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熱気球

【熱気球の歴史秘話】フランスの空に魔法で気球を飛ばした兄弟の物語

2015.10.20
フランス革命の数年前に発明された熱気球。当時は「空飛ぶ魔力」で飛ぶと信じられていたとか!マリーアントワネットも注目していた熱気球の発明家「モンゴルフィエ兄弟」と、熱気球の歴史を紹介します!!

今でこそ「熱い空気は冷たい空気よりも軽い」という原理が広く知られているため、熱気球が飛ぶ仕組みも理解されていますが、フランス革命の数年前に発明された当時は「空飛ぶ魔力」で飛ぶと信じられていたとか!

今回は、そんな熱気球にまつわる歴史秘話をご紹介します。初心者から上級者まで。知れば、熱気球をもっと楽しめること間違いなしですよ!

熱気球の発明者はモンゴルフィエ兄弟

1783年11月21日。世界で最初に熱気球による有人飛行を実現させたのは、フランスのモンゴルフィエ兄弟(兄・ジョセフ、弟・ジャック)。母国フランスでは、熱気球を「モンゴルフィエ」と呼んでいるくらい有名なんです。

1782年12月14日 !ひらめきは「煙」から

photo by PIXTA

1782年12月14日。大きな布地を張り合わせた袋を作り、下から火を燃やすと袋が勢いよく上昇し、実験に成功しました。この時すでに、現在の熱気球の原型ができていたんですね。驚きです。

モンゴルフィエ兄弟がこの発想を得たのは、暖炉の熱気に洗濯物が煽られているのを見たのがきっかけだったとか。火を燃やした時の煙の中に、空気よりも軽い「空飛ぶ魔力」があると信じたそうです。この「空飛ぶ魔力」を袋に集めれば空を飛べると思ったんですね。

歴史秘話・その1

この最初の実験。空高く上昇した袋が、2キロ先の村まで飛んでいき、お化け騒動を引き起こしたとか!モンゴルフィエ兄弟は説明に窮したことでしょうね。

1783年6月5日!後の熱気球記念日に

1783年の6月5日。最初の実験後も改良を重ね、いよいよモンゴルフィエ兄弟は人前で実験を行います。役人も招待した公開実験は見事成功!現在ではこの日を祝して、6月5日が熱気球記念日となっています。

歴史秘話・その2

高度1600〜2000mまで上昇した袋は、10分もの間、滞空飛行しました。この実験がフランス王立科学アカデミーの関心を呼び、晴れの大舞台、ベルサイユ宮殿で公開実験をすることになったんです!!

1783年9月19日!動物を乗せた実験に成功

Montgolfière モンゴルフィエー 熱気球… 今日は目黒ジェオグラフィカに納品に行って来ました。 この絵は1786年、モンゴルフィエ兄弟によって発明された熱気球の絵です。 wikipediaにも載ってました。 中の絵はレプリカですが、この絵を見てると雄大な気持ちになります。 21世紀の現代では飛行機で12時間もすればパリに到着!ロケットで宇宙に行ける時代だなんてこの頃では想像できなかったでしょう。 始めて空を飛んだ時、怖いよりその冒険心! 誰しもが夢見た体験だったでしょう… ベルギーのニュースを見て昨日から動揺してますが、 この絵を見てるとそんな時代の人達の気持ちに癒されます。 #フランスアンティーク #ブロカント #目黒ジェオグラフィカ#熱気球#montgolfière#モンゴルフィエ

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1783年9月19日。押し掛けた群衆とルイ16世と王妃マリーアントワネットが見守る中、モンゴルフィエ兄弟はベルサイユ宮殿で公開実験を行います。しかも今度は、羊と鶏、アヒルを乗せた熱気球。高度は460m、距離3.5km、約8分間の滞空で大成功を納めました。

歴史秘話・その3

実はこのベルサイユでの実験。人間を乗せて行うことも考えられていましたが、問題発生。空は神の領域で、人間が踏み込むのは不遜だと聖職者から反対の声があがりました。罪人を乗せようという案まで出たとか。

結局、上空で生物が安全かどうか試す目的もあり、動物で実験することに落ち着いた訳です。まだ神罰を恐れる人が多かった時代の歴史秘話です。

1783年11月21日!いよいよ世界初の有人飛行

前のベルサイユの公開実験で、熱気球に乗ったヒツジ、アヒル、鶏が無事着陸することができました。

1783年11月21日。この結果を受けて、いよいよ世界初の有人飛行に挑戦。ふたりの侯爵を乗せた気球は見事ブローニュの森から飛び立ました。高度90 mで約25分間、約8.8 kmを飛行を実現させたのです!

昔から人類の憧れだった「空を飛ぶこと」をいち早く実現した訳ですから、当時の人々の熱狂ぶりは相当のものだったでしょうね!!

歴史秘話・その4

当時、気球で空を飛ぶことを考えていたのは、モンゴルフィエ兄弟だけではありませんでした。

フランスのジャック・シャルル教授も、そのひとり。空気よりも軽い水素ガスを詰めた「ガス気球」で有人飛行を計画していました。その実験が成功したのは、モンゴルフィエ兄弟の有人飛行のわずか10日後。人類初飛行の栄誉を「熱気球」が手にしたのでした。

今から約250年も前に、こんな熱気球にまつわる歴史秘話があったんですね!

その後、ライト兄弟が飛行機を発明するまで、熱気球のブームが続きました。ガス気球は飛行船として、熱気球は大空を楽しむスポーツとして、今でも世界中で人気のアクティビティです。

熱気球の歴史秘話を知ったこの機会に、約250年前の大発明の驚きを体験してみませんか?

アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、大空の魅力を楽しめる熱気球体験ツアーを紹介しています。是非参考にしてみてください。

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※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。

Ishimaki Kano

Ishimaki Kano

全身で自然と風を感じるのが好きで、休日は河原をマウンテンバイクで走っています。趣味は街で見かけた動物や、月や空の景色を撮ること。カナダにバイソンの群れを見に行くのが夢です!

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