都心に激流が出現!国内唯一の人工コースでのラフティングが楽しすぎた! 2020.09.25 ラフティング 江戸川
2019年、観覧車や水族園で人気の葛西臨海公園の隣に誕生した「カヌー・スラロームセンター」。カヌー・スラロームの競技会場として作られたもので、国内では唯一の人工コースとなります。
カヌーをはじめとした水上競技の大会開催や、アスリートの強化育成を行う場として使用される予定ですが、期間限定で一般も参加できるラフティングツアーの開催が決定!
2020年10月1日の営業開始に先立ち、人工カヌーコースでのラフティングがどんなものなのか、実際に体験してきました。想像以上のスリルと興奮の連続だったその内容をお届けします!
【目次】
- 「カヌー・スラロームセンター」のここがすごい!
- スリルの連続!人工コースには想像以上の興奮が待っていた!
【column】ラフティング前後には「葛西臨海公園」で遊ぼう
<<東京都で体験できるラフティングツアーの一覧はこちら>>
「カヌー・スクロームセンター」のここがすごい!
長さ約200mの競技コースと長さ約180mのウォーミングアップコース、さらに競技コースの激流を静水に整えるフィニッシュプールの3エリアを備える「カヌー・スラロームセンター」。
コース内の水は水道水で、3基のろ過機によって水質を維持しています。送水量は毎秒約12t!競技コースは平均勾配が約2%、高低差が4.5mあり、重力に従って水が流れることで激流が生まれます。
競技コース内にはいくつもの障害ブロックが設置され、水の流れが障害ブロックに当たって複雑なうねりや渦、波を作り出します。コース内での大きな落ち込みは2つ、流れが速くなる瀬は7つ以上あり、200mの距離にこれだけの流れの変化を作れるのは人工コースならでは!
またカヌー・スラロームセンターの魅力は、立地にもあります。最寄駅となるJR京葉線「葛西臨海公園」駅からは徒歩約15分で、電車でも楽々アクセスが可能。コースから目に入るのは高層ビル群や高架橋、高速道路といった都会的な風景で、中でも管理棟の後ろに観覧車がそびえる姿は印象的!
本来豊かな自然の中で楽しむラフティングですが、カヌー・スラロームセンターでは都会にいながら人工的に作り出す激流によって、エキサイティングなラフティングを堪能できるのです。
息つく暇もないスリルの連続!人工コースには想像以上の興奮が待っていた!
今回体験したのは、小学1年生から参加できる“ラフティングコース”。ガイドをしてくれたのは、なんとカヌー・スラローム日本代表の吉田拓選手でした!
通常ならば吉田さんをはじめ、選手しか使用できない競技用の人工カヌーコースがラフティングの舞台。今後、国際大会も開催予定と聞けば「ここで世界各国の代表選手が競い合うのか〜」と、高揚感が湧き上がります!
ウォーミングアップコースをパドリング(パドルを使って漕ぐこと)しながら進んだ先には、競技コースまでの移動に使うベルトコンベアが待ち構えます。ボートに乗ったままゆっくり上っていくと、遠くに荒川越しの高層ビル群が!カヌー・スラロームセンターは都心にあるものの、隣接するのは公園や川、海であるため視界がとても広いのです。
いよいよ競技コースに入れば、最初から大きな波!体が浮くほどの衝撃に、このままでは流されると足腰に力を入れました。その後も何度も襲いかかる波!波!波!大きな瀬では吉田さんが「しゃがんでー!」と声をかけてくれるので、パドルを立ててボート内にしゃがみます。瀬を過ぎたらまたパドリング。
豪快な波の数々にテンションが上がるのはもちろん、自分の一漕ぎ一漕ぎがボートを動かしているという実感がさらに楽しさを倍増させます。慣れてくると、パドルが水をかく感触がちゃんとわかってくるんです!ボートを動かす一員になれること、これもラフティングの醍醐味なんですね。
競技コースを下る最中には逆流にボートを乗せ、上流からの激しい水流をかぶり続ける“サーフィン”など、ガイドのテクニックを活かした遊びも繰り出され、全長200mのコースにはドキドキがいっぱい!
自然の川と違って安全性が高く、コンディションが保たれた人工コースでは、希望次第でツアーをさまざまにアレンジできるそう。吉田さん以外にも、カヌーやラフティングの国際大会で活躍するプロが同乗するので、いつ行ってもエキサイティングな体験ができることは間違いありません。
今シーズンのツアー開催は、2020年10月1・2・4・7・14日の5日間のみ!都心での刺激的なラフティング体験、ぜひあなた自身も味わってみてください。
- 東京都江戸川区臨海町6-1-1 カヌー・スラロームセンター管理棟
ラフティング前後には「葛西臨海公園」で遊ぼう!
カヌー・スラロームセンターが開催するラフティングツアーの所要時間は約2時間半。ツアーの前後にも遊ぶ時間はたっぷりあるので、隣接する葛西臨海公園へぜひ立ち寄りましょう。
葛西臨海公園は東京都が管理する大規模な公園。日本最大級の大きさを誇り、公園の象徴ともいえる「ダイヤと花の大観覧車」をはじめ、ペンギンやクロマグロに出会える「葛西臨海水族園」、磯遊びができる人工渚「西なぎさ」など、遊びの要素が盛りだくさん!
ラフティングの後に葛西臨海公園へ行くのなら、まずはBBQで腹ごしらえがおすすめです。園内には「SORAMIDO BBQ」「バーベキュー広場」という2つのBBQスポットがあり、どちらも手ぶらで利用OK。休日をラフティングとBBQで楽しめたら最高ですね。
ランチは手早く済ませたい人も安心。カフェやレストランもあり、テイクアウトメニューも充実しているので、ピクニックもできます。
夕暮れになったらガラスでできたレストハウス「クリスタルビュー」を通り抜けて、展望広場へ移動しましょう。東京湾に沈む真っ赤な夕日を望めますよ。(写真/PIXTA)
- 東京都江戸川区臨海町6丁目
- 03-5696-1331
遠くに行かずとも都心で大興奮のラフティング!
新型コロナウイルスの感染拡大によって、遠方へのお出かけをためらう人もいるのでは。都内で何かできないかな〜と考えている人は、ぜひカヌー・スラロームセンターへ行ってみませんか?
激流の中で必死にパドルを漕げば、日頃のストレスも吹き飛んですっきり爽快!気持ち良い1日を過ごせますよ。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、全国の川で体験できるラフティングツアーも多数紹介しています。こちらもぜひチェックしてください。
(文:松尾ちはる)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事