春を快適に過ごせる!女性用ハードシェルアウター7選 2022.03.28 news
ハードシェルアウターは、悪天候時の登山をはじめ“ハード”な環境下での使用を想定して作られた耐久性の高いウエアです。
高い防風性と防水性を備えているため、アウトドアアクティビティだけでなく普段使いとしても活躍します。
最近では「ゴアテックス(R)」に代表される「薄い膜=メンブレン」を使った高機能なアウターが人気。高い防水性がありながら透湿性に優れ、着心地も快適です。
高機能なハードシェルアウターをひとつ持ってるだけで、過酷なアウトドアシーンや、雨の日や風の日でも快適に過ごせます。
【目次】
■アウトドアブランドのおすすめハードシェルアウター7選
- 1.防水透湿に優れたハードシェルアウターの名作ジャケット
- 2.体の熱を利用し保温力抜群。小雨や泥汚れにも強いショートシェル
- 3.持ち運びに便利なパッカブルタイプのミドルコート
【column】2レイヤー、3レイヤーの違いとは
- 4.快適でおしゃれにアウトドアを楽しみたい人におすすめ
- 5.コンビカラーが目を惹く北欧デザインの防水透湿アウター
- 6.あらゆるコンディションに対応するミニマルデザインなアノラック
- 7.日本発アウトドアブランドのマウンテンパーカー
アウトドアブランドのおすすめハードシェルアウター7選
ハードシェルアウターはさまざまなブランドから高機能モデルが発売されており、最近では持ち運びに便利なパッカブルタイプや、インナーにダウンやフリースをセットできるタイプなど選択肢が増えています。
今回は人気アウトドアブランドの高機能なハードシェルアウターを7着ご紹介。この機会に自分のライフスタイルにあった1着を見つけてみてください。
1.防水透湿に優れたハードシェルアウターの名作ジャケット
ザ・ノース・フェイス
ドットショットジャケット(22,000円)
数あるハードシェルジャケットの中でも定番のモデルといえば「ドットショットジャケット」。ゆったりシルエットで薄手から厚手のミドルレイヤーとも合わせやすく、オールシーズン使えるのが魅力です。
生地には軽量でしなやかでありながらドライな肌触りが特徴の“HYVENT-D(ハイベント ディー)”を採用。ザ・ノース・フェイスが独自開発したこの2.5層の防水透湿素材は、ナイロン素材の肌面に施したメッシュ状の特殊コーティングにより快適な着心地を実現。冷気を遮断しながら高い防水透湿性を確保しているため、日帰り低山や富士山、また高原キャンプなど天候や気温の急変にも対応してくれます。
バックパックのウエストハーネスに干渉しない位置に設置されたウエストポケットや、防風防水性を考慮したフロントジッパーのダブルフラップ仕様など、使う人の快適さが考慮されているのも人気の理由で、シェルアウターの完成形ともいえます。
また、前身頃よりも後身頃が長めなのでスタイルがよく見える上、トレンドに左右されないタイムレスなデザインは、街着としてファッションに取り入れるのもおすすめです。ブラック、ニュートープ、マッチャグリーン、ユーティリティブラウン×ケルプタンの4色展開。
(問)ザ・ノース・フェイス
2.体の熱を利用し保温力抜群。小雨や泥汚れにも強いショートシェル
コロンビア
ウィメンズレイクパウエルジャケット(17,600円)
アウトドアだけでなくタウンユースやトラベルシーンなど幅広いシチュエーションで使えるのが、コロンビアの「ウィメンズレイクパウエルジャケット」。
コロンビア独自開発素材の熱反射保温機能“オムニヒート”を裏地に採用しているため、薄手ながらも保温性が高く暖かい。肩や肘の立体裁断やアンダーアームのマチ仕様によってアクティブな動きを妨げず、春のアウトドアアクティビティにぴったりのアウターになっています。
裏地に配置されたリフレクティブドットは、体温を反射しながら蓄熱してくれるのが特徴。アルミホイルのように1枚の生地にせずドット状に配することで、隙間から湿気を放出し適度な温度を保つことができ、柔軟な着心地も実現しています。
表地に使われている“ヘザーソフトシェル”はナチュラルな印象の杢(もく)調でカジュアルな着こなしにぴったり。またフードを外してスタンドカラー仕様にもでき、ファッション性の高い1着です。シンプルなデザインとショート丈で細身のシルエットは、パンツやフレアスカートなどさまざまなボトムスを合わせられます。
カラーはBritish Tan、Hiker Green、Collagiate Navyの3色展開。
3.持ち運びに便利なパッカブルタイプのミドルコート
アウトドアリサーチ
ウィメンズ プロローグストームトレンチ(28,600円)
アウトドアリサーチの「プロローグストームトレンチ」は、アウトドアシーンで十分通用する防水性や防風性、透湿性を備えながらも、タウンユースでの使用を想定した都会的なデザインのミドル丈シェルアウターです。
すべての縫い目にシームテープを施し高い防水性があるため、レインアウターとして日常使いしたり、キャンプに持って行ったりと雨の日に活躍してくれること間違いなし。
ストレッチの効いたストレスフリーな着用感や左ポケットに小さく折り畳めるパッカブル仕様、ミドル丈ながらも重さ約320gの軽量性など実用性の高いシェルアウターです。
生地には、快適な着心地と伸縮性に加えて透水防湿性に優れたVentia社の“40デニールメカニカルストレッチミニリップストップ2.5レイヤー”を採用。また、高く設定されたネック周りとフードにより、視界を確保しながらも濡れる部分を極力減らせます。フードは巻き止めて収納できるためスタンドカラーにして、冬の冷たい風よけのアウターとして使うのも◎。スタイルを隠してくれるロングシルエットもうれしいポイントです。カラーはブラックの1色展開。
(問)A&F カントリー
2レイヤー、3レイヤーの違いとは?
アウターの詳細を見ていると生地のところに「2L(レイヤー)」「3L(レイヤー)」と表記されていて「なんのことだろう?」と思ったことはありませんか?この「L(レイヤー)」というのは生地の層のことを指しています。
「2L」とは、表地の裏側にメンブレン素材を貼って2層(表地+メンブレン)にした生地のことで、メンブレンが剥き出しになっている分、肌にまとわり着くような不快感が出てしまうため、メッシュなどの裏地が必要になります。また、ダウンなどの中綿を封入するときの表地として使われることもあります。
「3L」とは、透湿防水素材を表地と裏地で挟み込むように圧着した3層(表地+メンブレン+裏地)の生地。防水防風性に加え肌離れがよく裏地を使用しないため、薄手ながら快適に着用できるのがポイント。一番外側に着るハードシェルアウターや、レインアウターとして使われることが多いです。
最近では「2.5L」と呼ばれる、内側にラミネートプリントをすることで「2L」よりも肌離れがよく「3L」よりもしなやかで軽量性の高い生地も増えてきています。
4.快適でおしゃれにアウトドアを楽しみたい人におすすめ
エーグル
透湿防水 オマーチュ ジャケット(35,200円)
フランスに本拠地を構えるエーグルはレインブーツの製作からブランドをスタートし、最近ではおしゃれなデザインかつアウトドアで着られるスペックを持つウエアを多く取り扱っています。
「透湿防水 オマーチュ ジャケット」は腰回りをゆったりと包み込むような、フェミニンなサイドシルエットのミドル丈マウンテンパーカー。生地には、優れた防水性と防風性を持ちながら、体からの湿気を逃す透湿性も併せ持つ“MTDメンブレン”を使ったナイロン素材を採用。シーム加工を施すことで防水性もUP。雨を防いでくれるだけでなく冷気も防いでくれます。別売りのライニングも装着可能で、フリースなどのミドルレイヤーを合わせれば冬でも暖かく過ごせます。
機能性だけでなくウエストを絞ってくびれを作れるなど、レディースらしいデザインもエーグルならでは。ちょっとおしゃれをしてアウトドアを楽しみたいという人にぴったりのシェルジャケットです。カラーはブラウンとネイビーの2色展開。
(問)エーグル
5.コンビカラーが目を惹く北欧デザインの防水透湿アウター
ピークパフォーマンス
W Pac Jacket(33,000円)
街と山でシームレスに着られ、肌身離さず持ち歩ける「W Pac Jacket」を展開するのは、スキーヤーや登山家など多くのプロアスリートから支持を得るピークパフォーマンス。
このアウターは、北欧アウトドアブランドらしい洗練されたコンビカラーのデザインが特徴。そして、ソフトながらハリのある生地感のためフードの立ちも良く、顔周りにフードがあることで小顔効果も得られるのだとか。
防水透湿性に優れた“ゴアテックス2.5レイヤー”を採用し、ソフトシェルジャケットのようなしなやかな肌触りが特徴。ミドルレイヤーとして、寒い時には上からビッグサイズのアウターを羽織るのもおすすめです。
後身頃が長くなっているためお尻が隠れるのもポイント。また、コンビカラーのデザインにより、のっぺりとしがちなマウンパスタイルの後ろ姿もスッキリとした印象になっています。
裾と袖はベルクロやドローコードなどを設けず、ストレッチ素材を採用しているため、着脱しやすく外気の侵入を防いでくれる仕様に。天候に左右されずに着用できるオールラウンド型のシェルジャケットです。
カラーはこのAlpine Flower以外にDeep Earth、Blackを展開。
(問)ピークパフォーマンス
6.あらゆるコンディションに対応するミニマルデザインなアノラック
フーディニ
ザ シェルター(49,500円)
機能美を優先するデザイン哲学により、世界中のエクストリームスポーツアスリートの高度な要求に対応したスポーツウエアを開発するスウェーデン生まれのフーディニ。「ザ シェルター」はあらゆるコンディションに対応するミニマルデザインなアノラック型の防水防風シェルジャケットです。
素材は軽く丈夫で伸縮性のある“Loop Hardshell™”は透湿性を備えた3レイヤーの生地で、さらに最大限の動きを可能にするMTM(Made to Move)デザインを採用。
MTMデザインはフーディニ独自のデザインコンセプトで、アクティブなポーズをした人体に1枚の生地を当てて直接的なデザインをすることで、体の自然な動きに合わせたカッティングを実現しています。こだわりの立体裁断と伸縮性のある生地のおかげで、アノラック型ながら動きに制限されることなく、さまざまなアクティビティで活躍してくれます。
余分な機能を排除し、極力シンプルに仕立てられているため、コンパクトにしてバッグに詰め込むことも可能。ユニセックス仕様のデザインなのでパートナー間でシェアすることも可能です。
カラーは、Baremark Green、true Blackの2色展開。
(問)フルマークス
7.日本発アウトドアブランドのマウンテンパーカー
フォックスファイヤー
アクロフロージャケット(41,800円)
「アクロフロージャケット」は、75デニールの100%ポリエステルに“ゴアテックスファブリクス 2レイヤー”を採用したソフトな着用感が特徴のマウンテンパーカーです。アームホールとヨークの独自カッティングにより、動きやすいゆったりとしたシルエットと、今っぽいミニマルなデザイン性を両立しています。
ゆったりしたシルエットは動きやすいだけでなく、中にミドルレイヤーを合わせられるメリットがあります。そして、このシェルジャケットの最大の特徴でもある、アウタージャケットの内側ファスナーにダウンやフリースなどの対象ライナーをつなぎ合わせ、防寒性を高めた1枚のジャケットとして着用する“ユニットシステム”を実現するために必要なゆとりでもあります。
シェルジャケットの内側には、補強と滑りを良くするための“ナイロンタフタ”が張り合わされているため重ね着しやすくなっています。春や秋の少し肌寒い時期にもサラッと羽織れる利便性のある1着です。
カラーは、モーブピンク、オーカー、ブラウンの3色展開。
(問)フォックスファイヤー
シェルジャケットを羽織って春を満喫しよう!
防水性が高く快適に着られるハードシェルアウターは春にぴったり。この機会に登山やキャンプ、日常着に着用できる汎用性の高い一品を取り入れてみてはいかがでしょうか?
(スタイリング・文/宇田川雄一)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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