SUP初心者におすすめ!STARBOARD(スターボード)「iGO ZEN」は安定感抜群で乗る楽しさを味わえる! 2020.09.21 news
ここ数年、すっかり人気が定着した感のあるSUP(スタンドアップパドルボード)。海や湖へ行けば、SUPで優雅にクルーズしている人たちを見かけます。
近頃その楽しさにハマってマイボードを探している筆者が、初心者向けSUPボードの人気モデル、STARBOARD(スターボード)「iGO ZEN」に乗ってみました!
【目次】
■SUPボードが欲しい!
■そもそもSUPとは?
■ボードの種類はどんなものがある?
■STARBOARDの「iGO ZEN」とは?
■膨らませて海で乗ってみた!
■片付けも意外と簡単
SUPボードが欲しい!
最近はツアーに参加する人だけでなく、自前のボードを持ってきてSUPを楽しんでいる人も増えてきました。そこで気になるのが、みんながどんなボードを使っているのか。前々からボードを欲しかったのですが、ショップにも出入りしていないし、どんな種類があるかも正確には把握していません。
色々調べていくうちに、初めてでも導入やすいボードを見つけました。それがSTARBOARDの「iGO ZEN」。理由は以下の3つです。
①納得できる品質・価格
②信頼できるブランド
③安定感のある幅広タイプ
初めて購入するなら中古でとも思いましたが、知り合いが中古で買って2回しか乗っていないにも関わらずバーストしたという話を聞いたためパス。新品なら通販サイトで全部セットで40,000円ぐらいからありますが、やっぱり命を預ける乗り物だけに、信頼性を考えると、名の知れたブランドが選択肢として上がります。
STARBOARDは、SUPギアの先駆者的存在で、エントリー向けからレース用まで幅広い道具が揃うブランド。ポリネシア文化によく見られる「ティキ像」のアイコンが描かれたボードを、海で見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
「iGO ZEN」はパドルなしで価格は90,000円(税抜き)。レース用のボードは400,000円以上のものもあるので、エントリーモデルとしての機能を考えると納得できる価格といえます。
考えているボードのタイプは、インフレータブル(空気で膨らませるタイプ)のオールラウンドモデル。SUPにはスタイルによってさまざまな形がありますが、まだ自分のスタイルが定まっていないので、幅が広く安定感があって、ある程度の距離を漕ぐのもOKなオールラウンドモデルにしようと思ったわけです。
そもそもSUPとは?
おさらいになりますが、そもそもSUPとはスタンドアップパドルボードのこと。サーフィンに使われるようなボードに立ち、1本のパドルを使って漕ぎ進むアクティビティです。
海や川、湖など水上の遊びで近年人気で、最近はSUPフィッシングやSUPサーフィンを楽しむ人も増えています。また各地で大会やイベントも開かれるようになりました。
ボードの種類はどんなものがある?
SUPボードの構造は大きく分けて2つ。ハードタイプと、空気を入れて膨らませるインフレータブルタイプに分かれます。
ハードの特性はボードの安定感。波の影響でボードが歪むことがないので、乗り味はやはりハードタイプに軍配が上がります。デメリットはやや高価なことと、畳めないので収納が大変なことでしょうか。
インフレータブルの特性は機動性の良さ。畳んで持ち運びできるので、家にボードを保管するスペースがない人や、電車で出かけてSUPを楽しみたい人にはぴったりです。
デメリットはハードタイプと比べると剛性が少ないこと。波の影響を受けやすく、直進性もやや劣るとされます。また、ハードタイプと比べると厚みがあり、風に流されやすいのもマイナス面といえるでしょう。ただし、SUPメーカー各社の技術進歩により、近年はデメリットを感じないほど機能に優れたインフレータブルSUPも発売されています。
カテゴリーはレース用やオールラウンド用などが主流です。レース用は水の抵抗を受けにくい細めのシェイプで、直進性に優れています。レースに出場するのはもちろん、「湖を一周してみたい」「島を往復してみよう」など、長い距離を漕いでみたい人に向いたモデルです。
ゆったりと楽しむオールラウンドは幅の広さとボードの長さのバランスが考えられており、さまざまな遊び方が可能。ある程度の距離を漕いだり、SUPフィッシングをしたり、サーフィンにチャレンジしたりとそつなくこなせる優等生タイプです。
STARBOARDの「iGO ZEN」とは?
「iGO ZEN」は長さ10.8フィート(約325cm)、幅33インチ(約83cm)のオールラウンドシェイプのボード。
デッキ、ボトム、レールの接着は接着材ではなく熱溶着方式が採用されており、また、ドロップステッチに「リニアドロップステッチ」という方式を取り入れ、軽量性・耐久性・剛性などさまざまな点で優れています。
SUPを始めようと考えている人には心強い、高コストパフォーマンスのモデルです。
「iGO ZEN」のセットにはバッグ、SUPボード、フィン、リーシュコード、空気入れが含まれます。
収納用バッグはバックパックのように背負えるため運ぶのも楽々。ストラップが幅広く、肩への食い込みが少ないところが個人的に高ポイントです。
またキャスターも付いており、舗装路や建物の中ではビジネスバッグのように転がして運べるのもうれしいところ。
パドルは付属していないので、別で買い求めることになります。今回は別売りの4ピースのカーボン製パドル(20,000円/税抜き)を使用しました。パドルには目盛りがついているため長さの調整は容易。今回は身長プラス15cmに合わせました。
膨らませて海で乗ってみた!
今回、都心から電車で気軽にアクセスできる逗子海岸で、「iGO ZEN」に試乗する機会に恵まれました。さっそく空気入れでSUPボードを膨らませます。
空気入れはシングルアクションとダブルアクションを切り替え可能です。ダブルアクション(ポンプを下げる際だけでなく、引き上げる際にも空気が注入される仕様)でポンピングしていき、ある程度空気が入ってポンプが重たくなってからはシングルアクションに切り替えました。
空気入れにはメーターが付いており、適切な空気圧が瞬時に分かるのがポイント。
空気入れにかかる時間はおおよそ10分というところです。空気圧は15-18PSIなので、グリーンのところがベスト。15PSIまで入れましたが、10〜15までがきつく、かなり体力を消耗。空気を入れるだけで汗だくになります。複数人で使用するときには交代しながら膨らませるのがおすすめですよ!
海に入る前に、付属のリーシュコードを装着します。ブラックとライトブルーの組み合わせがスタイリッシュな印象。ストラップ部分は編み込みのネットのような作りになっており、柔らかく扱いやすいタイプです。ボードの上でストラップを踏んでも足の裏がゴロゴロしないのもいいところ。
試乗当日は、海上は風と波が若干出ていたものの、幅広で安定感が高く、表面のデッキパッドは、濡れたシューズでも滑りにくく、しっかりグリップ。横からの波でも問題なく立っていられました。
幅が広い分、沖に向かってまっすぐ漕ぐ際にはもっともったりするかなと思っていたのですが、意外とすいすい進み、ターンもキビキビ。SUPを思いのままに操っている気分にさせてくれるボードでした。
これだけ幅広で安定感があると、SUPフィッシングやヨガにもぴったり。今回は海でしたが、波のない湖なら防水バッグに飲み物を入れて、ロングクルーズにも良さそうです。
片付けも意外と簡単
まずはボードを裏返して、フィンを外します。フィンははめ込んで、ネジで固定するタイプですが、ネジの頭が握りやすい形状になっているので取り外しも簡単。小さなネジなので、失くさないよう注意しましょう!
空気は、バルブを押せば簡単に抜けます。開放状態で固定されるので、放置しておいてOK!バルブの反対側(ボードの先端側)から、ボード内の空気を押し出していくようにしてSUP本体を畳みます。
また、空気入れには「OUT」側と「IN」側の差込口があるのですが、「IN」側にホースを差し込んで本体とつなぎポンピングすると、しっかり空気を抜ききることができて収納の際便利です。
空気を抜いて丸めるまでに、かかる時間は5分程度ですが、海から上がったSUPには砂が付いているので、必ず落としてから丸めましょう。また、塩がついていると劣化の進みが早いので、できれば帰ってから水で洗い、乾燥させてから丸めるようにしましょう。
バッグはボードに対してかなりゆったり目に作られているので、大雑把でもパッキングはまったく問題ありません。きれいにたためばライフジャケットや着替えも入れられそう。バッグひとつで行動できると移動が気軽になりますよね。
「iGO ZEN」でSUPデビューを飾ろう!
今回のコロナ禍で、運動不足を感じている人や、アウトドアで遊ぶ趣味が欲しい!と考えている人は多いのではないでしょうか。STARBOARDの「iGO ZEN」は、コストパフォーマンスで満足できること間違いなし。豊かなライフスタイルを実現してくれる、最高の相棒となるはずです!
(文:林創)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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