ウインドサーフィンの体験ツアー

ウインドサーフィンとは、ヨットとサーフィンを融合・発展させたウォータースポーツ。ボードとセイルを接続した専用の道具を使い、風の力だけで水面を滑走します。常に風が吹き、波の立つ水面が適しており、海だけでなく、湖や川でも楽しめます。

ウインドサーフィンの魅力は、人工的な動力は一切使わず自然のパワーを感じ、風と一体となって水面を滑走すること！ボードの速度が時速25kmほどに達すると、水面からボードが浮き上がって滑走する「プレーニング」状態に入ります。体感速度は2倍以上にもなり、水面を滑る感覚とともに、スピード感と爽快感を存分に楽しめるでしょう。この感覚がクセになり、ウインドサーファーとなる人が多いようです。小学生からシニアまで、幅広い世代が楽しめる点も特徴です。

ウインドサーフィンの楽しみ方には、スタイルにこだわらず、自由にゲレンデを楽しむ「フリーライド 」と、競技があります。ウインドサーフィンにはさまざまな国際大会があり、複数の種目があります。マークブイを回航しながらゴールまでの順位を競う「スラローム」、波の乗り方やジャンプの仕方といったパフォーマンスを評価する「ウェイブ」、平水面でプレーニングからジャンプや回転などのトリックを繰り出し、華麗さやテクニックを競う「フリースタイル」など。

初心者は、まず体験レッスンに参加するのがおすすめ。プレーニングができるようになるまではかなりの練習が必要ですが、ウインドサーフィンならではの、風との一体感を楽しむことはできるでしょう。

ウインドサーフィンは基本的には通年で楽しめます。しかし、冬は強風なことが多く、比較的コンディションが良い春（4月中旬～6月中旬）から秋（8月中旬～11月初旬）にかけてが初心者にとってのベストシーズンといえます。全国各地の海や湖で体験可能ですが、エリアによって気候やコンディションが良い時期は異なるため、ツアーの開催期間もさまざま。関東では通年開催のツアーがあり、その他のエリアでは3月～最長で12月下旬まで開催されています。体験できるウインドサーフィンスポットは以下の通りです。

【関東のウインドサーフィンスポット】
都心から電車や車で約1時間～1時間半とアクセス抜群！マリンスポーツが盛んな神奈川県の湘南エリアにある逗子と鎌倉で体験できます。遠浅で穏やかな海で、江の島や富士山を望む風光明媚なロケーションの中でウインドサーフィンを楽しめるのが魅力です。

【甲信越のウインドサーフィンスポット】
東京から車で約2時間、ウインドサーフィンのメッカといわれる山梨県の本栖湖が舞台。春から秋にかけて南風が吹き、ウインドサーフィンにぴったりなゲレンデになるとあって人気のスポットです。

【九州・沖縄のウインドサーフィンスポット】
鹿児島県・奄美大島の北部、龍郷町にある赤尾木湾でツアーを開催。奄美空港から車で約15分と好アクセスです。緩やかな円になって続く美しい湾内は、初心者にもってこいのゲレンデ！外洋からの波が入りにくいため穏やかで、安心して楽しめます。海の透明度が高く、里山風景が広がるすばらしいロケーションも魅力。風向きや参加者のレベルに応じて、その日1番楽しめるポイントで体験できます。