与那国島ダイビング・スキューバダイビングで見られる海底遺跡とは? 2016.01.25 スキューバダイビング 沖縄県
日本最西端の島として知られる与那国島。台湾までわずか11kmと、日本列島よりも台湾までの距離のほうが近い温暖な気候が特徴の島です。海も豊かな黒潮がぶつかることから様々な生物が生息し、水の透明度も非常に高いため世界中のダイバーから愛されるダイビングスポットです。
中でもダイバーたちに与那国島の名を知らしめた目玉ポイントは海底に眠る不思議な遺跡のようなポイント。今回は大人気のダイビングポイント「海底遺跡」のお話です。
海底遺跡って何?
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与那国島の「海底遺跡」と呼ばれているものは、「呼ばれている」だけで実際にその真相は謎のままです。
与那国島南部の新川鼻沖の海底で昭和61年にダイバーによって発見されました。「遺跡のようなもの」というのが現在言える全てで、海底に切り出したような壁や岩、人の手が加えられているとしか思えないような地形をしていることから「海底遺跡」と呼ばれるようになりました。
実際に自然の産物である「地形」なのか、人工的に作られた「遺跡」なのか…。謎を秘めたミステリーさがまた人を惹きつける理由となっているようです。
その真相については人工という主張から自然産物という主張まで諸説あります。
自然地形説もある
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自然にできた偶然の地形であるという主張もあり、その主な理由として岩が潮で浸食されてできたのであろうという「浸食説」があります。
もともと浸食されやすい岩の種類であることから、マグマの冷却時などに規則的な亀裂が発生してその亀裂に沿って浸食されたことにより、まるで人工的に規則的に切り出したように見えるだけだ、というものです。
また、「地形が人工物に見える」というだけで、歴史的文献からそこに文明があったという証拠が薄いと説く学者もいます。
古代文明遺跡説もある!
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それでも、「遺跡かもしれない」という考え方の方がワクワクドキドキしませんか!?個人的には神秘的な妄想が止められないこの「古代文明遺跡説」。
もしも本当にここに文明が存在したとすれば前回の氷河期が終わって海面が上昇したときに水没したことが考えられるため、もしその時の文明のものだとしたらこの「海底遺跡」は世界最古の文明遺跡ということになります!!!
なんてエキサイティング!なんてロマンチック!
真実はどうあれ、「そうかもしれない」と言う思いで実際に潜ってみることが楽しむポイントですよね。
海底遺跡は実際にはどんなところ?
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海底遺跡はかなりの広さで、幅東西約250m、南北約150mにもわたる巨大な物体です。壁の高さは約25mということですが調査が進めばもしかしたらもっと広い範囲で見つかるかもしれないと言われています。
その構造は興味深く、階段状になった岩に囲まれている「スタジアム」と言われいている場所や、壁に囲まれた通路もありそこは「回廊」と呼ばれています。水を通すような「水路」があったり、直角や平面に切り出された岩がモニュメントのように並ぶ「テラス」と言われる敷地があったりと、まるで「文明」が本当にあったのではと思える光景が広がっています。
是非、実際にご自身の目で見ていただきたいと思います。感動すること間違いなしです!
さぁ!ダイビングに出かけよう
海の中には私達の知らない世界、想像以上に美しい景色、素敵な感動がたくさん詰まっています。
実際にダイビングをしてその世界を覗いてみるときっとかけがえのない思い出となること間違いなしです。是非ご自身で海の中の世界を体験してみてくださいね!
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