アウトドアクッキングに必須のアイテム「ダッチオーブン」とは?メンテナンスの方法をご紹介! 2015.10.30 山遊び
だんだんキャンプに慣れてくるとそこでの「食」にも拘りたくなるのがキャンパーの性というもの。今回はアウトドアクッキングに欠かせないアイテムのご紹介です!
ダッチオーブンとは?
ご存知の方も多いとは思いますが、ダッチオーブンとは鍋の一種です。厚みがあるためとても重く、大抵のダッチオーブンは鋳物なため割れることもあるというデメリットがありますが、その厚みが食材に温度を均一に伝えることを可能とし、蓋も重いため、ダッチオーブン内部は自然と圧力が高まり、圧力鍋のように食材が柔らかくなるというメリットがあります!
大抵のダッチオーブンは蓋の上に炭を置いても零れ落ちないように縁がついています。これによって上からと下からと熱をじっくりかけていくことでパンやローストビーフ、煮込み料理に多用されてきました。
また、購入直後のダッチオーブンは前述の通り割れることがあるのですが、使い込んで油が馴染むごとにダッチオーブンは丈夫になっていきます。テフロン加工などというハイテクさはありませんが、こびり付いたらヘラで力いっぱい汚れを取ることが出来ます!
そんなタフさこそダッチオーブンの魅力なのではないでしょうか?
メンテナンスの仕方は?
ダッチオーブンは出荷時にコーティングしてあることが大半です(中には出荷時にシーズニング済のものもあります)。このコーティングを剥がすことを「シーズニング」と言います。シーズニングをすることでダッチオーブンを使えるようになります。その方法にはダッチオーブン愛好家の方々によっていくつか流儀がありますが、基本的には下記のように行います!
①ダッチオーブンをたわし等でしっかり洗う
洗剤は付けなくて良いので、丹念に洗ってあげて下さい!蓋ももちろん洗います。また、内側だけでなく外側も洗ってください。
②空焼きをする
当然のことながらそのうち煙がモクモクと出ますが、気にせずに!煙が出なくなるまで焼き切ります。30分〜1時間程度かかるので、私はいつも燃え盛る焚き火の中にそのまま投入したりしています。時間が無い際などは写真のように自宅のコンロでやることもありますが、その際には換気扇をしっかり回すことと、常に様子を見ておくことを忘れずに!
③オリーブオイルを塗る
冷めた後、薄くオリーブオイルを塗って下さい。蓋にもです!もう少しで使えるようになります。
④野菜くずを炒める
玉ねぎやしょうが等の香味野菜を炒めることで、製造時の匂いが飛びます。このために玉ねぎやしょうがを改めて買う必要はありませんよ!普段は捨ててしまうような野菜くずを投入し、炒めれば大丈夫です!
⑤もう一度オリーブオイルを塗る
冷めた後、薄くオリーブオイルを塗って下さい。
これでダッチオーブンが使えるようになりました。おめでとうございます!
なお、以後洗剤で洗うのはご法度です。ダッチオーブンに馴染んだ油が抜けてしまうためです。また、熱したダッチオーブンにいきなり冷水を加えるような行為はダッチオーブンが割れてしまう危険があるため、避けましょう。
ダッチオーブンで料理をする前、洗剤無しで洗った後はオリーブオイルを塗ることもお忘れなく!
しばらく使ってないと赤錆が出ることがありますが、その際はタワシでゴシゴシと洗った後、もう一度シーズニングを行ってください。その後のオリーブオイルを塗ることもしっかりと行って下さいね。
しっかりとダッチオーブンに油が馴染むと赤錆も発生しにくくなります。
まとめ
如何でしたか?かなり駆け足にダッチオーブンについて書きました。ダッチオーブンはシーズニングの作業が大変、などの声をよく聞きます。確かに普通のフライパンや鍋とは違い、洗剤で洗えない、シーズニングがある、といったことはありますが、手間を掛ければダッチオーブンは一生使えるアイテムになりますよ!
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