲得。2011年にサラリーマンを辞めてハンググライダーに専念した結果、国内外の大会で目覚ましい活躍ぶりを見せています。
3度目の世界選手権出場で後半まで総合10位台、最終的には32位に
鈴木選手が3度目の世界選手権出場にして素晴らしい成績を収めた、2013年のオーストラリア・フォーブスで開催された世界選手権は、連日気温が40度を超える中、11日間に渡って最小127km、最大248kmというタスク(フライトコース)をこなさなければならないハードなレースでした。
このオーストラリア大会で選手は地上2000~3000m、一番高い地点だと4000mもの上空を時速100k以上の高スピードで飛行し、あらかじめ決められた100~200km先の目的にいかに速くゴールできるかを競いました。
各タスクで毎回出場者の半数以上がゴールできずに途中で着陸してしまうほどの厳しい設定。ウォーミングアップも含めて毎日5時間以上もフライトしなければならない過酷な状況でしたが、後半まで総合10位台を維持し、最終的に32位となりました。
2015年世界選手権の日本代表にも選出。インドネシアのTelomoyo Cup2015で優勝!
2015年国内シリーズ第2戦「紀の川スカイグランプリ2015」では準優勝。
2015年2月28日から3月13日まで行われた世界選手権メキシコ大会では「チームジャパン」の一員にも選出され、1日目から8日目まで毎日100km以上の距離を競いましたが、ご本人は「不本意な結果」と言いつつ、総合成績48位・日本人2位と健闘を見せました。
国内のハンググライダーの大規模な大会でコンスタントにトップランクから10位以内の成績を残しており、2015年9月27日から10月4日にインドネシアで開催された「Telomoyo Cup2015」のスポーツクラスでは見事優勝しています。
ちなみに、鈴木選手の競技活動などをインターネットを通じて支援できるサイト「アスリートエール」がありますので、ご興味のある方はご覧ください。
2015年10月の東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に入選した中川龍太郎監督の映画「走れ、絶望に追いつかれない速さで」では、鈴木選手はハンググライダーの技術協力と映画初出演も果たしています。ハンググライダーが日本映画に登場するのは何十年ぶりの快挙! 鈴木選手の今後に目が離せませんね。
「風に乗って自然と遊べる」のが醍醐味のハンググライダーを体験しよう
競技で好成績を残すだけでなく、「空の伝道師」としてハンググライダーの普及に努める鈴木選手は、「風に乗って自然と遊べるハンググライダーの感動を沢山の人々に知ってほしいんです。しっかり練習すれば、素晴らしい景色が見られる、100kmだって飛べるんです」と熱く語っています。
鈴木選手をはじめ、数多くの人々を魅了するハンググライダーをあなたも体験してみませんか?
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鈴木選手が2015年11月7日に山梨県忍野村(おしのむら)にて開催する、4歳のお子様から参加可能のハンググライダー体験ツアーも参加者募集中です。こちらで詳細をチェックしてみて下さい。
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