ハンググライダー、事故は大丈夫?保険は?初心者の安全な楽しみ方 2019.11.22 ハンググライダー
大空を鳥のように飛び回る“ハンググライダー”は、憧れのスカイスポーツ。通常でも時速30~40km、上級者用の高性能機なら時速100km以上にもなるスピード感が大きな魅力です。
だからこそ、初心者に知っておいてほしいのが、ハンググライダーの事故の危険性や安全面、保険のこと。こちらではそんな快適なツアーを楽しむために知っておきたいポイントを紹介します。
【目次】
■年齢性別を問わず楽しめる「ハンググライダー」とは?
■事故率はかなり低く、ほとんどが離着陸時に発生
■初心者体験ツアーは安心・安全!個人向け保険、スクール保険も
■安全な飛行には、インストラクターの指示に従うのが必須条件
■ケガ人ゼロ!ベテランスタッフぞろい!おすすめツアー
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年齢性別を問わず楽しめる「ハンググライダー」とは?
アルミ合金製の骨組にポリエステルの布を張った翼に吊り下がり、滑空する“ハンググライダー”は、1970年代にアメリカで始まったスカイスポーツの元祖。日本でも1976年に「第1回ハンググライダー日本選手権」が行われて以来、多くの愛好者に親しまれています。
スピード感あふれるフライトから、ハンググライダーは危険というイメージを抱くかもしれませんが、現在ではグライダーの性能も講習方法も格段に進歩!ほかのアウトドアスポーツと比べても、危険度はほとんど変わりません。
ハーネス(装具)を身に着け、うつ伏せになって機体からぶら下がる形で飛行するため、特別な筋力は必要なし。離陸や着陸時に助走できる体力さえあれば、年齢性別を問わず楽しめますよ。
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事故率はかなり低く、ほとんどが離着陸時に発生
ハンググライダーの事故といえば、墜落事故のイメージがつきまといますが、実はフライト中の墜落事故は非常に稀(まれ)。事故のほとんどは、ほかのスカイスポーツと同様、離着陸の際に障害物と衝突するなどして発生しているのです。
具体的には、状況判断を誤って離着陸エリアから飛び出して障害物にぶつかったり、急な横風で機体をさらわれて軽傷を負ったり…。知識や経験不足、ルールを守らない無茶な飛行が大きな原因になっています。
とはいえ、ハンググライダーでの事故率は1%に遠く及ばず、登山など、ほかのアウトドアスポーツと比較しても、決して事故率は高くありません。
初心者体験ツアーは安心・安全!個人向け保険、スクール保険も
主催するスクールやインストラクターは、過去の事故の原因を分析し、最適な安全対策を講じるために日々努力を積み重ねています。だから国内のツアーは、初心者でも安心して参加できるツアーばかり。
個人的にハンググライダーで飛行する場合は、多くのフライトエリアで「公益社団法人ハング・パラグライディング連盟(JHF)発行」技能証の携行とフライヤー登録、対人対物賠償責任保険への加入が義務付けられています。JHFに登録するスクール向けには、賠償責任保険もあり、フライトに細心の注意を払っています。
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安全な飛行には、インストラクターの指示に従うのが必須条件
ここまで記したように、ハンググライダーの体験ツアーでは何重にも安全対策が練られていますが、アウトドアスポーツは自然が相手。どんなツアーでも多少なりともリスクはつきものです。
インストラクターはツアーの安全な運営のために規定を順守し、トレーニングを重ねることで、危険からの回避に努めています。安全にツアーを楽しむためには、何よりもインストラクターの指示に従うことが必須条件となります。
また、グライダーには体重制限があり、スポーツ全般と同じく健康であることが重要。これらを守って、フライトを満喫しましょう!
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ケガ人ゼロ!ベテランスタッフぞろい!おすすめツアー
今回おすすめしたいのは、山梨県の忍野村にあるパラグライダースクール「忍野(おしの)スカイスポーツ倶楽部」のツアー。
忍野スカイスポーツ倶楽部は1998年の開設以来、ケガをしたお客様はゼロ。インストラクターはJHF公認教員で、ハンググライダー歴30年以上、フライト回数1万回以上のベテランぞろいなので安心です。
コースには、気軽にフライトが体験できる“トーイングフライトコース”と、インストラクターとともに大空を舞う“2人乗り体験飛行(タンデム体験)コース”があります。いずれも4歳の子供から60歳以上の高齢者まで参加可能!目の前に富士山の大パノラマを眺めながら、爽快なハンググライダー体験を満喫できます。
“トーイングフライトコース”はインストラクターがワイヤーで引っ張って浮き上がらせるので、操作の必要はなく、高さ約3m前後のフライトを楽しめます。一方“タンデム体験コース”は、インストラクターと2人で大空を飛ぶ本格フライトを実践。颯爽と空を舞うスピード感、右へ左へと自由に旋回するハンググライダーならでの飛行を存分に味わえます。
- 山梨県南都留郡忍野村内野2661
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いかがでしたでしょうか?ハンググライダーは、事故の原因やリスクをよく把握して挑めば、心置きなく安心、安全なツアーを楽しむことができます。
アウトドアレジャー予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、今回紹介した以外にも全国のパラグライダーツアーを掲載しています。ぜひ、併せてチェックしてみてください。
(編集部注*2015年9月11日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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