未経験の私が飛んだ!初めてのパラグライダー浮遊体験 2019.04.23 パラグライダー 埼玉県
「空を自由に飛んでみたい!」そう思ったことがある人はきっと少なくないはず。私も、幼い頃から空を飛ぶことを夢見てきた1人です。
普段SOTOASOBI LIFEの編集をしていてアウトドアアクティビティにふれてはいますが、パラグライダーは未経験の私。間もなく平成も終わり、令和が始まるという時代の節目に、人生で初めてパラグライダーにチャレンジしてみました!
選んだツアーは「こまちパラグライダースクール」の“《平日限定開催》半日体験コース”。
ツアーの舞台となる埼玉県・小川町が都内からアクセスしやすいということもありますが、かつて祖母の家があり、何度も訪れた思い出の地でもあることから「ここしかない!」と思い、選びました。
今回は、未経験の私のパラグライダー浮遊体験を詳しくレポートしていきます!
【目次】
■初めてのパラグライダー。服装や用意するべきものは?
- パラグライダー体験当日の服装
- 当日持っていくもの
■パラグライダー当日!天気が怪しい…!?
- 天候によってフィールドが決定されるから安心
■ついにパラグライダー初挑戦!未経験でも飛べる!?
- まずは低い斜面からチャレンジ!
- 飛んだ後は自分で運び、次の人へキャノビーを渡します
- 2回目のチャレンジ。なんと浮遊成功!
- 3回目、4回目のチャレンジは、さらに高い斜面から
■初めてのパラグライダー浮遊体験を終えて
<<埼玉県で体験できるツアーの一覧はこちら>>
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初めてのパラグライダー。服装や用意するべきものは?
まずは、当日までに用意しておくべきものをチェック!ツアー中のケガや体調不良防止のために、服装や持ち物はきちんと準備しておきましょう。
パラグライダー体験当日の服装
パラグライダーの浮遊体験は、全身を使って浮いたり着地したりしますが、慣れないうちは転んでしまうことも少なくありません。
ケガ防止のため、暖かい季節でも必ず長袖長ズボンを着用しましょう!また、転んだ時に土や泥がついてしまう可能性もあるので、汚れてもいい服を選ぶのがベスト。山は天気や気温が変わりやすいので、カッパなどの雨具や、すぐに羽織れる上着も持っていくと安心です。
靴は走りやすい運動靴や、山道を歩きやすいトレッキングシューズなどがおすすめ。できれば滑りにくいものを選びましょう。
当日持っていくもの
当日、忘れてはいけないのが軍手や手袋!パラグライダーはラインやブレークコードをつかんだり離したりしながら行うアクティビティです。摩擦で手のひらを傷つけてしまわないよう、必ず用意しておきましょう。
ヘルメットは当日自分のサイズに合ったものを貸し出してもらえるので、そのほかに特別な準備は必要はありません。身軽に参加できるのは嬉しいですね。
また集合場所やフィールドまでは車で山道を走るため、クルマ酔いしやすい方は酔い止めもお忘れなく!ちなみに、サングラスや、酸味の強い飴にも車酔い防止の効果があるそうですよ。
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パラグライダー当日!天気が怪しい…!?
服装や持ち物など、準備万端。いよいよパラグライダー当日だ!と思い目を覚ますと、東京の空は雨模様…。
ツアーが中止される際はすぐにツアー会社から連絡をもらえることになっていましたが、念のため電話で確認してみると「こちらの天候は大丈夫なので、予定通り開催します」との回答でした。
山の天気は都内の天気とは違うと信じ、電車と車を乗り継いで現地へ向かいます。
天候によってフィールドが決定されるから安心
集合場所となる山小屋付近は、雨は降っていないものの霧が濃く景色がよく見えない状態。山小屋でツアーの説明やビデオレクチャーを受けたあとフィールドを移動し、早速ツアースタート!
「こんな霧の中でできるの?」と不安に感じていましたが、実は「こまちパラグライダースクール」にはいくつかの標高の異なるフィールドがあるとのこと。
この日は天候を考慮し、最も標高の低い場所でツアーが開催されることになりました。標高500mのそのフィールドに降り立ってみると霧は全くなく、雄大な山々がくっきりと見渡せます。
ついにパラグライダー初挑戦!
早速ツアースタート!入念に準備体操、ストレッチを行い、“ハーネス”(パイロットとパラグライダーをつなぐもの)とヘルメットを装着。
まずはインストラクターによる説明を全員でしっかり聞きます。ツアー中は、パラグライダーの装着、次の人へ渡す作業なども自分たちで行うため、聞き逃さないように注意しましょう。
まずは低い斜面からチャレンジ!
パラグライダーは3〜4人につき1機で行います。一緒に参加したメンバーに見守られながら、早速チャレンジ!
寝ている“キャノビー(パラグライダーの翼部分)”をひっぱり起こすイメージで走り出し、空気で膨らませて浮力を与えます。インストラクターの指示をしっかり聞きながら、キャノビーが浮き上がったタイミングでラインを放すと徐々に体が浮き上がっていくそう!
ですが、1回目はキャノビーの重さに引っ張られて失速し、あえなく浮遊失敗。インストラクターによれば、1回目で飛べる人はほとんどおらず、まずは感覚をつかむことが重要なのだそうです。
飛んだ後は自分で運び、次の人へキャノビーを渡します
斜面からフライトし着地した後は、再び次の人が待つ斜面へ戻りましょう。キャノビーもフライトした人が運びます。
“ブレークコード”という操縦用のコードと、パイロットを吊り下げる“ライン”を、次の人のハーネスへ取り付けてあげます。参加者同士の連携も大切です!
2回目のチャレンジ。なんと浮遊成功!
1回目より少し急な斜面へ移動して、いい風が来るまで待機。安全管理のため、フライトはインストラクターが微細な風の変化を読み取りながら行います。
合図をもらったら、先ほどと同じ要領で思い切りダッシュ!キャノビーの引っ張る力に負けずに走り続けます。インストラクターから「ラインを離して!」と指示され、いわれた通りに手を離すと、徐々に足が宙に浮いていきました!
パラグライダーは、ブレークコードを握る両手の高さを変えて操縦するため、浮遊成功した後もパニックにならず「万歳して!」「耳の高さまで下げて!」などの指示をしっかり聞くことが大切。
私は興奮のあまり思い切りブレークコードを下げてしまい、数秒の浮遊ののちに着地しましたが、それでも「今、空飛んでた!」という満足感がありました。
3回目、4回目のチャレンジ!さらに高い斜面から
3回目のチャレンジでは、なぜか正面ではなく右方向に走ってしまい、自ら失速したため浮遊失敗。4回目のチャレンジで、いよいよこのフィールドで最も高い斜面へ移動します!
数名のインストラクターが着地点と斜面に分かれて見守る中、これまでと同じ要領で走り出します。斜面が急なので走るスピードも自然と速くなり、私はそのスピードに自分で驚き、4回目のチャレンジでは尻もちをつくように転倒してしまいました。
ハーネスがクッションになってくれたおかげで幸い怪我はなく、なぜだか笑いが止まりません。考えてみれば、こんなふうに思い切り転ぶのなんて子供の頃以来かも!浮遊には失敗したものの、不思議な高揚感に包まれました。
初めてのパラグライダー浮遊体験を終えて
この日は半日体験のコースだったため、4回目のチャレンジを終えて体験終了。“1日体験コース”では、お昼休憩を挟んで夕方までツアーが続きます。
一緒に参加したメンバー5人のうち3人は一番高い斜面からのフライトに成功しており、10〜20秒の空中散歩を楽しめていました。成功した人も失敗した人も、「また絶対にやりたい!」と満足げ。
インストラクターによれば、初めての浮遊体験では少し浮ける程度でも大成功とのこと。私も「次回はきっともっと飛べるようになっていますよ」といってもらえました。
私は数秒間浮いた程度でしたが、それでも「空を飛べた!」という快感を得られ、また絶対にチャレンジしよう!と思えました。
- 埼玉県比企郡ときがわ町大野勝負平1251
<<関東エリアで体験できるパラグライダーツアーの一覧はこちら>>
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未経験でも楽しめる!パラグライダーを体験しよう
もともとインドア思考だったこともあり、「本当に自分でもできるんだろうか」という心配がありましたが、普段運動不足気味な私でも無事浮遊体験することができました。
インストラクターの人たちはとても優しく、未経験でも難しく感じることなく参加できましたよ。「やってみようかな」と思ったら、ぜひあなたもチャレンジしてみてください!
アウトドアレジャー専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、このほかにも楽しめるツアーを数多く紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。
(文・藤間紗花)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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