これからの外遊び、何に気をつけたらいい?行動指針となる6つのヒント 2020.06.21 news
6月19日から県をまたぐ移動の自粛が全国的に解除されました。
新型コロナウイルスによって落ち込んだ観光需要を喚起するため、政府は国内旅行を対象に旅行代金を支援する「Go To Travel キャンペーン」の実施を発表。夏に向けて、旅行やアウトドアを楽しむ人はどんどん増えていくことでしょう。
しかし、感染拡大の第2波、第3波の懸念がある中、多くの人が「今、何に気をつけて行動すればいいのか」という思いを抱えているのではないでしょうか。
SOTOASOBIも加盟しているアウトドア環境保護基金団体の「一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(以下、CAJ)」では、ウィズコロナの時代においても心身の健康と安全を最優先に、アウトドアを通じて家族や友人、地域社会、そして自然と適切につながることを目的とした行動ガイドライン「#ステイコネクテッド〜自然と適切につながるための6つのヒント〜」を策定しました。
私たちがアウトドアを楽しむ上で参考になる6つのヒントがどんなものなのか、見ていきましょう。
「行く前に」「行ってから」2つの状況で役立つ6つのヒント
これまでさまざまな団体が新型コロナウィルス感染予防の観点で行動指針を提唱してきましたが、今回CAJが策定したガイドラインは野外活動やアウトドアスポーツを推進する10の団体が共同して提案したもの。
それでは“6つのヒント”の内容を確認してみましょう。
「行く前に」参考にしたいのはこの3つ!
●出発前に現地の状況を調べよう
現地の最新情報を確認しよう。救急医療機関などが切迫している可能性もあります。閉鎖中の登山道やフィールドには行かないこと。混雑が予想される場合は、柔軟にプランを変更しよう。
●事前にしっかり計画しよう
商店や施設の閉鎖を考慮し、食料や装備は事前に準備しよう。手指消毒液とフェイスカバーは必携です。多数の人が集まる場に行くときは、感染防止対策がとられているか確認しよう。
●身近なフィールドで過ごそう
感染を他所に広めてしまう可能性もあるので、遠出は慎重に。生活を共にしている家族や、特定のパートナーとの行動を基本とし、できるだけ身近な自然を楽しもう。
「行ってから」はこの3つに注意!
●フィジカル・ディスタンスを実践しよう
家を出たら、他者との身体的距離を確保し、いつでも鼻と口をマスクやフェイスカバーで覆うことができる準備をし、どこでも手指の消毒ができる用意をしておこう。
●安全第一で行動しよう
ケガや事故防止のため、普段よりゆっくり行動し、挑戦的な行動は慎み、リスクの少ない行程やルートを選ぼう。少しでも体調が悪いと感じたら活動は中止しよう。
●自然にダメージを残さないこと
山や海、川などの自然に配慮し、フィールドを管理するスタッフや地域社会に敬意を払おう。持ち込んだものはすべて持ち帰り、ごみやダメージは残さないこと。
6つのヒントはどれも難しいものではありません。一人ひとりが自覚して行動することで、アウトドアを楽しめる社会を維持していきましょう。
ガイドラインの策定にあたっては「山岳医療救助機構」代表であり、日本初の国際山岳医である大城和恵氏も助言しています。各野外活動、アウトドアスポーツに最適化した詳細なガイドラインについては、下記のリンク先より各団体が発信している情報を確認してください。
公益社団法人日本山岳ガイド協会
山岳医療救助機構
NPO法人自然体験活動推進協議会(CONE)/一般社団法人日本アウトドアネットワーク(JON)/公益社団法人日本環境教育フォーラム(JEEF)
NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟
Leave No Trace Japan
日本トレイルランナーズ協会/一般財団法人日本トレイルランニング協会
「行く前」のヒントに即したアウトドアレジャーを選べる「SOTOASOBI」
国内最大級のアウトドアレジャー専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、「#ステイコネクテッド〜自然と適切につながるための6つのヒント〜」を踏まえてアウトドアレジャーを選べます。
掲載しているツアーは、すべて経験豊富なガイドのアテンド付き。現地のフィールドも熟知しているので、無理のない安全なツアーを開催してくれます。
都道府県別で身近なフィールドのツアーを探せるうえに、各ツアーの新型コロナウィルス感染予防対策も表示。参加者に協力してほしいことや注意事項も明記されているので、納得してツアーを選んで予約できますよ。
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新型コロナ時代のアウトドアレジャーはどうなる?ツアー会社の感染予防対策は?
6つのヒントを参考に外遊びを楽しもう
この記事を読んでくださっている人の多くは、外出自粛中に「早く外で遊びたい、自然の中で過ごしたい」と強く願ったのではないでしょうか。
新型コロナウイルスと共生しながらアウトドアを満喫するために、ぜひ「#ステイコネクテッド〜自然と適切につながるための6つのヒント〜」を意識してみてください。
野外活動に関するガイドラインは、自治体や施設によって異なる場合があります。ルールや利用状況は変化する可能性があると考え、常に最新情報を確認しておきましょう。
(文:松尾ちはる)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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