宮古島を代表するシュノーケリングビーチ・吉野海岸の人気の理由と守るべきルール 2016.02.22 シュノーケリング 沖縄
宮古島は沖縄の中でも別格の美しさを誇り、多くのシュノーケルポイントが点在する人気のエリア。
中でも代表的なのは、宮古島の東に位置する吉野海岸で、熱帯魚の数は沖縄全土でもトップクラスと言われています。
今回は吉野海岸の人気の理由と、それゆえに起きている問題と守らなければならないルールについてご紹介したいと思います。
吉野海岸がシュノーケリングの人気スポットである理由
アクセスの良さ
都心から宮古島へは直行便が飛んでいて、羽田からなら約3時間、関西空港からなら約2時間弱とアクセス良好で、その他の都市からはすべて那覇経由になりますが、本数も多いので乗り換えもスムーズ。
宮古空港から車で30分少々走れば吉野海岸に到着。駐車場(駐車料500円)もあります。
また、市街地にも近く、宮古島を観光するにも便利な立地といえます。
■ 基本情報
・名称:吉野海岸
・住所:沖縄県宮古島市城辺吉野
・アクセス:宮古空港から車で35分/東平安名崎から車で5分。
・電話番号:0980-76-3184(宮古島市経済部観光商工課)
施設が整っている
吉野海岸には海の家があり、トイレ・更衣室も用意され、宮古島には珍しく設備が整ったビーチです。
また、シュノーケリングのレンタルもできるので、手ぶらで気軽に楽しめるのも魅力です。
浅瀬にサンゴが発達している
吉野海岸は砂浜とサンゴの距離が近いので、ビーチから気軽にシュノーケリングが楽しめます。高台から海を見ると、その色の違いでサンゴがすぐそこに広がっているのがひと目でわかるほど。
赤や黄、青色のカラフルで美しいサンゴの様子をじっくり観察できます。
沖縄でもトップクラスのお魚天国!
吉野海岸は水の透明度も高く、「魚のおうち」とも呼ばれるサンゴ礁にはたくさんの魚が集まってきます。
人気のクマノミやスズメダイ・チョウチョウウオなど、多種多様な海の生き物の世界を手を伸ばせば触れられそうな距離で堪能できます。
穏やかでファミリーにも安心
吉野海岸はサンゴ礁が海の荒波を和らげる「防波堤」の役目をしていて、比較的穏やかなので小さなお子様連れのファミリーにも安心。
特に干潮時には水深がさらに浅くなり、まるで天然のプールのような穏やかさ。干上がったサンゴの間から、普段はなかなか見れない魚や貝などを見ることができるかもしれません。
美しい海を未来に継承していくために守るべきルール
「吉野海岸サンゴ礁生態系保全マナー」が制定
吉野海岸は人気のシュノーケリングビーチとして観光客も増加していきましたが、それに伴い、餌付けをして生態系に影響を及ぼしたり、サンゴを踏んだりして傷つけたりなど自然破壊の危機にも直面しています。
そこで、2009年に「サンゴ礁生態系保全マナー」が制定され、吉野海岸の自然を守ろうという活動がなされています。
餌付けの禁止
むやみに魚に餌を与えてしまうと魚の生命力を弱めてしまう上、海が「富栄養化」し、プランクトンが異常に発生するなどして水質が汚染され、生態系が崩れてしまう恐れがあるため餌付けは禁止されています。
接触禁止
お魚が間近で泳ぐ姿をみると思わず手を伸ばしたくなる衝動に駆られますが、絶対に触れてはいけません。
また、サンゴの再生が期待されている海底での歩行や、貝や海藻をとることも禁止とされています。
保全ゾーンの厳守
サンゴ礁の生態系を未来へ継承するため、「サンゴ礁保全ゾーン」があります。
その場所へは絶対に侵入してはいけません。
サンゴに対する正しい知識をもつことが大切
シュノーケリングは美しい海があってこ
吉野海岸は、干潮時にはサンゴ礁が干上がるのでサンゴの上に立つことができてしまい、それによってサンゴが傷つけられたり折られたりすると死んでしまいます。
サンゴ礁は長い年月をかけて、その美しい水中世界を作り上げていますが、一度壊れると元に戻すのに膨大な時間を要し、さらに地球温暖化の影響も受けるので、非常に難しいと言われています。
シュノーケリングは美しい海があってこそ
いかがですか?
美しいサンゴ礁と豊富な熱帯魚でシュノーケリングの人気スポットとなっている吉野海岸ですが、少しずつ自然が壊されてしまっているのもまた事実です。
この美しい海を守っていくために、ひとりひとりがモラルある行動を心がけながら、マリンスポーツを楽しみましょう。
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では沖縄で楽しめるシュノーケリングツアーやその他のアクティビティもたくさんご紹介しています。是非ともチェックしてみてください。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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