【北海道】富良野の冬景色を一望できる熱気球の魅力とは? 2022.12.24 熱気球 富良野・美瑛・トマム
大きなバルーンにつり下がったバスケットに乗って、風とともに流れていく熱気球。ふわふわと空を飛ぶその姿を見て、自分も乗ってみたいと思ったことはありませんか?
日本で初めて熱気球が飛んだのは1969年、北海道の洞爺湖付近でした。そう、北海道は熱気球が日本で初めてフライトした地なのです!
雄大な大地が広がる北海道は熱気球に適した地といえますが、今回はその中でも富良野でできる熱気球の魅力と、おすすめの体験ツアーをご紹介します。
【目次】
■富良野で体験できる熱気球の魅力とは?
■富良野の冬の天気・気温は?
■富良野でおすすめの熱気球ツアー
- 5歳から空の旅!30分のロングフライトも楽しめる
- 防寒着のレンタル無料!フライト中の写真がもらえるツアー
■冬の富良野を満喫!おすすめ観光スポット5選
- 1.ニングルテラス
- 2.ふらの歓寒村
- 3.グラス・フォレスト in 富良野
- 4.ファーム富田
- 5.かなやま湖
<<富良野で体験できるアクティビティツアーの一覧を見る>>
富良野で体験できる熱気球の魅力とは?
富良野で熱気球を体験できるのは12月から3月の積雪が多い時期。広大な富良野盆地を雪が覆う冬の景色は格別です。熱気球に乗れば、雪をまとった十勝岳連峰の雄大で神秘的な姿を空の上から一望できますよ。
熱気球は一気に上昇するわけではなく、ゆっくりと高度を上げていきます。平均でも600m、気象条件が良ければ1,000mまで上昇することも!
気温が氷点下10℃以下になると発生するダイヤモンドダストが舞う幻想的な光景は、北海道の冬の朝ならでは。フライトする前は目の前にあった街並みも、気球が上昇するにつれてはるか眼下となり、まるでミニチュアのような景色へと一変するのも熱気球の面白さです。
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富良野の冬の天気・気温は?
北海道の内陸に位置し、周囲をぐるりと山に囲まれた富良野の冬は、はっきりいって「寒い」です。
国内の市としては、同じく北海道の名寄市、士別市に次いで3番目に平均気温が低い市で、夏の爽やかな気候からは想像もつかないほど過酷な寒さがそこにはあります。
冬の平均気温は12月が5.1 ℃、1月が−8.3℃、2月が−7.4℃なので、ほぼ毎日が氷点下。ただ、地形的には典型的な盆地で風がほとんどなく、1月以降は晴れる日も多いことから体感温度としてはもう少し高いかもしれません。
いずれにしても、夏のイメージを覆すような寒さが待っているので、熱気球を体験する際はスキーウエアに帽子と手袋など、防寒対策はマックスでお出かけください!
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富良野でおすすめの熱気球ツアー
富良野でおすすめの熱気球体験ツアーをご紹介!雪道の運転が心配な人も安心の送迎サービスもありますよ。北の大地で空中散歩を楽しみましょう。
5歳から空の旅!30分のロングフライトも楽しめる
「レジャーガイド遊び屋」は富良野・トマムを拠点に、冬は熱気球やスノーモービル、夏はラフティングやカヌー、サイクリングなどさ、まざまなアクティビティを提供しているレジャーのプロ集団。
熱気球をロープで地上と繋げて飛ぶ係留フライトとは違い、風に流されながら移動する本格的な“フリーフライトツアー”を開催しています。
参加できるのは5歳から。ツアーには日本気球連盟の公認パイロット資格(熱気球飛行士技能証)を保有するガイドが同行し、安全で楽しいフライトを体験させてくれます。
コースはフライト時間が20分と30分の2つ。風に乗って景色を堪能していれば、あっという間の時間です。高度約600mから眺めると、まるで街がミニチュアの模型のよう!
上空はより気温が低く、ダイヤモンドダストを見られるチャンスも。熱気球でしか見られない貴重な風景をじっくり脳裏に焼き付けてくださいね。バーナーの火を調節すると徐々に下降して、ふわりと雪の上に着地します。
集合場所はJR「富良野」駅から車で約10分。富良野駅と、富良野市内の各宿泊施設から送迎サービスを利用できます(要予約)。
- 北海道富良野市字学田三区4746 レジャーガイド遊び屋ツアーオフィス
防寒着のレンタル無料!フライト中の写真がもらえるツアー
スノーシューやエアボート、歩くスキーなど、富良野でさまざまなツアーを開催している「富良野ネイチャークラブ」。こちらもフリーフライトの“熱気球ツアー”を開催しており、空知川や大雪山系の山々、夕張山地など、富良野の大自然を空から満喫できます。
日本気球連盟公認パイロットや日本気球連盟公認インストラクターの資格を持つ経験豊富なガイドが同乗し、陸上には着陸に備えるサポートガイドも配置されるので、安心して体験できますよ。
こちらのツアーは小学生から参加可能。ふわっと風に乗って流れていく独特の感覚に、子供も大人も感動すること間違いなしです。気象条件によっては高度1,000m付近まで上昇することも。朝の澄んだ空気の中、20分間の空の旅を堪能しましょう。
熱気球の撮影に慣れたガイドが、フライト中に写真を撮ってくれるのも大きな魅力。撮影はガイドにお任せして、たっぷり風景を楽しんでください。着陸後は、気球の中から空気を押し出して畳みます。せっかくの機会、空の旅の余韻に浸りながら、スタッフと一緒に撤収作業にも挑戦してみてはいかが。
アウターウエアと防寒用長靴は、なんと無料レンタルOK!集合場所は、富良野駅から車で約10分。富良野ネイチャークラブも、富良野駅や周辺の宿泊施設から無料送迎サービスを実施しています。
- 北海道富良野市北の峰町14-6 アルパインビジターセンター
冬の富良野を満喫!おすすめ観光スポット5選
夏に比べると営業している施設やショップは減るものの、冬ならではの魅力がいっぱいの富良野!夜の雪遊びを楽しんだり、暖かい室内で制作体験に没頭したり。冬に行きたい観光スポットをご紹介します。
1.個性豊かなクラフト作品が迎えてくれる「ニングルテラス」
新富良野プリンスホテルに併設する「ニングルテラス」は、15棟のログハウスが連なる森の中のショッピングエリアです。
まるでグリム童話に出てくるような森の遊歩道をそぞろ歩いていると、個性豊かなクラフトワークが優しく迎えてくれます。販売されているのは木彫りの彫刻やガラス細工、ろうそくやクレヨンなど、私たちの生活に自然に溶け込むものばかり。
森の妖精たちが夜中にこっそり作っているのではないかと思うほどの愛らしさで、見ているだけで心が癒やされます。旅の思い出に、そして大切な人へのお土産に、世界に1つしかない作品との出合いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 〒076-8511 北海道富良野市中御料
- 0167-22-1111(新富良野プリンスホテル代表)
・営業時間:12:00〜20:45 ※店舗により異なる
・定休日:店舗により不定休
・入場料:無料
2.夜も雪遊び!非日常体験がつまった「ふらの歓寒村」
昼のスキーだけでは物足りない、夜も雪と戯れたいという人にぴったりなのが、新富良野プリンスホテルに併設する「ふらの歓寒村」です。
色鮮やかにライトアップされた広場には、イスやテーブルが氷で作られたスノードームカフェやかまくらなどのひと息つけるスポットのほか、スノーチューブや犬ぞり体験など、冬の北海道ならではのアクティビティが用意されています。
雪や氷で作られたオブジェが立ち並ぶ幻想的な風景は、どこをどう切り取っても絵になります。散歩やスノードームカフェだけでも十分に非日常体験ができますが、スキーとは違った爽快感が味わえる犬ぞり体験にもぜひ挑戦してみてください!
- 北海道富良野市中御料
- 0167-23-3388(ふらの観光協会)
・営業期間:2022年12月23日~2023年2月28日
・営業時間:16:00~19:30最終入場
・入場料:300円(小学生以下無料、ただし保護者同伴に限る) ※スノーチュービング体験料1回分(100円)を含む
3.制作体験もできる!“しばれ硝子”はお土産にぴったり「グラス・フォレスト in 富良野」
「グラス・フォレスト in 富良野」は2005年にオープンしたガラス工房兼オリジナルガラス製品を扱うショップ。敷地内にはコンセプトの異なる6つの館が立ち並び、職人の手作りによるガラス製品の販売や製作体験を行なっています。
個性豊かなオリジナル製品の中でも特に有名なのが、ダイヤモンドダストをイメージして作られた「しばれ硝子」。制作の過程で人工的に細かくひびを入れ、まるでダイアモンドダストがガラスに閉じ込められたような独特の世界観を表現しています。
制作体験ではとんぼ玉やミニチュアドーム、アクセサリーなどを作ることができるので、ここではたっぷりと時間をとって買い物と体験の両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 北海道富良野市麓郷市街地3
- 0167-39-9088
・営業時間:9:00~18:00
・定休日:木曜定休(祝日の場合などは変動あり、要確認)
・入場料:無料
※制作体験は、希望日の前日17:00までに要予約
4.冬は雪景色とラベンダーの両方を愛でられる「ファーム富田」
「ファーム富田」といえば、緩やかな丘陵を彩る花々のじゅうたんがあまりにも有名ですが、冬もまた夏とは違った非日常の風景を満喫できます。
冬の営業は実に3年ぶりとなるファーム富田は夏のラベンダー畑がすっぽりと雪に覆われ、見渡す限りの雪原となって私たちを迎えてくれます。耐寒性のあるラベンダーは、ひと冬をじっと雪の中で耐え忍び雪解けを待つそうで、初夏にいっせいに咲くラベンダーが皆厳しい冬を乗り越えているのかと思うと感動もひとしおですね。
しかし、冬はラベンダーをまったく見られないわけではなく、併設のグリーンハウスではラベンダーや観葉植物を楽しむことができます。壮大な雪景色とグリーンハウスのラベンダー、そしてカフェやショップなど、冬でもなかなか盛りだくさんではないでしょうか。
- 〒071-0704 北海道空知郡中富良野町基線北15号
- 0167-39-3939
[ウインターシーズン]
・営業期間:2022年12月1日~2023年3月31日
・営業時間:10:00〜16:30
・入場料:無料
5.冬はワカサギ釣りが楽しい!ダム湖百選のレジャースポット「かなやま湖」
富良野の魅力はラベンダー畑だけではありません。南富良野町にある湖「かなやま湖」は、ダム湖百選にも選ばれている風光明媚な人造湖です。湖の周囲にはオートキャンプ場やホテルなどがあり、穏やかな湖面ではカヌーや釣りを楽しむなど、年間を通してさまざまなアクティビティに親しむことができます。
冬のかなやま湖でおすすめしたいのは、なんといってもワカサギ釣り。「ガイドラインアウトドアクラブ」では1組ごとにテントを貸し切ってワカサギ釣りをするので、寒さが苦手な人でも安心!ベテランガイドの手厚いレクチャーによって、5歳からチャレンジできますよ。
釣ったワカサギをその場で天ぷらにしてくれるなど、“ファームトゥテーブル(「農場から食卓へ」の意味)”の湖版ともいえるレイクトゥテーブルを体験できるのも魅力。なんと、こちらは富良野産カボチャの天ぷらもごちそうしてくれますよ。
ツアーは“氷上ワカサギ釣り半日コース”と“1DAYコース”の2つあるので、手軽に楽しみたい人もがっつり楽しみたい人も大満足間違いなしです。富良野市内の各宿泊施設より無料で送迎を行っているので、車がなくてもアクセスできますよ!
- 北海道空知郡南富良野町字幾寅687 「南ふらの道の駅」※本館横にあるトイレ前の駐車場
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富良野の冬景色を熱気球で楽しもう!
真っ白に雪化粧した富良野の風景を、空の上から堪能できる熱気球の魅力、感じていただけたでしょうか。
風と一体となった感覚を味わえるだけに、熱気球は気象条件に左右されやすく、開催確率は約50%といわれています。
当日の天候によってフライト中止となることもよくあるため、富良野に滞在中は全日予約を入れ、実施可能日にフライトをするという方法がおすすめです。今年の冬はぜひ富良野で熱気球に挑戦してみませんか。
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、熱気球以外にも富良野で楽しめるアクティビティをご紹介しています。ぜひ、こちらもチェックしてみてくださいね。
(編集部注*2019年1月15日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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