郡上を観光!水の町や八幡城、自然を巡るおすすめスポット9選 2023.09.30 郡上・ひるがの高原
岐阜県のほぼ中央に位置する郡上市。飛騨地方の南、奥美濃とも呼ばれるエリアの山岳丘陵地帯にありますが、その広さはなんと1,000キロ平方メートル以上!岐阜県の自治体の中で、2番目の広さを誇ります。
白山や御嶽山、乗鞍などの山々を望み、長良川や吉田川、そして町中を流れる美しい水路が“水の町”郡上を作り出しています。神社仏閣も多く、趣深い町並みをそぞろ歩きするのは楽しいですよ。
そんな魅力あふれる郡上で、ぜひ訪れたい観光スポットをご紹介します!
【目次】
1.郡上八幡
2.郡上八幡城
3.郡上八幡博覧館
4.さんぷる工房
5.大滝鍾乳洞
6.道の駅 明宝(磨墨の里)
7.清流長良川あゆパーク
8.阿弥陀ヶ滝
【column】絶品流しそうめんに舌鼓「阿弥陀ヶ滝荘」
9.ひるがの高原 牧歌の里
■郡上の自然をアクティビティで堪能!
- 風情ある町並みやのどかな自然をサイクリングで満喫!
- 長良川で水しぶきを浴びながら爽快ラフティング
- 美山鍾乳洞をドキドキ探検するケイビング
<<郡上周辺で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
1.郡上観光のメインスポット!水路が巡る水の町「郡上八幡」
長良川鉄道「郡上八幡」駅の東、長良川と吉田川に囲まれた「郡上八幡」は、郡上市の中心であり、観光のメインスポット。特に注目したいのが、城下町のレトロな雰囲気と町中の至るところに流れる水路です。
環境省による名水百選の第1号に選ばれた湧水「宗祇水(そうぎすい)」を堪能し、水路沿いに長良川と吉田川の玉石を敷き詰めて作られた道「やなか水のこみち」、コイや川魚が泳ぐ用水路「いがわ小径」などを巡れば、その清涼感にきっと癒やされるはず!
郡上八幡には「職人町」「鍛冶屋町」など、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されたエリアがあり、城下町の雰囲気を楽しみながら散策ができます。もちろん、グルメスポットも郡上八幡に集中していますよ!
郡上八幡駅や「郡上八幡旧庁舎記念館」ではレンタサイクルも行っているので、自転車で散策するのもおすすめです。
- 岐阜県郡上市八幡町
- 0575-66-1239(郡上市観光連盟
2.日本一美しい山城と称される「郡上八幡城」
郡上八幡の町を見下ろすように建つ「郡上八幡城」は、戦国時代の末期、永禄2(1559)年に初代城主の遠藤盛数が築き上げました。
明治4(1871)年の廃藩置県によって廃城となり、石垣以外の部分はすべて解体されてしまいましたが、天守は昭和8(1933)年に再建されました。これは日本で最古の木造再建天守となっています。
郡上八幡城一体は岐阜県の史跡に指定、天守は郡上市の有形文化財として指定されています。険阻な山を利用して築かれた日本一美しいといわれる山城は、一見の価値あり!特に秋には、白亜の天守を紅葉が彩ることから“天守炎上”と表現される絶景を眺められます。
せっかく訪れるなら、ぜひ天守まで上がりましょう。そこから眺める城下町の美しさは忘れられないものとなるでしょう。
- 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平
- 0575-67-1819
・開館時間:9:00〜17:00 ※時期によって異なる
・休館日:12月20日〜1月10日
・入城料:大人400円、小・中学生200円
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3.郡上おどりの実演も必見!町歩きの前に立ち寄りたい「郡上八幡博覧館」
郡上八幡城の麓に広がる城下町散策へと出かける前に立ち寄りたいのが、「郡上八幡博覧館」。郡上八幡の魅力がギュッとつまった郷土ミュージアムです。
1920(大正9)年に建てられた旧税務署の趣ある外観をそのままに、館内では水・歴史・技・郡上おどりのテーマごとに展示。郡上八幡の歴史や文化をわかりやすく学べます。
せっかくの機会なので、日本三大盆踊り、日本三大民踊のひとつとして有名な「郡上おどり」をマスターして帰りましょう!イラストパネルや映像による紹介以外に、土日曜を中心に踊りの実演を1日数回開催。浴衣姿で踊る姿を間近で見ているだけでも、気分が高まります。
郡上の特産品を取りそろえたお土産処も併設。入館者には特製の散策ガイドマップ付きパンフレットが配布され、町歩きに役立つアイテムになること間違いなし!ここで郡上八幡の知識を深めてから町へ繰り出せば、観光が何倍も楽しくなるはずですよ。
- 岐阜県郡上市八幡町殿町50
- 0575-65-3215
・開館時間:9:30~17:00
・休館日:12月24日~1月2日
・入館料:大人540円、小・中学生320円 ※郡上八幡城との共通券もあり
4.郡上の地場産業!食品サンプルの世界を楽しめる「さんぷる工房」
日本独自の文化である食品サンプル。実は郡上八幡は食品サンプルの生産量で日本一を誇り、全国の生産量の6割を占めます。昔ながらのレストランや喫茶店で見かける食品サンプルが、ここ郡上八幡で作られたものだった…ということもありそうですね。
宮ヶ瀬橋のすぐ近くにある「さんぷる工房」は、そんな食品サンプルの数々に出合える体験型アート施設。お土産にもぴったりなキーホルダーやマグネットなどの食品サンプルを販売しているほか、2023年3月にオープンした「レトロアート館」では、昭和30年代〜平成までの懐かしい雑貨や看板など2,500点を展示しています。
もちろん、サンプル作りも体験可能!メモスタンドやスマホスタンドなど複数あるメニューから、作りたいものを選びましょう。
さんぷる工房の建物は築150年になる町家を改装したもの。城下町にしっくりとなじんだ建物にも注目してみてください。
- 岐阜県郡上市八幡町橋本町956
- 0575-67-1870
・営業時間:10:00〜17:00
・定休日:年末年始
・入館料(レトロアート館):大人500円、小・中学生300円
5.多彩な鍾乳石の美しさに感動!「大滝鍾乳洞」
「大滝鍾乳洞」は全長が2kmにも及ぶ東海地区最大の鍾乳洞として知られています。現在一般公開されているのは、鍾乳石の美しさが折り紙付きの約700mの通路。
特に注目したいのは、日本一となる落差30mを誇る地底滝です。この豊富な水が今もなお鍾乳石を成長させていて、大自然の力強さを感じさせてくれます。
大滝鍾乳洞では、代表的な乳白色の鍾乳石のほかに、金属イオンによって赤みを持ったもの、光を透過してキラキラ輝くものなどバラエティに富んだ鍾乳石を観察できます。なんといっても、トロッコで鍾乳洞の入り口まで向かうときのドキドキ感はたまりません!
郡上八幡の町中から車で約13分と足を延ばしやすい場所にあります。大滝鍾乳洞から車で3分のところにある縄文鍾乳洞では、懐中電灯の明かりだけで内部を探検する「縄文洞ミステリーツアー」も開催されていますよ(土日祝開催)。
- 郡上市八幡町安久田2298
- 0575-67-1331
・営業時間:8:30〜17:00
・入場料:大人1,000円、中・高生800円、5歳〜小学生500円
6.明宝ハムはじめ、ご当地グルメの充実ぶりに大満足!「道の駅 明宝(磨墨の里)」
東海北陸自動車道「郡上八幡」ICから車で約20分、郡上八幡と飛騨高山を結ぶせせらぎ街道沿いにある「道の駅 明宝(めいほう)」。エメラルドグリーンに輝く清流・吉田川が流れる「磨墨(するすみ)の里公園」が隣接しており、ドライブ途中のリフレッシュにぴったりのスポットです。
敷地内には、名物の明宝ハムや明宝トマトケチャップといった特産品がそろう「磨墨の里公園物産館」をはじめ、新鮮食材が並ぶ直売所「新鮮市めいほう」や8店舗もの飲食店が集結しています。
中でも、明宝ハムの直売所「めいほうミート」は要チェック!明宝フランクやハムフライ、コロッケといった軽食も豊富で、時には行列ができるほどの人気ぶりです。
レストランでは、明宝ハムを使ったステーキやハムかつ定食、岐阜の郷土料理「けいちゃん」など、この地ならではの料理を楽しめます。また、無料休憩所の「磨墨庵」では、いろりで焼いたアマゴやイワナ(有料)を味わうことも!充実のご当地グルメに、おなかも心も満たされちゃいましょう。
ちなみに、道向かいにある「明宝ジェラート」も隠れた名店!飛騨牛乳や郡上のおいしい水を使った手作りジェラートをご賞味あれ。
- 岐阜県郡上市明宝大谷1015
- 0575-87-2395
・営業時間:9:00~18:00(観光案内所) ※店舗によって異なる
・定休日:無休 ※店舗によっては定休日あり
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