
【実録!】人と人を自然とつなぐ古き好きキャンプ型音楽フェス「Caravan」とは? 2015.11.13 千葉県
前回、反響を呼んだこちらの『ヨガやアロマを始めたい方必見!「Circus Outdoor」が開催する「Breathing」に参加してきました!』という記事。
こちらの記事で紹介させていただきました「Circus Outdoor」が協賛のキャンプ型音楽フェス「Caravan」が10月17日(土)・18日(日)の2日間かけて開催され、今回もご縁があってOutfitter編集部を呼んでいただきました!
本記事では、「Caravanとはなんぞや?」とお思いのあなたに、未知のキャンプ型音楽フェス「Caravan」に参加して感じたことやその内容をお伝えてしていきます!
「アラビアン」がテーマのCaravan
そもそも、Caravanとは「シルクロードを数ヶ月かけて移動する商人の旅団」を指す言葉。旅団同士の緩やかな交流の中で様々なカルチャーが生まれた様子を彷彿させよう、という主旨のもと行われたのが今回のフェスというわけです。
初回となる本フェスではテーマを「アラビアン」とし、幻想的な空間演出にチルアウト系の音楽、テーマに基づいた料理、人との繋がりが自然と生まれるワークショップや様々な仕掛けなど、楽しむために必要ないろいろなものを用意されていました。
開催地は千葉県「昭和の森フォレストヴィレッジ」
本フェスが開催されたのは、千葉市に位置する「昭和の森フォレストヴィレッジ」という複合施設。
約105ヘクタールもある広大な敷地内には、フリーキャンプサイトやオートキャンプサイトはもちろん、ドッグランや天然芝の広場、合宿所などを完備しています。
都心からわずか1時間ほどで、駅やスーパーなども徒歩圏内という利便性を持ちながら、自然に溢れた施設は週末のキャンプにはぴったりです。
マイナスイオンたっぷりの生い茂る木々の中に少しずつ色づき始める葉っぱに風情を感じます。
Caravanの様子
それではここから、Caravanの様子を写真を用いながらご紹介していきます!
「キャンプ型音楽フェス」というと、サマーソニックやフジロックなど最近流行りの野外フェスを想像する方も多いのではないでしょうか?
確かに規模やテーマこそは違うものの大枠は全くそれらと同じで、広々とした草原にステージがあり、その周囲には露店が数件、ワークショップを行ったり休憩場所として使えるテントが立ち並んでいるといったものです。
しかし、本フェスには今流行りの野外フェスと決定的な違いがあります。
それは
・・・
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・・・・・・・・・・・・
「ユルさ」
です。
「ユルさ」と言われて、「なにそれ、どういうこと?」と思われた方もいるでしょう。これから写真を用いて説明していきます!
音楽は思い思いの時間を楽しむための”BGM”
会場に入ってまず驚いたのが、音楽を聴き入っている人がほとんどいなかったということ。
ステージでDJが音楽を流している状況で、その周りには踊っている人がいる
・・・というわけではなく、ただひたすら”BGM”が流れているだけ。
このとき、開場されたばかりで人があまり来ていなかったというのももちろんありますが、それにしても誰も居ない光景を見て、「これ、大丈夫かなぁ」と少し心配になっていました。
ただ、時間が経つにつれて徐々にわかってきたのが、「それぞれの人が思い思いの自由な時間を過ごしている」だけであって、音楽がつまらないとか、興味が無いとかではないということです。
その証拠に2日目には、
大人も子どもも裸で踊るほどのテンションの上がりようです。
ステージイベントのトリを飾った17歳のシンガーソングライターKaori Kodamaの演奏中には、
周囲を取り囲み真剣に聴き入っており、17歳とは思えない圧巻の演奏に、満場一致でアンコールの声もあがりました。
「音楽フェスでは、音楽は聴き入るもの」というイメージが強い方には、このように音楽はメインではなくて、外でのゆるりとした時間を過ごす際の”BGM”として、思い思いに楽しむ雰囲気を作るものだというのはとても新鮮ではないでしょうか?
ワークショップやイベント、露店も充実
もちろんフェスなので、ワークショップやイベント、露店も充実!お酒の種類も豊富です!
こちらはパティシエのnana matumotoさんをお招きし、アイシングクッキー作りのワークショップ。真剣な眼差しでクッキーをデコレートしていきます。
編集部も挑戦しました!周りの方々にとやかく言われながらもなんとか完成しました・・・
こちらは様々な切り絵作品を制作を手掛ける清水 美雪さんを講師に迎え、切り絵を用いたキャンドルホルダー作りのワークショップ。
2日目の朝に行われたのは昔懐かしのラジオ体操!目覚めをすっきりとさせます。
なんてことのない、久しぶりのラジオに思わず苦笑いしてしまうシーンも。
全国でフットサルクリニックをしているKENTO TAKAYAMAさんをお招きして、子どもも大人も交えたフットサル大会!
子どもを相手になかなか鉄壁の布陣を組む大人たちも楽しそうです!
こちらは本格的なインドカレーを提供している「USUDA CURRY」。昼間から調理を開始し、夕方頃には完成。夜にたべましたが、パクチー入のチキンカレーは絶品でした!
こちらはオーガニックフードを提供する「197 KITCHEN」。体に良さそうな栗ごはんに野菜たっぷりのスープの組み合わせは最高でした!
夜の雰囲気も良い
Circus Outdoorと言えばグランピングテントの美しい装飾で有名!ご覧のとおり、夜になるとテントがライトアップされて幻想的な風景になります。
昼間にワークショップで作った切り絵キャンドルホルダーを外に並べるととてもオシャレです。
キャンプの夜のイベントといえば「キャンプファイヤー」は外せません!21時を過ぎる頃にはキャンプファイヤーがはじまりました!
火を囲うだけでもテンションが上りますよね!
お客さんだけでなく、ボランティアさんやフェススタッフも多数参加
本フェスでは情報を聞きつけてやってきたお客さんも多くいましたが、ボランティアとして参加している人やフェススタッフも非常に多く、運営をしながらイベントにも参加したり、サッカーやフリスビーで遊んでいたりと、みなさんのびのびと楽しんでいました。
一緒にサッカーを楽しむボランティアさんとお客さん。
テントの中でオフのひとときを過ごすお客さんたち。とても楽しそうです。
スタッフと一緒にボードゲームを楽しむ人もいます。
シャボン玉をカメラに吹きかける子どももいれば、
トマトジュースで口周りを汚しながらもシャッターチャンスをくれる子どももいれば、
「お酒を飲む!」と言って高らかにジュースを飲む子どもも。
「ボランティアやスタッフが多い」ということを聞くと、身内感があって肩身が狭そうと思われる方もいるかもしれませんが、彼らを仲介してイベント・ワークショップなどを通じながら、様々な人と徐々につながっていく……そんな雰囲気が溢れており、居心地はとても良いものでした。
編集部もプレス(取材)ということで、一人で参加した本フェスですが、1日目の夜になってみれば、その日にあったばかりの人とボードゲームをしたり、恋愛相談をしたり、自分でもびっくりするくらい自然な流れでそのような状況になっていました。
キャンプ型フェスだから楽しめるユルさ
さて、これまで紹介してきた内容にて、本フェスの「ユルさ」が伝わりましたでしょうか?
最初はどうなるかと思いましたが、終わってみれば皆さん思い思いの時間を過ごしながら、ゆるく自然と人と人、文化と文化がつながっていく良いフェスでした。
本フェスの協賛のCircus Outdoorでは、関東を中心に様々なアウトドアイベントを開催しているので、みなさんもご機会がございましたら、足を運んでみてくださいね。普段と違った休日を楽しむのはとても有意義ですよ!
【自然の中でゆったりとした時間を過ごした方向けのアウトドアアクティビティをこちらでも紹介しています!】
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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