長野県・富士見高原のパラグライダーで楽しめる絶景まとめ 2015.08.05 パラグライダー 八ヶ岳・富士見
長野県東部、八ヶ岳の南西斜面に広がる富士見高原は、標高950~1400mにあって、八ヶ岳はもちろん、南アルプスや富士山などの絶景が望めることで知られています。
湿気が少なく涼やかな高原リゾート地で広大なスキー場があり、春から秋にかけてはゲレンデを利用したなだらかで広々としたパラグライダー専用斜面が初心者でも使いやすいと、パラグライダー愛好者が詰めかけています。
今回は富士見高原でパラグライダーをした時に楽しめる絶景についてまとめてみました!
八ヶ岳
本州のほぼ中央に位置し、長野県と山梨県の県境にある八ヶ岳は、標高2899mの赤岳を中心に南北に連続する火山群で、日本百名山にも選定されています。
夏沢峠(なつさわとうげ)を境にして北八ヶ岳、南八ヶ岳と呼ばれ、同じ八ヶ岳でも全く違った魅力が楽しめます。標高2829mの横岳など、標高3000m近い独立峰が続く南八ヶ岳は、男性的で雄大な山容です。標高2531mで円錐形の美しい姿から「諏訪富士(すわふじ)」と呼ばれる蓼科山(たてしなやま)などが連なる北八ヶ岳には、原生林と湖が広がり、神秘的な美しさをたたえています。
八ヶ岳に生息する植物は1000種類以上あると言われ、夏には他ではなかなか見られない高山植物が花を咲かせます。
一帯は、八ヶ岳中信高原国定公園に指定されています。
南アルプス
長野県・静岡県・山梨県にまたがる南アルプス連峰には、標高3193mで富士山に次いで日本第2位の高さを誇る北岳、標高3189mで日本第3位の高峰である間ノ岳(あいのだけ)など、3000m級の日本を代表する山々が属しています。
それぞれ日本百名山の一つとされ、北岳、間ノ岳一帯は、古くから「白い雪をかぶった山」という意味で「白根山」と呼ばれており、雪化粧をまとった絶景は大変有名です。平安時代前記の和歌集「古今和歌集」には、「君すまば甲斐の白嶺のおくなりと雪ふみわけてゆかざらめやは」(「あなたが住むならば、甲斐の白根山の雪を踏み分けて行かないことがあろうか。私は行くよ」という意味)と詠まれています。
標高2967mと3000mに満たないものの、日本アルプス屈指の名峰と言われる甲斐駒ケ岳(かいこまがだけ)は、くっきりと隆起した形容、圧倒的な存在感で大勢のファンを虜にしています。甲斐駒ケ岳も日本百名山、日本百景の一つに数えられ、夏には白く稜線が光って、よりダイナミックな風貌となります。
北アルプス
北アルプスは通称で正式名称を飛騨山脈と言い、木曽山脈、赤石山脈と合わせて日本アルプスと呼ばれています。
長野県・岐阜県・富山県・新潟県の4県にまたがって南北150km、東西25kmに及ぶ大山脈で、標高3190mで日本で3番目に高い奥穂高岳(おくほたかだけ)を主峰に、標高3180mで日本第5位の高さの槍ヶ岳(やりがたけ)などがあり、日本国内の3000mを越える高山の約半数がここに集中しています。
北アルプスは赤石山脈に比べて侵食が進み、急峻な形をしています。核心部である槍ヶ岳・穂高連峰には日本有数の切り立った岩稜帯が続いており、険しく雄々しい姿が多数の登山客に愛されています。
白馬岳(しろうまだけ)周辺など比較的なだらかな外観の山では大規模な高山植物の花畑が見られ、紅葉の秋には赤や金色に染まった山肌が壮観です。
富士山
標高3776mで日本最高峰であり、世界遺産にも登録された富士山。
富士見高原がある長野県諏訪郡富士見町の名前は富士山がよく見えることに由来しているそうですが、富士見高原から富士山の眺望の素晴らしさは「関東の富士見百景」として国土交通省に認定されているほどです。
高原リゾートの澄んだ空気の中、パラグライダーで上空から眺める富士山の美しさに匹敵するのが、「創造の森 彫刻公園」からの一大パノラマです。
「創造の森」は標高1420mの大自然の中に50体の彫刻が設置・展示されている屋外美術館。
夏には富士見高原の代名詞の一つとなっている500万輪ものユリの花が咲き乱れ、富士山と共にドラマティックな光景を繰り広げます。
諏訪湖
長野県から愛知県、静岡県を経て太平洋へと注ぐ天竜川水系の諏訪湖は、面積13.3平方キロメートルと長野県最大の大きさを誇る湖です。
長野県中部の諏訪盆地にあって、青々とした湖面に雄大な山々を映し出し、朝夕、四季折々で趣を変える風景は、幻想的な美しさを醸し出しています。
毎夏、4万発以上と日本有数の大規模な花火大会が行われ、多くの観光客で賑わっています。
近年は水質悪化や地球温暖化などで見られる機会が年々減少していますが、冬季に分厚い氷が湖面を覆う全面氷結は諏訪湖の代名詞。凍った湖面に穴を開けて行うワカサギの穴釣りも名物になっています。
時代を超えて人々を魅了する絶景をぜひパラグライダーで!
江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の世界的に有名な「富嶽三十六景」の中でも、信州諏訪湖から見た富士山などが描かれています。
時代を超えて見る人の目を魅了する絶景をぜひ味わってみたいものですね。
地上から遥か高く大空を飛ぶパラグライダーからは、他では体験できない格別な眺めが満喫できます。また、風に乗ってフライトするため、気象条件や季節によって全く異なった自然の風景が広がります。
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、長野県・富士見高原の初心者でも参加できるパラグライダーツアーの情報を詳しく掲載しています。ぜひご覧になって下さい!
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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