河口湖の観光スポット19選！アウトドアレジャーとイベント情報付き 2021.10.30 河口湖・本栖湖

富士山の絶景ポイントとして知られる山梨県の河口湖。湖畔周辺には魅力的な観光スポットや、自然を堪能できるアウトドアレジャーが多数あります。今回は四季折々のイベントも合わせて、河口湖で訪れたい観光スポットを紹介します！

富士山の北麓に位置する山梨県の河口湖。富士五湖の1つで、富士箱根伊豆国立公園に指定されているほか、世界文化遺産にも登録されています。

河口湖から望む富士山の姿はとても美しく、周辺には展望台や遊覧船といった富士山を眺めるための施設も充実。レジャースポットや温泉、グルメなど観光スポットも盛りだくさんで、県でも有数の観光地となっています。

また、火山地形が織りなす大自然の魅力を生かしたアウトドアレジャーを多数楽しめるのも、河口湖の魅力！今回はおすすめの観光スポットに加えて、アクティブに楽しめるスポットや四季折々のイベントを一挙にご紹介します。

【目次】

　- 11.鳴沢氷穴
　- 12.富岳風穴
　- 13.西湖いやしの里根場
　- 14.富士眺望の湯ゆらり
■河口湖の自然をアクティブに堪能できるスポット
　- 15.4輪バギーで富士の麓を駆け抜けろ！
　- 16.カヌーに乗って富士山を湖上から堪能
　- 17.ホーストレッキングで優雅に富士散策
　- 18.マウンテンバイクでダウンヒルに挑戦！
　- 19.神秘的な溶岩洞窟でケイビングを体験！

■季節を楽しむ河口湖のイベント
　- 春：富士・河口湖さくら祭り
　- 初夏：河口湖ハーブフェスティバル
　- 夏：河口湖湖上祭
　- 秋：富士河口湖紅葉まつり
　- 冬：冬花火湖上の舞

<<河口湖周辺で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>

河口湖のおすすめ観光スポット

河口湖のおすすめ観光スポットをご紹介！富士山の美しさや歴史にふれるのはもちろん、アートスポットの多い河口湖では美術館巡りも外せません。最後は温泉でゆっくり温まって旅を締めくくりましょう。

1.富士山の魅力をアートで堪能！「河口湖美術館」

PIXTA

1991年に富士五湖エリアで初めて公立美術館として開館した「河口湖美術館」。富士山麓の美術館ということで、富士山にちなんだ絵画・写真などが展示されています。

常設展のほかにもさまざまな趣向を凝らした企画展も開催されています。ミュージアムショップには企画展にちなんだ期間限定グッズも並ぶので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

河口湖美術館といえば、全席から河口湖を望めるカフェも人気。大きなガラスが開放的で、ゆったりとした気分で鑑賞後のひと時を楽しめます。

河口湖美術館

南都留郡富士河口湖町河口3170
0555-73-8666

・開館時間：9:30～17:00 ※当面は10:00〜15:00
・休館日：火曜（祝日の場合は開館 ※繁忙期は無休）、年末 ※臨時休館あり
・入館料：大人800円、中高校生500円、小学生以下無料

■関連記事
河口湖の名物グルメ12選！郷土料理や絶品スイーツを味わおう

2.720品種のバラと美しい音楽にうっとり！「河口湖音楽と森の美術館」

PIXTA

河口湖の北東の湖畔にある「河口湖音楽と森の美術館」は、癒やしの音色と美しい庭園を楽しめる、エンターテインメント美術館。以前は「河口湖オルゴールの森」の名称で親しまれていました。

館内では貴族が愛したさまざまなオルゴールや自動演奏楽器、ホール全体に響き渡る世界最大級のダンスオルガンの展示やコンサートなどを楽しめます。土日と祝日限定で、自分だけのオリジナルオルゴールを作れる体験も開催！旅の記念におすすめですよ。

屋外の庭園では、23,176平方メートルの敷地に植えられた、720品種ものバラが咲き誇るローズガーデンや、点在するかわいらしい建物のほか、四季折々の花々にうっとり。まるでヨーロッパを旅行しているかのような気分に浸れます。100種類以上の衣装から好きなドレスを着て庭園を歩ける「プリンセス体験」で映え写真を撮るのもいいですね。

また、レストランも本格的！シェフやパティシエが作る本格メニューを堪能できます。五感を使ってヨーロッパ気分を味わい尽くしましょう。

河口湖音楽と森の美術館

山梨県南都留郡富士河口湖町河口3077-20
0555-20-4111

・開館時間：10:00～17:00
・休館日：不定休
・入館料：大人1,800円、大高生1,300円、小中学生1,000円、未就学児無料

3.アートに酔う！和と洋文化の融合も見どころ「久保田一竹美術館」

PIXTA

アート好き、アートに興味がある人にぜひ足を運んでほしいのが、SNSで絶賛する声が止まない「久保田一竹（いっちく）美術館」。2009年には「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星を獲得した注目スポットです。

久保田一竹とは、室町時代に栄えた「辻が花」という染色技法の復刻を目指し、独自の技法を組み合わせた「一竹辻が花」を確立した染色家。一竹辻が花は国内外で評価され、1990年にはフランス政府よりフランス文化勲章「シュヴァリエ」を受章しました。館内では、一竹辻が花を用いて染色・装飾された貴重な着物の数々をじっくりと鑑賞できます。

また久保田一竹美術館の見どころは着物だけに留まりません。敷地内すべてで久保田一竹の美意識を体感できるようになっており、和洋を融合させたモダンかつ温かみのある建物に、東南アジアやインド、アフリカの調度品を配した独特の空間にきっと感性が刺激されるはず。本館奥の緑深い一角には、慈母像が安置された「慈母像窟」もあり、神聖さをたたえています。

作品や庭を鑑賞したあとは、龍門の滝に面する本館の茶房「一竹庵」や、新館2階のミュージアムカフェで余韻に浸りましょう。新館1階にはミュージアムショップもあるので、ぜひお土産選びを楽しんでみてはいかが。

久保田一竹美術館

山梨県富士河口湖町河口2255
0555-76-8811

・開館時間：9:30～17:30（12～3月は10:00〜16:30）
・休館日：火曜（祝日の場合は開館）、12月26〜29日
・入館料：大人1,300円、大高校生900円、小中学生400円
※現在、臨時休館中

■関連記事
【河口湖】観光スポットまとめ～ミュージアムを巡るおとな旅編～

4.富士山信仰と歴史にふれられるパワースポット「河口浅間神社」

PIXTA

富士山と河口湖の歩みを物語るのがここ「河口浅間（あさま）神社」。ご神体は富士山、ご祭神は富士山と縁が深い木花咲耶姫（コノハナサクヤヒメ）で、貞観6（864）年に起こった富士山大噴火を鎮めるため、対峙する河口に浅間明神を奉斎したことが始まりといわれています。

現在では、富士山信仰の対象と芸術の源泉の構成資産の一部として、世界文化遺産にも登録されました。

境内にある樹齢1,200年以上の7本の杉は「七本杉」と呼ばれ、それぞれ名前が付いています。うち、並んだ2本の杉「イザナギとイザナミ」は縁結びの杉として人気。木花咲耶姫は縁結び、子授け、安産などにご利益があるといわれ、良縁招福や安産祈願のお守りも売られています。

また境内から離れた場所に、富士山を遥拝する「天空の鳥居」、富士登山前に体を清める「母の白滝」という聖域も。富士山のパワーを感じられるスポットとしても、ぜひ足を運びたい神社です。

河口浅間神社

山梨県南都留郡富士河口湖町河口1
0555-76-7186

5.湖畔に広がる花畑とご当地グルメが魅力の「大石公園」

PIXTA

河口湖の北岸、湖北ビューライン（県道21号河口湖精進線）沿いにある「大石公園」は、季節の花々と富士山の眺望を楽しめる公園。6〜7月には湖畔一面にラベンダーが咲き乱れ、夏に開催される「河口湖ハーブフェスティバル」のメイン会場にもなっています。

8〜9月にはコスモスやコキアが彩り、10月に入るとコキアの紅葉が見もの！冬は花は見られませんが、4月下旬になると芝桜やチューリップが目を楽しませてくれます。

大石公園内にある「河口湖自然生活館」では、手作りジャム体験ができたり、ラベンダーやブルーベリーなどの加工品を購入できたり、カフェやレストランで食事ができたり、散策の途中に立ち寄るのにぴったり。

また隣接する「富士大石ハナテラス」では、さらにさまざまなグルメが集合！本格イタリアンやスイーツをいただけるほか、山梨県の伝統工芸品“印伝”や天然石などを扱うショップもあるので、ぜひ足を延ばしてみてはいかが。

大石公園・河口湖自然生活館

山梨県南都留郡富士河口湖町大石2585
0555-76-8230（河口湖自然生活館）

［河口湖自然生活館］
・営業時間：9:00～18:00（11～3月は17:30まで）
・定休日：年中無休（悪天候により臨時休館あり）

6.優雅に湖上をクルージング！「河口湖遊覧船天晴」

河口湖を訪れたら、広い湖上を船でクルーズしてみませんか？富士急行「河口湖」駅から徒歩10分、河口湖畔船津浜からは遊覧船「天晴（あっぱれ）」が運航しています。

名前にふさわしい純和風の遊覧船で、甲斐武田軍が用いた武田菱や“赤備え”を配したデザインが特徴。勇ましい気持ちで乗船したら河口湖大橋をくぐり、湖上からの富士山や富士五湖唯一の島である「うの島」を眺められる1周20分の船旅へ出発です！

船内の1階は畳の間をイメージした和の空間でゆったりと寛げ、2階のデッキスペースでは心地良い風を感じながら絶景を楽しめます。

河口湖遊覧船天晴

南都留郡富士河口湖町船津4034
0555-72-0029

・運航時間：9:00〜16:30（時期によって異なる） ※30分間隔で運航
・乗船料：大人1,000円、小学生500円

7.ハーブの香りに癒やされる「河口湖ハーブ館」

この投稿をInstagramで見る

河口湖ハーブ館・香水の舎(@herbkan_official)がシェアした投稿

河口湖大橋の南側のたもと近くにある「河口湖ハーブ館」は、ハーブガーデンや温室でハーブを身近に感じられる施設です。

本館1階では、山梨県の特産品や富士山グッズ、地酒・ワインなどさまざまな品がそろいます。2階はハーブ専門ショップとなっており、ハーブやアロマに関するアイテムが勢ぞろい！ハーブやドライフラワーを使った手作り体験教室も開催されており、旅のいい思い出になること間違いなしです。

別館の「香水の舎」では香水の量り売りをはじめ、お香やアロマキャンドルなども販売されており、お土産を選ぶのにも最適。ハーブのいい香りに包まれて、リフレッシュできるスポットです。

河口湖ハーブ館

山梨県南都留郡富士河口湖町船津6713-18
0555-72-3082

・開館時間：9:00～18:00（11～3月は17:30まで）
・休館日：無休
・入館料：無料

8.絶叫好きも子供連れファミリーも大満足な「富士急ハイランド」

PIXTA

いわずと知れた絶叫マシンの宝庫「富士急ハイランド」。スリル満点の「FUJIYAMA」や、総回転数世界一のコースター「ええじゃないか」、最大落下角度121度の「高飛車」などのアトラクションの数々は、絶叫好きを惹きつけてやみません。中央自動車道「河口湖」ICを降りてすぐ、電車なら富士急行線「富士急ハイランド」駅からすぐというアクセスのしやすさも魅力です。

そんな“大人向け”な印象の強い「富士急ハイランド」ですが、実は小さな子供が楽しめるエリアも充実しているんです。パーク内にある、日本で唯一のきかんしゃトーマスの屋外型テーマパーク「トーマスランド」には、10種類のアトラクションやレストランがあります。

また、フランス生まれのキャラクターのテーマパーク「リサとガスパールタウン」では、メリーゴーラウンドがあるほか、グルメやショッピング、夜にはイルミネーションも楽しめます。さらに、人気アニメのテーマエリア「NARUTO×BORUTO　富士木ノ葉隠れの里」や、アニメーション映画『エヴァンゲリヲン新劇場版』と富士飛行社がコラボレーションしたシアター型ライドアクションも登場！

大人も子供も楽しめる「富士急ハイランド」で、休日を思いっきり満喫してみては？

富士急ハイランド

山梨県富士吉田市新西原5-6-1
0555-23-2111

・営業時間：9:00～18:00 ※変動あり
・定休日：不定休
・入園料：無料
・フリーパス料金：大人6,200円、中高生5,700円、小学生4,500円、幼児・シニア2,100円

9.ツリーハウスにアトラクションも！森の中のテーマパーク「富士すばるランド」

この投稿をInstagramで見る

富士すばるランド公式(@fujisubaruland)がシェアした投稿

森の中で体を動かして遊ぶならここ「富士すばるランド」へ！富士山のふもと、約10万平方メートルの敷地には、体を使って遊べるアトラクションや、愛犬連れにうれしいドッグラン・ドッグサロンなどがあり、富士山麓の自然を感じながら家族で楽しめます。

アトラクションのおすすめは、木々の間に建てられたツリーハウスやツリーデッキを探検できる「自然体験基地どんぐりコース」や、人工芝の斜面をソリで下る「ジャンボすべり台」、木の温もりあふれる5階建ての「ボックルの森立体迷路」、木漏れ日の中をゆったり散策できる「SL森林鉄道」など、わくわくするようなアトラクションが満載！4歳から体験できるアトラクションが多いものの、保護者同伴で小さな子供も体験できるものもあるので探してみてくださいね。

食事はセンターハウスのレストランや、事前予約制の手ぶらBBQが利用できます。少しぜいたくするなら「富士すばるランド」に隣接する「シルバンズ」もおすすめ。おいしい自家製ビールや絶品オリジナル創作料理を楽しめますよ。

富士すばるランド

山梨県南都留郡富士河口湖町船津字剣丸尾6663-1
0555-72-2239

・営業時間：9:30～17:00（平日は10:00〜） ※12～3月は10:00～16:00
・定休日：［4～11月］水・木曜（GW・祝日・夏休み・年末年始・春休みは除く）
・入園料：大人1,500円、4歳〜小学生900円 ※12〜3月は300円引き
※ワンデーパスポートあり

10.国の天然記念物「忍野八海」の神秘にふれる！

PIXTA

河口湖と山中湖の中間に位置する「忍野八海（おしのはっかい）」は、富士山の伏流水が湧き出てできた8つの池が点在する景勝地。国の天然記念物であり、世界文化遺産の一部でもあります。澄みわたる池の水は、思わず見入ってしまうほどの美しさです。

8つの池は出口池、お釜池、底抜池（そこなしいけ）、銚子池、湧池（わくいけ）、濁池（にごりいけ）、鏡池、菖蒲池とそれぞれ名付けられています。もっとも湧水量の多い湧池周辺には、食事処や土産屋などが立ち並び、にぎやかな雰囲気。水底の溶岩まではっきり見えるほど透明度の高い神秘的な池と、風情ある町並みを楽しめますよ。

忍野八海