風まかせに飛ぶ熱気球の大会とは?見どころ多い国内大会まとめ 2015.10.02 熱気球
広い大空をカラフルな熱気球がふわふわと飛んで行く姿はなんとも夢のある光景です。熱気球は鳥の気分を味わえる楽しい空のアクティビティですが、実は競技として大会も行われています。
その数、年間で約20大会!まだまだ競技人口が少ない日本において、国内各地で大会が行われているのは地域おこしの側面があるからといえそうです。
大会に出場するには日本気球連盟によるパイロットライセンスの取得が必要となります。ライセンス取得を考えている方、また熱気球に興味を持ち始めた方に、今回は熱気球の大会がどんなものなのか、実際開催されている大会を例にご紹介してみたいと思います!
熱気球の大会って何を競うの?
気球の競技(「タスク」ともいう)は約20種類あり、一定時間内に正確に操縦できるかを競うものがほとんどです。熱気球は上下の移動は可能ですが、左右の移動はすべて風まかせになってしまうため、高度によって風向きを見ながら操縦することが必要となります。
大会ではタスクを何種類か行い、累計ポイントで競っていきます。
1.アジア最大規模!佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
10月下旬から11月上旬の約一週間かけて行われる国際的な熱気球の祭典です。参加する熱気球は海外からも集まり、なんと約100機!
開催期間中に複数の公式大会が行われ、2015年は「FAI(国際航空連盟)熱気球世界選手権プレ大会」「2015熱気球ホンダグランプリ第4戦」「パシフィック・カップ」「SAGAバルーンマスターズカップ」が同時開催される予定です。
競技以外にもイベントが多数開催されます。バンドの生演奏とともにバーナーの赤い炎に照らされた熱気球が暗闇に浮かび上がる夜間係留や、熱気球の立ち上げから片付けまでを体験する教室など、熱気球の魅力に触れられます。
熱気球の搭乗体験はありませんが、アジア最大規模の熱気球が空を飛ぶ大会。行って損はないといえそうです。また2016年には、FAI加盟各国の代表選手が集結して世界一を競う「FAI熱気球世界選手権」がこの嘉瀬川河川敷で行われます!
■ 大会情報
・名称:佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
・時期:10月下旬から11月上旬の約一週間
・開催場所:佐賀市嘉瀬川河川敷
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2.日本初の競技大会!北海道バルーンフェスティバル
日本で初めて熱気球が飛んだのは1969年、北海道の洞爺湖付近にある留寿都(ルスツ)村でした。北海道バルーンフェスティバルは、上士幌町で1974年に「第1回熱気球フェス」としてスタートし、1976年の「第3回熱気球フェス」は国内初の熱気球競技会として開催された歴史ある大会です。
毎年8月に開催され、北海道の緑の大地を約30機の熱気球が飛び立ち、操縦の正確さを競い合います。
こちらの大会では熱気球の体験搭乗ができます!地上と熱気球をロープで繋いだ係留フライトで地上30mまで上昇することができるので、風に乗ってふわふわと飛ぶ感覚をぜひ味わってみてください。
さらにキャラクターショーやステージイベント、花火大会など、こちらも熱気球以外にも多彩なイベントが開催され、連日参加しても飽きることがありません。十勝グルメが堪能できる露店もお楽しみに!
■ 大会情報
・名称:北海道バルーンフェスティバル
・時期:8月中の3日間
・開催場所:上士幌町航空公園
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3.熱気球と桜の競演!渡良瀬バルーンレース
開催時期である4月上旬に桜が満開になることから、桜並木の中から色とりどりの熱気球が飛んで行く美しい光景が見られる大会です。
2015年にはこちらの大会が熱気球ホンダグランプリ第1戦となっていました。参加機は約30機ほど。競技内容は当日の気象条件を考慮して、競技直前に決定されます。
競技以外でおすすめのイベントは、係留フライトの体験搭乗はもちろん、熱気球の原理や構造を学びながらバーナーの操作体験ができる「熱気球教室・熱気球係留」や、光と音楽で幻想的な夜間係留を演出する「バルーンイリュージョン」などがあり、フィナーレでは花火も打ち上げられます。
桜の季節ということで毎年「藤岡さくら祭り」が同時開催されています。渡良瀬バルーンレースならではの熱気球と桜の競演、ぜひ実際に見て楽しんでくださいね!
■ 大会情報
・名称:渡良瀬バルーンレース
・時期:4月上旬の3日間
・開催場所:渡良瀬遊水地周辺
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4.イベントも多彩!佐久バルーンフェスティバル
5月のGW中に長野県佐久市にある千曲川スポーツ交流広場を中心に開催されます。
競技内容は当日の風向きなどにより設定されます。2015年は「熱気球日本選手権」と「熱気球ホンダグランプリ第2戦」のレースとなり、競技には31機の熱気球が参加しました。
5月4日の「ハートフルデー」では、車椅子の方がご家族と一緒に係留フライトに体験搭乗できるという嬉しいイベントが開催されます。もちろん、一般の方が搭乗できる係留フライトもあります!
また、暗闇の中にバーナーの炎だけでバルーンが照らし出される夜間係留は大会の名物となり、毎年たくさんの人で盛り上がりを見せます。
その他にもステージショーや各種体験教室など盛りだくさんのイベントが用意されているので、連日訪れて熱気球の魅力にはまってみるのもいいかもしれませんね。
■ 大会情報
・名称:佐久バルーンフェスティバル
・時期:5月GW期間中
・開催場所:千曲川スポーツ交流広場
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5.湖上を飛行!琵琶湖横断熱気球大会
朝陽が照らす早朝の湖をいくつもの熱気球が飛んで行く。そんな幻想的な光景が見られる大会です。11月下旬から12月上旬に行われ、毎年約30機が参加します。
熱気球は湖西にある安曇川町の近江白浜水泳場を離陸し、対岸となる近江八幡市を目指して横断します。横断するには風向きと風速の2つの条件が揃わなければならず、実施できる確率はあまり高くないそうです。気象条件が揃わなかった場合は、安曇川町内での実施となります。
琵琶湖横断熱気球大会は他の大会と違い、競技以外のイベントは係留体験搭乗のみとなります。お祭り色は少ないですが、湖と熱気球の競演は他にはない印象深い光景となるはずです!
■ 大会情報
・名称:琵琶湖横断熱気球大会
・時期:11月下旬から12月上旬の2日間
・開催場所:近江白浜水泳場
今回は北海道から九州まで、国内5カ所で開催されている大会をご紹介しました。
風まかせに飛んでいく熱気球をゴールに向けて巧みに操って行く熱気球競技は、意外にもスリリング!いくつもの熱気球が空をカラフルに彩るのを見るだけでも楽しいものです。
風の性質の関係で競技は早朝か夕方に行われますが、午後は風が不安定になりやすいため、早朝の競技観戦がおすすめです。早起きして会場に向かいましょう!
熱気球の大会は地元に密着したイベントを同時開催することが多いため、観光としても楽しめます。興味のある方は、ぜひ一度お近くの熱気球大会を観戦しに行ってみてはいかがでしょうか。
また、実際に熱気球体験をしてみたい方は、アウトドア・レジャーサイト「そとあそび」で体験ツアーをチェックしてみてくださいね!本格的な熱気球体験ができるフリーフライトのツアーをご用意しています。
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