【決定版】ボディボード初心者のための基本用語集 2015.10.18 サーフィン
ボディボードには横文字をそのまま訳したカタカナや専門用語が多く、初心者はわからないことが多いのではないでしょうか。
ボディボードを始める前にぜひ頭に入れておきたい基本用語について解説します。
ボードの各部分に関する用語
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ノーズ
ボードの先端部分。ボディボードの場合、基本姿勢は必ずノーズを手で持つ形になります。
デッキ
ボードの表面の体を乗せる部分。
水面に接するツルツルした裏面は、「ボトム」と呼ばれます。「ボトム」は、波の斜面の一番下の部分を指す場合もあります。
レール
ボードの両サイド、側面部分。
テール
ボード下部、後端の体が乗る部分。
テールの形状には、「アーチテール」「クレセントテール」といった「ノーマルテール」と、「バットテール」という2種類に大別されます。
「ノーマルテール」は、テールが弓状になっているものを指します。「バットテール」は、テールの形が「こうもり(バット)が羽を広げているように見える」ことから名付けられたそうで、テールの中心部分が山のようになって出ているのが特徴です。
チャンネル
ボトムのテール寄りにある溝のこと。水はけを良くするためのボトムにある溝は「コンケーブ」と呼びますが、「チャンネル」は「コンケーブ」よりくっきり掘ってあるものを言います。
「コンケーブ」と同様に水はけを良くしてスピードアップを図るだけでなく、「チャンネル」は通常テールの左右に掘ってあり、ターンの際に水を食い込ませやすくする目的もあります。
風の種類に関する用語
オフショア
岸から沖に向かって吹く風。
オンショア
沖から岸に向かって吹く風のこと。「オフショア」の反対。
波の各部分、場所、様子に関する用語
ブレイク
うねりが崩れて波になること、波が崩れる様子。
「波が割れる」とも言います。
アウトサイド
波が崩れているところより沖側のこと。
インサイド
波が崩れているところより岸側のこと。「アウトサイド」の逆。
混雑している時は非常に危険な場所なので、注意が必要です。
スウェル
波が崩れる前に盛り上がって移動している状態、波のうねり。
大きな低気圧や台風から起こる大規模なうねりは、「グランドスウェル」と呼ばれます。
フェイス
波の斜面のこと。
トップ
ボトム
波の一番下の部分、底部。
ピーク
波の斜面の最上部で、波が最初に崩れる部分。
リップ
波の斜面の今にも崩れそうな波の先端、崩れ始めた部分のこと。または、波が崩れる直前の様子。
ショルダー
波が立ち上がってリップになるまでの部分、崩れていない波の肩の部分のこと。
サイズ
波の大きさのこと。波のボトムからブレイクする直前のトップとの差を指します。
脛、膝、腿、腰などと、一般的に人体の部位で表現します。
波の種類に関する用語
トロい波
一旦波がブレイクしますが、その後がダラダラとして力がない波のこと。
掘れた波
波の斜面が急で激しく巻き上げている波のこと。
「掘れた波」は、サーフィンのロングボードではボードが長く海面に突き刺さってしまうため、ボディボード、ショートボードで楽しむのに適しています。
厚い波
「掘れた波」の反対。力がなくなかなか崩れない波。「トロい波」に近い状態の波のこと。
同義語に「タルい波」があります。
切れた波
波のピークがはっきりしていて、ピークからショルダーへと順序良くきれいにブレイクする波。
風波
オンショア(沖から吹いてくる風)が吹いた時などに立つ波で、色々な場所でブレイクしてまとまりのない波のこと。
ポイントブレイク
常に決まった場所に波のピークが来てブレイクする波のこと。
スープ
波が崩れて白く泡になっている部分、またはブレイクした波が白く泡立つ状態になること。
英語では「ホワイトウォーター」と言います。
ダンパー
一気にブレイクしてしまい、滑る斜面がない早い波のこと。
カール
波が崩れかかって円筒状の空洞になった部分。
チューブ
波が崩れる力が一番大きい場所でカールが連続してできる状態、またはそのようにカールしている波。筒状にリップが巻く波のトンネルのこと。
ショアブレイク
岸(ショア)近く、波打ち際で割れる巻き波のこと。
グーフィー
岸側から沖を見た場合、左から右へとブレイクしていく波。海に入り沖を背にして岸に向いている場合は、右側から左側へと崩れていく波のことを指します。
「レフトブレイク」とも言われます。
レギュラー
岸側から見た時に、右側から左側へとブレイクする波。「グーフィー」「レフトブレイク」の反対語。
セット
周期的にやって来る波の集団。
カレント
海上の潮の流れ。または沖に戻る波が一箇所にまとまること、流れの速い引波。
ボディボードでの動作に関する用語
波待ち
波が来るのを待っていること。
テイクオフ
波に乗ること、またはその動作のこと。
ボディボードでは、ボードが滑り出した瞬間を「テイクオフ」と言いますが、サーフィンではボードの上に立った瞬間が「テイクオフ」になります。
ライディング
波に乗ること全ての総称。
プルアウト
自分の意思でライディングを中止すること、波の沖側に逃げること。
ワイプアウト
波に乗っている最中に転んだり、波に呑まれたりすること。
クローズアウト
波が大きすぎたり、風が強すぎて波乗りができない状態。
ビーティング
ボードに乗ってバタ足でキックすること。「キック」「キッキング」も同義語。
パドリング
ボードの上に乗って手で漕ぐこと。ボディボードは通常、ビーティングで進むため、パドリングはあまり行いません。
ボディボードの基本的なテクニックに関する用語
ゲッティングアウト
ビーティングしてアウトサイド、すなわち沖へ出て行くこと。これができなければ一生波乗りできないと言われるほど、基本中の基本のテクニック。
ターン
上下に動いたり、反転したりして方向転換すること。
ボトムターン
波の底部、ボトムでターンする基本技。
トップターン
波のトップで行うターン。
カットバック
進行方向から反対にUターンし、波のリップに戻るテクニック。
ドルフィンスルー
向かって来た波を回避して沖へ出るゲッティングアウトの方法のひとつ。
波の手前でボードの先を沈めて体ごと波の下に潜り込み、波を越える基礎テクニック。
海でルール違反となる行動に関する用語
ドロップイン
一般的なルールとして、波に乗る優先権は波のピークに一番近い人にありますが、優先権を持つ人がテイクオフしているにも関わらず、それを無視して同じ波にテイクオフすること。
「前乗り」とも言い、決してやってはならないルール違反です。
スネーキング
テイクオフしようとしている人の目の前を横切って波のピーク側へ回り込んだり、パドリングの邪魔をしたりして、波を横取りすること。波のピーク側に一番近い人が波乗りできるという優先権のルールの悪用であり、「ドロップイン」同様、明らかなルール違反。
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この用語集を読んだだけでも、ボディボードの奥深い世界の一端がお分かりいただけたのではないでしょうか。
今回は頻繁に使う用語のみを取り上げましたが、ボディボードで使用する用語は、これ以外にも多数存在します。
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