こどもも大喜び!金剛山での雪遊びプラン 2017.01.30 関西・近畿
奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境目にある金剛山。大阪で一番の高さを誇る金剛山の標高は、なんと1,125m!
一年を通して四季折々の自然が楽しめるため、登山家にも人気い金剛山ですが、実は子供と訪れても十分楽しめるスポットなんです。今回は、子供と一緒に楽しめる金剛山の雪遊びと、ついでに寄りたくなる周辺施設についてご紹介します。
金剛山の楽しみ方~登山~
1.まずは金剛山に登ろう!
金剛山といえば本格的登山で有名ですが、意外と知られていないのが、年間登山者数が日本で二番目ということ。日本で富士山の次に登山者数が多い山だと言われています。
冬場は雪道になるので通常よりゆっくり歩くことになりますが、それ以外の季節では金剛山登山口バス停から山頂まで1時間半~2時間程度とハイキング感覚で登山を楽しむことができます。
登山回数カード作った!
一生で何回登るんだろう…。僕の前に登られてた方、今回7,710回目らしい(・_・)#金剛山 pic.twitter.com/NLWL6CfO9N
— いとなむし (@itonamushi) February 16, 2016
金剛山には「金剛山登山回数表」が販売されており、山頂で1日1回スタンプを押してもらうことができます。
スタンプがたまると記念品がもらえたり、金剛山登拝の団体「金剛錬成会」に入会しスタンプの登拝回数が50を超えると、山頂の掲示板に自分の名前が掲載される特典もあります。中には5000回以上なんて強者も結構多いんだとか!
冬場の登山の場合は厚着をして防寒対策はもちろん、ストックやすべり止めのアイゼンも忘れないようにしましょう。アイゼンはスポーツ用品店のほか、金剛山の麓や山頂にある売店でも販売しています。
親子や犬を連れて登山される方も多く、ある程度体力があれば小学生でも頂上まで行くことができます。
2.「金剛山ロープウェイ」で一気にラクラク♪
「頂上で思い切り楽しむために体力を温存したい!」「まだ子供が小さいので登山はちょっと…」という方は金剛山ロープウェイに乗りましょう。
https://www.instagram.com/p/BPr7LnhFrSt/?tagged=%E9%87%91%E5%89%9B%E5%B1%B1&hl=ja
昭和41年4月に開通した金剛山ロープウェイは標高975mの金剛山駅に、約6分で到着します。ロープウェイからの眺めもまた格別です。子供もワクワク!楽しい一日のはじまりです。
■基本情報
・名称:金剛山ロープウェイ
・住所:大阪府南河内郡千早赤阪村千早9
・電話番号:0721-74-0128
・アクセス:大阪府立 金剛登山道駐車場から徒歩5分
・所要時間:6分
・料金:【往復】大人(中学生以上)1,340円、小学生670円(4/1より)大人1,420円、小学生700円
3.金剛山の名物「樹氷」
金剛山は毎年冬にはマイナス5度前後まで冷え込んで10~30cm前後の積雪により美しい樹氷を見ることができます。
歩いて登山すれば、静寂の中で樹氷でできた白銀のトンネルを潜り抜けるという神秘的な体験ができ、ロープウェイからだと山全体の樹氷を見渡せるので、金剛山の名物にもなっています。
https://www.instagram.com/p/BPrOCzjA0wn/?hl=ja
白く凍りついた木々はまさに自然の作り出す芸術品。樹氷が見られるのは毎年12~3月ですが、必ず見られるとは限りません。事前に積雪情報、樹氷情報を調べてからお出かけすることをおすすめします。
できるだけ気温が低い日を選んで、朝早くから出かけると見やすいでしょう。キラキラと朝陽に輝く樹氷に、子供の視線も釘付けなること間違いなし!
■基本情報
・名称:樹氷
・アクセス:ロープウェイ金剛山駅~山頂周辺
4.「ちはや園地」で雪遊び♪
金剛山を子供連れで楽しむなら「ちはや園地」は欠かせません!ここではキャンプ場やBBQ場などもあり通年楽しめますが、特に冬は雪遊びをする子供連れの家族で賑わいます。積雪10cmあればそり遊びも満喫できますよ。
https://www.instagram.com/p/BPRb3l0hBuO/?hl=ja
■基本情報
・名称:ちはや園地(大阪府民の森)
・住所:大阪市中央区南本町2-1-8
・アクセス:ロープウェイ「千早駅」から「金剛山駅」下車後、徒歩10分(自家用車での来園は不可のため、金剛登山道駐車場より登山またはロープウェイにて)
・電話番号:06-6266-1038
・入園料:無料
5.遊びどころがたくさん!「ちはや星と自然のミュージアム」
ちはや 星と自然のミュージアム、山のてっぺん付近にある建造物としてのステキポイント相当高いと思う pic.twitter.com/D3yT3XZk2A
— R.E.D-G (@scarred408) October 10, 2016
雪遊びを楽しんだ後に立ち寄りたいのが、ちはや園地内にある「ちはや星と自然のミュージアム」。金剛山の歴史や、取り巻く自然について触れられます。
建物の最上階ににある星見台では月に1~2回、夜にに星空観察会が行われています。利用目的によって様々な遊び方ができるので、子供の意見を聞いてみてくださいね。
■基本情報
・名称:ちはや 星と自然のミュージアム
・住所:大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1313-2
・電話番号:0721-74-0056
・定休日:火曜日(休日の場合は翌日)
・アクセス:金剛山ロープウェイ「金剛山」駅下車後、徒歩約10分
6.達成感と感動を一緒に味わえる「金剛山展望台」
金剛山の展望台から見た、金剛山と湧出岳 #金剛山 pic.twitter.com/Or9R1rPL
— Red_Skier (@Red_Skier) January 28, 2013
金剛山駅と金剛山山頂の中間周辺には高さ7~8mほどの展望台があります。ここでは360度の大パノラマで景色を楽しむことができます。晴れた日には関西空港や大阪湾、大峰山まで見渡せるベストポイントです。
どの季節に来ても景色を楽しむことが出来ますが、冬のシーズンは白く染まった周囲の山々や木々といった絶景を味わうことができるスポットです。大人はもちろん、子供も感動すること間違いなしの景色。雪遊びの際はぜひお子さんにも見せてあげてくださいね。
■基本情報
・名称:金剛山展望台
・住所:大阪府南河内郡千早赤阪村千早
・アクセス:ロープウェイ金剛山駅より徒歩15分
7.いよいよ到着!「山頂広場」(転法輪寺)
金剛山山頂到着しました。積雪15センチ。ここにはライブカメラが設置されていて、家のパソコンで私の勇姿が見れたそうです。 pic.twitter.com/uuVclwEprR
— やまもっちゃん (@nara_yamamoto) February 9, 2015
ロープウェイの金剛山駅から40分ほど歩いて登っていくと山頂広場に到着します。「金剛山頂」の看板もあるので家族揃っての記念撮影にもぴったり♪
頂上からは堺方面を一望したり、積雪量によってはここでも雪遊びを楽しむことができますよ。
山頂広場の近くには役小角が1300年以上前に開山したと伝えられる転法輪寺もあります。雪が積もり寺院が白く染まるのは冬ならではの見どころの一つ。
金剛山転法輪寺 平日で踏み跡が少なく、所どころスノーシューが要る?笑 pic.twitter.com/b43hGgWeqM
— Green-forest☆ (@geishagirl4) March 20, 2016
■基本情報
・名称:金剛山山頂広場
・アクセス:ロープウェー金剛山駅から徒歩40分
8.「山頂売店」で一休み
ダイトレ金剛山にて昼食。蕎麦はGI値が低くエネルギー補給にはうってつけ。 pic.twitter.com/V2eRH7et1d
— さかしゅう (@Saka_Shu1230) September 20, 2015
思い切り雪遊びをしたら体も冷えるもの。温かいものを食べて温まりましょう!
山頂の売店には食堂もあり、そばやうどん、おでんなどの温かいご飯が販売されています。冷えた体に温かいものは何よりのごちそう!
金剛山で懐かしのカップヌードルの自販機を発見。レア自販機マニアなら歓喜 pic.twitter.com/zvSmB4Niuh
— 因果応報(コミケ民) (@ingaoh) December 11, 2016
ここには珍しいカップヌードルの自販機があり、売店が休みの場合でもカップヌードルを食べられます。これは冬には非常にありがたい存在ですね。
寒い雪山で食べるカップヌードルは普段の何倍にも美味しく感じることでしょう!
先ほどご紹介した「金剛山登山回数表」や雪山用の外付けのアイゼンといった、金剛山ならではのグッズやお土産も揃っているので、休憩がてらに立ち寄ってみてくださいね。
■基本情報
・名称:金剛山山頂売店
・電話番号:0721-74-0020
・アクセス:ロープウェー金剛山駅から徒歩40分
9.「金剛山葛木神社」で願いが叶う!?
金剛山山頂の葛木神社は1300年以上前、役行者が転法輪寺の鎮守として建立したのが始まりとされる歴史のある神社です。一言の願い事ならばなんでも叶えてくれるという一言主を祭神として祀っています。
普段も神聖な雰囲気に包まれる静かな神社ですが、冬は樹氷の木々に囲まれた境内が白く染まりさらに幻想的な光景が広がります。雪が降っている季節にはぜひ訪れてほしいスポットです。
■基本情報
・名称:金剛山葛木神社
・住所:奈良県御所市高天476
・電話番号:0721-74-0005
・アクセス:ロープウェー金剛山駅より徒歩35分
金剛山の楽しみ方~下山~
10.お泊りでも日帰りでも寄りたい「香楠荘」
家族で一日思い切り雪遊びを楽しんだらやっぱり疲れを取りたいですよね。
金剛山には「香楠荘」という宿泊施設があります。山頂のロープウェー駅から徒歩5分程度と近くに立地しているため、日が暮れるまで雪遊びを楽しんでくたくたになっていても安心です。
大浴場は金剛山の涌き水を使った古代ひのき風呂。雪遊びの疲れを一気に落としてくれます。窓からは金剛山の眺めの良い景色を楽しむこともできますよ。
大浴場は宿泊客以外も大人510円、小人260円を払えば日帰り入浴で利用できるためゆっくり温まってから帰ることもできます。
絶好のロケーションは日の出を見るのにもピッタリ。初日の出のシーズンには人気の高い宿です。子供と雪遊びを一日楽しむならご家族揃って泊まってはいかがでしょうか?
今日は金剛山のロープウェイ駅近くにある香楠荘にお世話になります。お料理は各種の鍋か懐石料理が選べます。私は懐石料理を食べました。 pic.twitter.com/0dhjPSmuQ7
— やまもっちゃん (@nara_yamamoto) May 1, 2015
香楠荘のそじ坊で頂きます pic.twitter.com/1OJZ03mARg
— ぺりあ△ (@periatongue) January 1, 2016
ゆっくり休みたいのなら香楠荘では豪勢な鍋のセットやお弁当パックで。手早く済ませたいのなら食堂の自家製そばで。このように時間や食べたいものの気分で選んでみてくださいね。
■基本情報
・名称:香楠荘
・住所:大阪府南河内郡千早赤阪村千早1313-2
・電話番号:0721-74-0321
・アクセス:ロープウェー金剛山駅より徒歩5分
11.「千早川マス釣場」でちょっと寄り道
https://www.instagram.com/p/BDr7yFvIWpT/?taken-at=748334266&hl=ja
泊まった翌日にそのまま帰るのはもったいない、なんて方や、雪遊びに来たのに雪がほとんど積もっていなかった、なんて方は、家族で釣りを楽しんでみませんか?
千早川マス釣り場では金剛山の清流を利用してニジマスなどの魚を養殖しています。有料で釣った魚を調理してくれるサービスもあり、釣りたての美味しい魚を塩焼きや唐揚げ、アライでいただくこともできます。
釣りをとにかく楽しみたい人には一日・半日釣り放題コース、調理して食べたい人には釣れた分だけ買い取れる目方釣りコースなどコースを使い分けられるのも魅力的です。
千早川マス釣り場でランチタイム pic.twitter.com/aQKZG9IVQ5
— ふな!! (@swec175) May 17, 2015
竿やエサなども有料でレンタルできるため、当日雪遊びが出来ない時に急遽釣り遊びに切り替えることも出来ますよ。食堂のみの利用も可能なため、鱒定食などの魚を手軽に味わうことも可能です。
■基本情報
・名称:千早川マス釣場
・住所:大阪府南河内郡千早赤阪村千早1262-4
・電話番号:0721-74-0116
・営業時間:8時30分~17時
・アクセス:近鉄河内長野線「富田林駅」下車、金剛バス「ロープウェイ行き」に乗車して「マス釣り場前」バス停下車
12.「行者湧水直売所」で最後のお土産を
天川村のごろごろ水を汲みに行くには時間もかかるし脚の痛みがあるので、今回は河内長野市石見川の「行者湧水」を汲みに出かけることにしました。 pic.twitter.com/rBVQdtEZ
— しゅんすい (@syunsui) September 8, 2012
湧き水で有名な金剛山には何箇所か湧き水が汲めるスポットがあり、毎日多くの人が大量の容器を持って訪れます。その中でもいちばん有名なのが有料の「行者湧水」。
こちらでは湧水で淹れたコーヒーや湧水で作った手作りコンニャクなども販売しており、そちらも楽しむことができます。
行者湧水、150円でコーヒーも飲めます。 pic.twitter.com/TiPNY1yLmo
— Kenlynx イタリアのとらさん (@kenlynx) October 1, 2013
無料で水を汲めるスポットも何箇所かありますが、麓で水を汲めるのがメリットです。そのため登山客のみならず、ロードバイクで湧き水を買いに来られる方も少なくありません。
おいしい湧水は炊飯やコーヒーを淹れるのに最適。雪遊びに来たついでにお水を汲んで帰れば家族で美味しいご飯を楽しむことが出来ますよ!
■基本情報
・名称:行者湧水直売所
・住所:大阪府河内長野市石見川8-2
・電話番号:0721-60-5551
・営業時間:8時30分~16時00分(12月~2月は土日のみ)
・休業日:年末年始、火曜定休
おまけ
13.ゼログラビティー「芦生・比良山系 スノーシューツアー」
もっともっと雪遊びがしたい!という方は少し足を伸ばしてみましょう。近畿圏ですと、姫路・京都・大阪からJR湖西線新快速で乗換なしで行ける滋賀の芦生・比良山方面で雪遊びを楽しむことができますよ。
ツアー会社「ゼログラビティー」では、芦生周辺の雪山を雪上歩行具を履いて散策する「スノーシュー」を楽しめます。このツアーでは単に雪の上を歩くだけでなく、斜面を滑ったり雪の積もった上に飛び込んだりといった雪遊びも思い切り楽しむことが可能です。
お子様連れには「初めての雪山散策 (ランチ付)」ツアーがおすすめです。こちらは小学1年生からでも参加できるツアーのため家族揃って雪遊びを楽しむことができますよ。
雪原に残る動物の足跡を探したり、原生林を歩いたり。普段できない経験をお子さんに経験させてあげられます。さらに温かいサンドイッチとシチューの嬉しいランチ付き!
家族揃っての雪遊びにスノーシューはぴったり。金剛山で雪遊びを経験したら、こうしたツアーでの雪遊びも経験してみてはいかがでしょうか?
■基本情報
・ツアー会社:ゼログラビティー 芦生・比良山系 スノーシューツアー
・ツアー名称:【初心者におすすめ】 初めての雪山散策 (ランチ付)
・所要時間:4~5時間
・参加年齢:小学1年生~
・開催期間:12月下旬〜3月下旬(積雪期限定)
・集合場所:滋賀県高島市勝野1400 たかしまびれっじ7号館 ゼログラビティー滋賀事務所
以上、金剛山へ子供と行くのにおすすめの雪遊びスポットをご紹介しました。
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、この他にも様々な雪遊びスポットやレジャーを紹介しています!ぜひお気に入りのツアーを探してみてください。
(編集部注*2015年12月25日に公開された記事を再編集したものです。)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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