ハンググライダーは気軽に始められる!その楽しさと魅力とは? 2020.10.25 ハンググライダー
ハンググライダーといえば、大きな機体に乗って大空を滑空するアクティビティですが、熟練した人向けのスポーツだと思っている人も多いのでは?
実は小さな子供から初心者まで、気軽に挑戦できる身近なアクティビティなんです。上空から見る紅葉は、地上から見上げる景色とはスケールも段違い!
今回はハンググライダーの知られざる魅力と楽しさを大公開。これを読めば、きっとあなたも大空を飛びたくなること間違いなし!
【目次】
■ハンググライダーとは?
■初心者でもOK!ハンググライダー、2通りの楽しみ方
- その1.本格飛行できるタンデムフライト
- その2.座ったまま飛べるトーイングフライト
■ベテランになるとこんな楽しさも!
- 大会にもチャレンジ!
- マイハンググライダーで楽しさ広がる!
ハンググライダーとは?
ハンググライダーとはアルミ合金やカーボンのパイプでできた骨組みに、合成繊維の布(セール)を張った機体(グライダー)に乗って滑空するスカイスポーツの一種。
搭乗者は機体にベルトで吊り下がった状態で乗り込むため、“ハンググライダー(Hang Glider)”という名称になりました。
機体は金属の骨組みで形状が固定されており、そのまま投げれば真っ直ぐに飛んでいけるほど安定したデザインになっているため、パラシュートを使って滑空するパラグライダーに比べ、初心者でも比較的バランスを崩さずに滑空を楽しめます。
機体の中心あたりに取り付けられた三角形のパイプ・コントロールバーの底辺にあるベースバーを握り、コントロールバーを動かすことによって進行方向を変更したり、スピードを調節したりすることが可能です。
離陸(テイクオフ)時と着陸(ランディング)時はテクニックと経験が必要なため、しっかりと練習を重ねる必要がありますが、飛行中の操縦はコントロールバー1つなので自分の感覚で動かしやすく、爽快なフライトを楽しめるのが魅力です。
初心者でもOK!ハンググライダーの2通りの楽しみ方
ほかの航空機同様、ハンググライダーも離陸時と着陸時にはテクニックが必要ですが、どんなベテランも初めはみんな初心者!まずは初心者でも挑戦できるフライト方法で、ハンググライダーを楽しんでみましょう。
その1.まるで鳥のよう!本格飛行体験ができるタンデムフライト
まず初めに紹介する「タンデムフライト」は、経験豊富なインストラクターと初心者が横並びになる形で吊り下がって飛行する方法。離陸から着陸まで、すべてインストラクターが操縦してくれるので、初めてでも高高度のフライトを楽しめます。
山梨県南都留郡にある「忍野スカイスポーツ倶楽部」が開催する“2人乗り体験飛行コース”は、タンデムフライトを体験できる人気のツアー。雄大な自然を眺めながら、鳥になった気分で空中散歩を満喫できます。
体験場所となるのは、迫力の富士山を望める最高のフィールド!新緑や紅葉、雪景色と、富士山麓に広がる四季折々の絶景が眼下に広がります。初めてのハンググライダーで高高度から風景を楽しめるのは、タンデムフライトならでは。
これから本格的にハンググライダーを始めたいという人の導入としてもおすすめ。大パノラマの景色の中で滑空する爽快感に、きっと夢中になることはずですよ。
- 山梨県南都留郡忍野村内野2661
その2.小さい子供もOK!座ったまま飛べるトーイングフライト
もう1つの方法は、機体を凧のように紐でつないだ状態で飛行する「トーイングフライト」。
シートに座るだけで複雑な操作は不要というシンプルさから、小さな子供も保護者同伴で気軽に体験できるのが特徴です。
タンデムフライトツアーと同じく「忍野スカイスポーツ倶楽部」では、初心者でも体験できる“トーイングフライトコース”を開催しています。
約10秒間で高度約3m、約100mの距離を飛行しますが、ふわりと浮かび上がる感覚を味わったり、目の前にそびえる雄大な富士山に感動したり、短いフライトでも見どころがいっぱい!低空で飛行するため、飛行中に手持ちのカメラで撮影できるのもトーイングフライトならではの魅力です。
オプションでBBQの追加もでき、体験後に富士山を眺めながらのんびり食事をして過ごすのもOK。家族や友達、恋人と一緒に、手軽にハンググライダーデビューなんていかがですか!?
- 山梨県南都留郡忍野村内野2661
ベテランになるとこんな楽しさも!
タンデムフライトやトーイングフライトではなく、1人で悠々とハンググライダーで空を飛びたい!となったら「日本ハング・パラグライディング連盟(JHF)」が発行する技能証の取得が必要になります。
ハンググライダーはとっても奥深いスポーツ。1人でフライトできるようになると、さらに楽しさも広がりますよ!
ハンググライダーの大会にチャレンジ!
ハンググライダーは競技としても確立されており、その内容は飛行距離を競う「オープンディスタンス」と、スタート地点からゴール地点にたどり着くまでの時間を競う「パイロンレース」の2つに分類されます。
それぞれ腕時計型の小型GPSを装着して飛行することで、時間と距離を測定し、そのデータによって順位が決まります。
国内でもいくつかの大会が開催されており、参加資格を満たしていれば、経験が浅くても参加するのは夢ではありません!大会を目標に掲げればモチベーションも上がり、練習にも身が入りそうですね。
マイハンググライダーで楽しさが広がる!
ハンググライダーのもう1つの魅力といえば、自分の機体を持ち、好きなようにカスタマイズすること!
ハンググライダーの機体は日々改良され、新型モデルが次々に発売されています。好きなモデルで一式そろえることはもちろん、部品ごとの購入もできるので、自分好みのデザインやスタイルにカスタイマイズする楽しみがあります。
機体の価格は、一式そろえると50万円ほどかかります。高性能な機体になると100万円を優に超えるものも!思い切った買い物にはなりますが、自分の機体で空を飛べる特別感や、全国各地の絶景を空から堪能できることを考えれば価値のある買い物といえるでしょう。
また、機体が大きいため所有するのは難しいと思われがちですが、骨組みは折り畳めるので、車の屋根に乗せて運ぶことも可能です。
自家用車がなかったり、自宅に保管スペースがなかったりする場合は、スクールなどの倉庫に保管してもらう方法を選ぶのも手!自分のハンググライダーが欲しいと思ったら、ぜひスクールに相談してみてはいかがでしょう。
まずは気軽に挑戦!ハンググライダーの魅力を体感しよう
ハンググライダーは誰でも気軽に楽しめるアクティビティ。やってみたいという憧れを、ぜひ実現してみませんか?
今回紹介した忍野スカイスポーツ倶楽部の体験ツアーは、アウトドアレジャーの専用予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」から予約申し込みが可能です。ぜひチェックしてみてくださいね。
(編集部注*2016年11月9日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事