電車に乗ってSUPへGO!Mistral(ミストラル)の「Adventure」はフルセットなのに持ち運びが楽々でした 2020.09.28 news
去年、湘南の海までアクセスしやすい場所に引っ越し、休日は海で遊ぶ機会が多くなりました。
海ではさまざまな遊びを楽しんでいる人がいますが、中でも特に多く見かけるのがSUP。老若男女、個人、グループ問わず楽しんでいる姿が目立ちます。
波に乗ってターンするサーフィンは見るからに難しそうですが、SUPならなんとかできそう。毎週末海でSUPに打ち込むライフスタイル、かっこいいじゃないか…!
とはいえクルマがないので無理かと諦めていましたが、調べてみると持ち運べるタイプにも、初級者向けから上級者向けまでさまざまなボードがあることがわかりました。さらに、選ぶとき重視したいポイントも明確になってきました。
【目次】
■欲しいのは、気軽に持ち運びできて高品質なSUP
■Mistral(ミストラル)の「Adventure」とは
■すぐに始められるセット内容がGOOD
■収背負っても引っ張っても◎な収納バッグが便利
■SUP本体の取り扱いやすさは?
■空気を抜けば簡単に片付けられる
欲しいのは、気軽に持ち運びできて高品質なSUP
今回ボードを選ぶにあたり重視するポイントは以下の3つ。
①持ち運びしやすい
これが大前提。筆者は車を持っておらず、電車かレンタカーで移動することを考えると、一番重要なポイントです。
また、家の中にもあまりスペースがないので、コンパクトに収納できればいうことなし。
海辺の一軒家に住み、SUPボードをラックに何台も立てかけて、その日の海に合わせて使い分ける。いつかそんな生活を送ってみたいですね…。
②乗りやすく、家族や友人と一緒に使える
あまり尖った趣向のタイプでなく、初心者や未経験者が使える万人向けのもの。
家族や友達と出かける時に持っていき交代で使うのを想定しているので、簡単にSUPの楽しさを感じられるものが一番です。
③何シーズンも使える
しっかりした作りのもの。初心者が使えるといっても、1シーズンで壊れてしまうような構造のボードは選ばないようにします。
また、欲張った意見になりますが、初心者でもいきなり使えて、趣味として使うにもある程度満足できるようなもの。もし本格的なボードを買った後にもサブで使えるようであれば最高です。
上記の条件で探していると、オールラウンドタイプのインフレータブルボードというキーワードが明確になってきました。
インフレータブルタイプは空気を注入し、膨らませて使うボードなのですが、近年技術はどんどん進歩しており、浮き輪や浮きボートなどの遊具とは一線を画すもの。
Mistral(ミストラル)の「Adventure」とは
調べているうちに、条件にぴったりなボードを発見。Mistral(ミストラル)のインフレータブルSUP「Adventure」というモデルです。後述しますが、本体、3ピースタイプのパドル、リーシュコード、空気入れがセットになって、税抜き98,000円。名の知れたブランドのSUPとしては、破格のプライスです!
全長は11.5フィート(350cm)、全幅32インチ(81cm)のオールラウンド型。ただしオールラウンドモデルとして販売されているSUPの中ではやや全長が長めで、長い距離を漕ぎ進むのにも適したシェイプです。レース用のSUPを多く製造しているMistralブランドならではのこだわりでしょうか。オールラウンドだけどちょっとした特徴があるというところがユーザーの心をくすぐりますよね。
重量が8.2kgと軽いのもポイントです。
すぐに始められるセット内容がGOOD
こちらのモデルは、オールインワンともいえるセット内容で、すぐにSUPを始められます。以下が付属品です。
・SUP本体
・フィン
・3ピースアルミパドル
・リーシュコード
・ダブルアクション式空気入れ
・収納バッグ
・リペアキット
ここに水着やライフジャケットなど水遊び全般で使う道具をプラスすれば、すぐにSUPを始められます。
今回ライフジャケットは別売りのRESTUBE(レスチューブ)の「レスチューブ・クラシック」(11,000円/税抜き)を使用しました。
背負っても引っ張っても◎な収納バッグが便利
一番気に入ったのが収納用のバッグ。よくある「セットに付属している簡易的なもの」という印象ではなく、しっかりした作りで安心感があります。
サイズは88×44×26cm。ショルダーストラップが付いており、バックパックのように背負って移動できます。
ショルダーストラップが付いている面にはジッパー付きのフラップがあり、ストラップを収納することが可能。リーズナブルなセットとは思えない、凝った作りのカバンに驚きました。
反対側の面にはハンドループがあり、バッグを転がして運ぶこともできます。電車のホームや道路を歩くときは転がして、地面が荒れている場所では背中に背負って行くのが良さそう。これなら電車に乗ってSUPに行くのも問題なしです。
バッグの底にもハンドルが付いているため、クルマのトランクから取り出すのも楽々。至れり尽くせりの仕様は文句なしです。
SUP本体の取り扱いやすさは?
今回は逗子の海でSUPにチャレンジ。
まずは空気入れのノズルを、SUP本体にある空気弁に差し込みます。
ここでのポイントは、中心部にあるバルブが上がっているのを確認すること。バルブが下がっていると、空気を入れた後にチューブを抜いたら勢いよく空気が抜けてしまう、なんてことに。炎天下ではこれだけで心が折れてしまう可能性もありますので、注意しましょう。
毎度のことながら、インフレータブルタイプで一番大変なのが空気入れ。一見、膨らんだように見えても数値上はまだまだ。空気圧が黄色のエリアからグリーンのエリアに来るまでがひと苦労です。当初、やけに握りにくかったのですが、カバンの中にプラスチックの筒状のパーツが転がっていたのを思い出し、取り出すとビンゴ。ハンドルの横に装着するパーツで、取り付けたら格段に握りやすくなりました。
空気入れはシングルアクション/ダブルアクションを選択できる仕様。シングルはポンプを押した時だけ空気が入る状態で、ダブルは押した時も引いた時も空気が入ります。最初は「ダブル」を選択し、勢いよくポンピングしていきましょう。
最初は腕だけでポンピングをしてしまいすぐにクタクタになったのですが、次第にコツをつかんできました。腕と上半身はあまり動かさずに、膝の曲げ伸ばしでポンピンングしていくのがおすすめです。
空気入れにはメーターが付いており、ベストな空気圧が一目瞭然。今回は13psiまで膨らませました。
空気が入ったらボードを裏返し、フィンを差し込みます。
このSUPの組み立てで唯一、スムーズにいかなかったのがフィンの取り付け。フィンを固定するためのネジは握る部分が細くて、力がなかなか入らず。締め込みすぎると外す時にちょっと大変なので、小型のレンチを持っておくと良いかもしれません。
パドルは3分割構造になっていて、3つをつなぎ合わせて1本にします。アルミ製なのでやや重みがありますが、初めて使うには十分。
今回パドルの長さは身長+15cmの195cmに設定しました。パドルには目盛りが刻まれているので、長さの調整は簡単です。
リーシュコードはカールコードタイプなので、ボード上で邪魔にならないのがGOOD。
いよいよSUPに乗ってみました。最初に調べた通り、安定感抜群ながら直進性にも優れており、とても扱いやすい印象です。漕ぐとその分加速して進んでくれる感じがとても心地よく、少し遠くを目指して漕ぎたくなります。
また、波が少ない時なら誰でも立ち上がって漕げそうなので、家族や友達と使いまわすにもぴったり。
機動力と安定感に優れているので、ポイントを移動しながら釣り糸を垂らすSUPフィッシングにも使ってみたくなりました。
空気を抜けば簡単に片付けられる
使った後のSUPボードの収納は意外と簡単。バルブを押してひねれば簡単に空気を抜くことができます。
バルブを押し下げた開放状態で固定しておき、バルブの反対側(ボードのテール側)から、ボード内の空気を押し出してSUP本体を畳みましょう。かかる時間は5分程度です。
海から上げたSUPには海水と砂が付いているので、大方落としてから畳むのがベスト。水道が近くにあれば簡単に流せますし、もしなければペットボトルやバケツ、簡易シャワーなど用意しておくといいかもしれません。
家に帰ったら再度しっかり水で洗い、乾燥させてからしまうようにしましょう。
Mistral(ミストラル)の「Adventure」はマイカーなしの水遊びにぴったり!
「海や湖の近くに住んでいないから」「マイカーがないから」そんな理由でSUPデビューを諦めている人にぴったりなのがMistral(ミストラル)の「Adventure」!すてきなアウトドアライフを送りたい人は、ぜひサイトをのぞいてみてください!
(文:林創)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事