運河の街・小樽観光!バスツアーで行きたい人気スポット3選 2016.02.29 積丹・小樽
石狩湾に面しており、北海道開拓の玄関口、港湾都市として栄えたことで知られる小樽市(おたるし)。「運河の街」として有名で、歴史的建造物が建ち並ぶ風情たっぷりの街並みは、国内外の多くの人々から注目を集めています。
市内には120軒ほども寿司屋が集中し、新鮮な海産物を使った美味しいお寿司が食べられると、グルメにおいても評判のエリアです。札幌から車で一般道を使っても約1時間前後と、アクセスが良いのも大きな魅力です。
そんな観光都市・小樽で数多く行われている一般的なバスツアーで人気のスポットベスト3をご紹介します!
1.小樽運河
小樽市で最も人気の高い観光地が、「小樽運河」です。バスツアーはもちろん、小樽を訪れる観光客のほとんどが、真っ先にこちらを目指します。
大正12年(1923年)に完成した全長約1140メートル、一部を除き幅約20メートルという運河沿いに散策路が整備されており、端から端までゆったりしたペースでも30~40分ほどで歩けます。両岸にレンガや札幌軟石で造られたノスタルジックな雰囲気の倉庫群が眺められます。
平成8年(1996年)には、国土交通省の「都市景観100選」にも選定。中山美穂主演、岩井俊二監督作の映画『Love Letter』をはじめ、数々の映画やテレビドラマのロケ地としても名高く、夕暮れ時にはガス灯でライトアップされ、幻想的な光景が広がります。(※ライトアップは概ね日没以降、細かな時間や場所によって異なります。詳細は小樽市ホームページをご覧下さい)
毎年2月上旬から中旬頃にかけてイベント「小樽雪あかりの路」が10日間に渡って行われ、雪に覆われた街並みが無数のキャンドルで美しく照らし出されます。
小樽運河の周辺には、国指定重要文化財になっている旧日本郵船小樽支店の目の前にある「運河公園」や、約2000点の資料が展示されている「総合博物館 運河館」といった見どころも多数。
スイーツの名店「小樽洋菓子舗ルタオ」、本物のドイツビールが楽しめるビアホール「小樽倉庫No.1」など、グルメスポットが勢揃いしています。
■基本情報
・住所:北海道小樽市色内~港町
・休日:元旦(小樽国際インフォメーションセンター)
・アクセス:JR函館本線・小樽駅より小樽港方面へ徒歩約8分
2.北一硝子(きたいちがらす)
小樽行きのバスツアーが必ずと言っていいほど訪れる定番スポットの一つが、「北一硝子(きたいちがらす)」です。
北一硝子は、明治34年(1901年)に前身の浅原硝子が創業されて以来、小樽の発展に大きく貢献してきた道内有数のガラス・メーカー。市内にある多彩な店舗の中でも「三号館」は、明治中期の木骨石造倉庫を利用した独特の趣で、小樽市指定歴史的建造物にもなっています。
同社が販売するガラス製品は、カップやプレート、アクセサリー、インテリア小物など、3万点以上にも及ぶそう。小樽や道内外のガラス職人が丹精込めて手作りしたオリジナル商品は、デザイン性だけでなく機能性も高いのが魅力です。
https://www.instagram.com/p/BRixD-NA7BZ/
「三号館」の斜め向かいにある「見学硝子工房」では、繊細な吹きガラスやバーナー細工の様子を無料で見学することができます。JR小樽駅から徒歩約7分の距離にある「花園店」では、ガラスの彫刻やとんぼ玉(穴の開いたガラス玉)のアレンジメント体験も楽しめます。
堺町本通り沿いにある「北一ヴェネツィア美術館」は、長い歴史を持つイタリアのヴェネツィアン・グラスの作品を展示すると共に、ヴェネツィアの文化的成熟期と言われる18世紀頃の貴族の優雅な文化や生活様式を紹介。当時の貴族をイメージしたゴージャスな衣装を着て記念撮影ができる「ヴェネツィアン・ドレス体験」なども好評です。
「三号館」の館内には167個のランプが灯る喫茶店「北一ホール」、地酒販売店もあり、観光途中にくつろぐのにも最適です。
■基本情報
・住所:北海道小樽市堺町7-26(三号館)
・休業日:年中無休(※花園店のみ元旦休業)
・営業時間:8:45~18:00、花園店9:00~19:00(※その他店舗はHPなどで要確認。催事、季節により変動有)
・アクセス:小樽駅より徒歩約20分、小樽駅よりおたる散策バス「北一硝子前」バス停下車約15分
3.田中酒造 亀甲蔵(きっこうぐら)
https://www.instagram.com/p/BSiC6JEDo17/?taken-by=tanakashuzo_official
地酒「宝川」で知られる「田中酒造」は、明治32年(1899年)に創業した老舗。「亀甲蔵(きっこうぐら)」はその製造場で、明治38年(1905年)頃に建てられた石倉倉庫群を利用しており、歴史ある蔵は小樽市の歴史的建造物に指定されています。
「亀甲蔵」では、主原料である酒造好適米に100パーセント北海道米、仕込み水には地下約70メートルから汲み上げた伏流水を使用し、惜しみなく手間と時間をかけた日本酒を年間約5万本という少量で生産しています。
ここでは酒造りの見学と、蔵直出しの「しぼりたて生原酒」他、蔵元限定の日本酒約10種類の試飲が無料で楽しむことができるため、バスツアーでも人気のスポットとなっています。お酒が飲めない方には、評判の酒まんじゅうや酒粕せんべい、黒豆茶などの試食・試飲のご用意も。様々な酒類が並ぶ販売コーナーで、限定の商品なども購入可能です。
予約は田中酒造ホームページより、いつでも見学、試飲などができますが、所要時間は15~30分程度、季節により見学時間が限られるので、注意が必要です。(※お車や自転車など乗り物を運転する方、未成年の方の試飲は不可)
■基本情報
・住所:北海道小樽市信香町2-2
・休業日:年中無休
・営業時間:9:00~18:00
・アクセス:JR函館本線・南小樽駅より徒歩約10分、小樽駅よりおたる散策バス「田中酒造亀甲蔵前」バス停下車約11分
小樽から少し足を伸ばして積丹の美しい海を堪能できるシーカヤックツアーも!
小樽市内には、この他にも「北海道三大夜景」の一つとされる天狗山、北の生物を中心に約250種類約5000点を展示する「おたる水族館」などもあり、バスツアーでなくてもJR小樽駅から出発し、小樽の観光スポットを網羅する路線バス「おたる散策バス」の利用でも観光が楽しめます。
小樽から北へ上って、車で高速道路なら2時間弱とアクセスの良い積丹半島(しゃこたんはんとう)まで足を伸ばせば、海の透明度が高く、抜けるようなエメラルドブルーの海を堪能することもできます。
積丹エリアでは、高さ100メートル以上もの絶壁が続くワイルドな景色を見ながら、海上の巨大洞窟を目指す初心者向けシーカヤックツアー「H2Oアドベンチャー 積丹シーカヤック」(※5月~11月上旬頃まで開催)といった、北海道ならではのアウトドア体験プログラムも行われています。
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、こうした小樽・積丹近辺のアウトドアツアーの情報を掲載しております。観光や旅行の情報と合わせてぜひご一読下さい。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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