水上のスノーシューコースにある6つの見どころとは? 2015.12.06 スノーシュー 水上(みなかみ)
群馬県の最北端にある水上(みなかみ)は、首都圏から2~3時間圏内にありながら、関東随一のパウダースノーが楽しめるスノー・アクティビティで人気のエリアです。
スノーシューとは「西洋式かんじき」のことで、特別な技術を必要としないため、お子様や初心者の方でもすぐに使用できます。スノーシューを履いて雪上を歩くと、スキーやスノーボードとは違った美しい自然の風景が眺められるのも魅力です。
水上で例年12月下旬から3月下旬、長いものでは4月下旬頃まで開催されているスノーシューツアーのおすすめコースの6つの見どころをご紹介します。
1.谷川連峰
群馬県と新潟県にまたがる谷川連峰は、谷川岳や一ノ倉岳、茂倉岳、仙ノ倉山などの総称です。中でも山麓がスキーのメッカとなっている主峰・谷川岳がやはり有名ですが、周囲の山域も含めて谷川岳と呼ぶ場合もあります。
東は尾瀬の景鶴山(けいづるやま)付近から、西は野反湖(のぞりこ)近くの白砂山まで、100キロ以上にも渡って延々と続いています。
水上のスノーシューツアーで見られる標高1900メートル級の山々が連なる様子は壮観です。冬場の真っ白な雪に覆われた谷川連峰の幻想的な風景は、まさしく絶景と言えるでしょう。
2.一ノ倉沢の岸壁
谷川連峰の東側には一ノ倉沢、幽ノ沢、マチガ沢といった日本有数の岩場があり、穂高岳・剱岳(つるぎたけ)と並んで「日本三大岩場」の一つに数えられています。
年間を通してロッククライミングが盛んに行われていますが、世界で最も登るのが困難な岩場の一つだそうです。
この一ノ倉沢を観に行くコースは、水上のスノーシューツアーで人気を集めています。目前に広がる落差1000メートルにも及ぶ一ノ倉沢の急峻な岸壁は、圧倒的な迫力と美しさです。コースはアップダウンが少なく、谷川岳山麓も見渡せます。
3.大幽洞窟(おおゆうどうくつ)
みなかみ町、川場村、片品村の堺にある武尊山(ほたかやま)の麓には、氷筍(ひょうじゅん)が立ち並ぶ大幽洞窟(おおゆうどうくつ)があります。
「氷筍」とは天井から滴り落ちた水滴が凍り、積み重なってたけのこ状の氷塊になったもので、薄暗い洞窟の中に氷筍が連続して屹立する様は神秘的です。
大幽洞窟も水上エリアで開催されているスノーシューツアーの定番コースですが、スノーシューでしかなかなか見られない稀有な自然をご堪能いただけるでしょう。
4.裏見の滝
「宝来の滝」とも呼ばれており、現在は落石の恐れがあるため、裏側から滝を見ることができなくなっていますが、観瀑台から豪快な水流が高さ約50メートルもの上部から滝壺へ流れ落ちる光景を眺められます。
夏は涼を求める観光客で賑わう一方で、厳冬期には芸術作品のような氷結した滝が見られます。
積雪などの状況次第ですが、2月の期間のみ、この「裏見の滝」を楽しめるスノーシューツアーが開催されます。スノーシューでは標高差約150メートルのダウンヒルをアクティブに下ることができます。
5.大峰沼
本州最大、最古と言われる浮島を持つのが大峰沼です。周囲約1キロに渡って点在する浮島は、ミズゴケやツルコケモモ、モウセンゴケ、カサスゲといった湿原植物の宝庫になっています。
近くのモリガエルが棲息する古沼と共に群馬県の天然記念物に指定されています。周辺には天然の落葉樹が残されており、貴重な動植物が多く見受けられます。
大峰沼は北西の冷たい風を受けにくいみなかみ町の南側にあって、比較的気候が温暖です。近辺は上りも下りも緩やかで、スノーシューで歩きながらのんびり里山の風景を謳歌できます。
水上のスノーシューツアーでは、野生の動物に出会うことも。雪面の足跡などから動物の種類や行動を探るアニマルトラッキングといったネイチャーゲームも楽しめます。
6.雨呼山(あまよばりやま)
みなかみ町の最奥地にあり、関東の水源、利根川の源流域の藤原ダムに程近い雨呼山(あまよばりやま)には、名前の通り雨乞いの儀式が行われていたという言い伝えがあります。
コースの途中にある龍棲洞や石舞台などにも様々な伝説が残されており、龍棲洞でも氷筍が見られます。
この周辺は変化に富んだ地形になっていて、スノーシューで急斜面を滑り降りたり、ふかふかの雪の中でジャンプしたりといった雪遊びも堪能できます。
山頂から武尊山や奥利根の山々の大パノラマが広がります。
水上のスノーシューツアーは4歳から参加可能、ファミリーで楽しめるプランも!
水上のスノーシューツアーでは今回ご紹介したコースなどの中から、時期や積雪などの状況によりガイドがベストコースを選択してご案内します。
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」がおすすめする水上のスノーシューツアーには4歳のお子様から60歳以上のシニア世代まで参加可能なツアーもあり、所要時間約3時間程度の手軽な半日プランや、所要時間約6時間以上で1日かけてスノーシューをたっぷり楽しむプログラムもご用意しています。
「雪上のボディボード」と言えるエアーボードとスノーシューを一度で両方楽しめるお得なツアーもありますので、ぜひご覧下さい。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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