ルールを守って楽しく散策!知床のおすすめ観光スポット知床五湖を分かりやすくご紹介! 2015.10.24 知床・網走・北見
北海道・知床の有名な観光スポットのひとつ、知床五湖は春・夏・秋の季節を通して知床の動植物を鑑賞することができる貴重な場所です。
しかし、人が入ることによって起こる植生侵食やヒグマ出没の危険など、ありのままの自然であるがゆえの問題が重なり閉鎖されるという、不安定な運用が続いていました。
そこで近年、自然公園法による利用調整地区制度を柱とした利用制度を実施することで、観光客がいつ訪れても安全に自然を楽しめるようになったのです。
今回はその生まれ変わった知床五湖の楽しみ方をご説明いたします。ルールを守って楽しく快適に知床の自然を鑑賞しましょう!
知床五湖のルートは2種類!
館内展示の風景情報などを更新しました!園内の見どころをご紹介しております。 pic.twitter.com/zRRr7DM67s
— 知床五湖フィールドハウス (@shiretoko_goko) November 16, 2013
知床五湖は、画像のように5つの湖があり、”知床五湖フィールドハウス”の地点から散策スタート!
一湖に向かっていき、湖畔展望台まで続いている”高架木道”と、二湖から五湖までを巡ることが出来る”地上遊歩道”という、大きく分けると2つのルートから構成されています。
https://www.youtube.com/watch?v=IgWQjpNpYPg
それぞれルートに見どころがありますので、どちらもオススメです!
高架木道について
全長約800mの木で出来た高架の道からなるこちらのルートは、開園期間中はいつでも無料で利用可能。
知床五湖フィールドハウス横の駐車場そばの入口からスタートして、一湖の湖畔にある”湖畔展望台”で折り返して帰ってくるようになっています。
なんと高架木道には電気柵が張り巡らされているためヒグマの出没の心配はありません!
道も段差はなく傾斜も控えめなため、車いすの方でも通行可能という比較的易しいコースです。
道中にはオコツク展望台や連山展望台があり、美しい風景を楽しみながら散策をすることができます。
昨日の暴風の影響で知床五湖の地上遊歩道は閉鎖。倒木が道を塞いでいるらしい。仕方がないので高架木道をてくてく歩く。秋の知床もなかなかいいでしょ! pic.twitter.com/XwTViCNcCB
— かもめ通信 (@kamometuusin) October 3, 2015
ヒグマが出没した際に追い払いなどの対策をとるために、あらかじめルートが決まっていますのできちんと順路を守って散策しましょう!
地上遊歩道について
知床五湖フィールドハウスから出発し、五湖から二湖までを順番に巡り、高架木道を通って戻ってくるルート。このルートで知床五湖全てを見ることが出来ます。 一番外側を周る約3キロ程の道のりの”大ループ”とショートカットをした約1・6キロの”小ループ”がありますので、時間や体調と相談して好きな方を選びましょう。
知床五湖フィールドハウスに五湖ジオラマが初登場しました!我々スタッフが一ヶ月かけて手作りした、努力と涙(?)の結晶、ぜひ見に来て下さいね! pic.twitter.com/FA3ncBOjbr
— 知床五湖フィールドハウス (@shiretoko_goko) May 27, 2014
高架木道と違い、原生林の中を散策するので知床の多くの貴重な動植物を見つけることが出来るのが地上遊歩道の魅力。 その反面、混雑時には入場規制を行うためすぐに入ることが出来なかったり、ヒグマの出没や天候によって閉鎖されることも多くあります。 知床の動植物保護・観光客の安全のため、時期によってはガイドの引率が必須でしたり、散策前に机上で10分程のレクチャーを受けなければなりません。 詳しくは以下を参照ください。
・5/10~7/31【ヒグマ繁殖期】 自然ガイドの引率で散策※ ・開園~5/9、8/1~10/20【植生保護期】 要レクチャー受講※、散策自由 ・10/21~閉園【自由利用期】 受付手続きなし、散策自由 ※の付いているものは有料
有料になってしまう時期もありますが、その時にしか見られない知床の風景は見る価値ありです!是非機会が合えば参加してみてください。
秋は地上遊歩道も自由!
先ほどもご説明いたしましたが、10/21から冬の閉園までの今の期間は特に入場時の手続きも不要で、自由に散策することが出来る素敵な季節! 知床五湖は知床内でも有数の紅葉スポット。中でも一番美しいと言われている三湖は湖面に紅葉が映り、とても人気です。
秋晴れの知床五湖。
知床連山の上にうかぶ月も美しく。
山々からおりてきた黄葉・紅葉の色彩も
しだいに季節そのものになってきました。 pic.twitter.com/NTmLU3wDf7— 知床@つよぽっくる (@tsuyopokkur) September 23, 2015
知床で紅葉を見たくなったら、知床五湖へ行ってみましょう!
■ 基本情報
・名称:知床五湖フィールドハウス
・住所:〒099-4356 北海道斜里郡斜里町大字遠音別村
・アクセス:JR釧網本線知床斜里駅から約40km 路線バスあり(斜里バス)/斜里町ウトロから約18km。(車で約20分)
・営業時間:(4月下旬~11月下旬)7:30~18:00 ※閉館は時期により変動します。
・定休日:11月下旬~4月下旬
・電話番号:0152—24—3323
・ガイド料金:大ループ5000円、小ループ2500円(一人当たりの料金・手続き料含む)
・レクチャー料金:大人一人250円
いかがでしたか?知床五湖の美しい貴重な自然は現在こうして知床の人々によって守られています。
今日ご紹介したルールはもちろん、野生動物に餌を与えない、ゴミを捨てない等の大人としてのマナーも守って楽しく散策してくださいね!
冬の季節は散策することが出来ませんが、ガイドさんに同行して氷の張った知床五湖をスノーシューで観に行けるツアーを催行しているツアー会社さんもあります。
アウトドアアクティビティの予約ができるサイト「そとあそび」でスノーシューツアーの詳細を確認する事が出来ますので、冬の知床五湖も知りたい方は是非チェックしてみてください!
【アウトドアアクティビティの予約サイト「そとあそび」で知床のツアーを探してみる!】
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事