ハンググライダーに資格や免許は必要? 2015.10.06 ハンググライダー
大きな三角形の翼にうつ伏せにぶら下がって滑空するハンググライダーで飛行するのに、資格や免許は必要なのでしょうか?
これからハンググライダーを始めたいと考えている方に、ハンググライダーのライセンスについてご案内します。
ハンググライダーで飛行するには技能証の取得とフライヤー登録が必要
離陸時に斜面を走る体力さえあれば、年齢性別問わず楽しめるのがハンググライダー。
通常でも時速30~40km、上級者用の高性能機なら時速100km以上ものスピードになるハンググライダーで飛行するには、まず日本ハング・パラグライディング連盟(JHF)にフライヤー登録することが必要です。登録は強制ではありませんが、未登録者は飛べないフライトエリアがほとんど。
ハンググライダーに自動車のような国が定める免許証はありませんが、安全に飛行するためのJHFの技能証制度が設置されています。多くのフライトエリアでは、この技能証の携行とフライヤー登録を義務付けています。
ハンググライダーの技能証を取るには?
ハンググライダーの技能証を取得するには、ハンググライダースクールに入校して、技能証取得に向けた講習を受ける必要があります。
全国各地にあるハンググライダースクールでは、JHF技能証規定のカリキュラムに沿った指導を行っており、各課程で求められる技術と知識をひとつずつ習得していきます。その後フライヤー登録を行ったら、ハンググライダーの技能に関する検定を受け、合格すれば技能証が発行されます。
パイロット技能証を獲得すれば単独でフライト可能に
練習生A級→練習生B級→練習生C級→パイロット証という4段階の技能証を順に取得しながら、自分の判断で空を飛ぶ力を身につけます。パイロット技能証の発行は16歳以上が対象ですが、パイロット技能証を取得すれば、教員の同伴なしにフライト可能となります。
さらにクロスカントリー(長距離)飛行やタンデム(2人乗り)飛行などの技能証を取れば、空を飛ぶ楽しみがますます広がります。
まずは初心者体験ツアーに参加して空を飛ぶ醍醐味を味わって
ハンググライダーの技能証取得を考える前に、まずはハンググライダースクールの体験飛行ツアーに参加してみるのがおすすめ。
ツアーには、インストラクターと2人乗りで風のコンディションによっては高度1000m以上の高度をフライトできる「タンデムフライト」、翼を凧揚げのようにして引っ張ってもらい低空で浮遊感覚を楽しむ「トーイングフライト」の2種類があり、初心者でも空を飛ぶ醍醐味が気軽に味わえます。
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、山梨県の忍野村(おしのむら)で富士山の絶景を見ながらフライトできる「忍野スカイスポーツ倶楽部 忍野ハンググライダー」などの体験ツアーの情報を掲載していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
■関連記事■
空高く自由に飛ぶハンググライダーとは?飛ぶ仕組みは?
スピード感で人気のハンググライダー。体験ツアー価格の相場は?
ハンググライダー、事故は大丈夫?保険は?初心者の安全な楽しみ方
落差約360m!富士山の絶景が見られる初心者おすすめのハンググライダーツアー
山梨県忍野村の「忍野ハンググライダー」!口コミからわかる5つの魅力
今、大人気の「パラグライダー」って?スカイダイビングやハンググライダーとの違いは?
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事