スノーシュー初心者のための入門講座では、スノーシューに関しての基礎知識をわかりやすく丁寧に説明しています。まずは基本を理解して上達のコツやヒントをつかんで中級者、そして上級者を目指してください!
【雪原を舞台にした爽快なアウトドアレジャー】
一面が雪に覆われた大地を気軽にトレッキングできるアウトドアレジャーとして人気のあるスノーシュー。動物の足跡を追って山道を歩いたり、一面の銀世界を眺めたり、ちょっと疲れたら雪の上でティータイム…… ふわふわの雪も、スノーシューがあれば楽に歩くことができ、爽快な気分を味わえます。雪の上が初めてという方もすぐに慣れることができるため、年齢・性別問わずウィンタースポーツの1つとして親しまれています。
そこで、「スノーシューって何?」という基本的な疑問から、使用する道具の特徴、スノーシューの楽しみ方までをご紹介します。
【スノーシューって何?】
スノーシュー(英: snowshoe)とは、雪の上を歩くために、靴の下に装着する道具の名前です。手軽に雪の上のトレッキングを楽しむことができることから、近年ではスノーシューを履いて雪上を歩き、自然に親しむことを目的としたツアーが開催されるようになりました。ガイドがいるツアーなら景観のいいスポットや安全な場所を散策できるため、小さいお子様でも楽しめる冬のアウトドアレジャーとして定着しています。
雪がたくさん降る寒冷地でも、スノーシューを履いて歩けばすぐに身体がポカポカと温まり、コースを全部歩き終えれば、大きな達成感も味わえるスノーシュー。山岳の豪雪エリアで開催されることが多く、アクテビティ終了後には温泉に浸かって温まり、地方の美味しい料理をいただくのもおすすめです。
【スノーシューの楽しみ方】
スノーシューは、主に以下の3種類に分類することができ、フィールドによってそれぞれ違った楽しみ方があります。
平地でスノーシューを楽しむ
夏には踏み込むことのできない小川や木々が生い茂る道も、雪に覆われる冬は、スノーシューを履いてトレッキングすることができます。雪上に残った動物たちの足跡を探索する「アニマルトラッキング」など、冬の時期だけ楽しめる特別な時間を味わえます。
登山スノーシューを楽しむ
雪面に対するグリップ力が強く作られている登山用のスノーシューを履いて山登り。真っ白に雪化粧した山々を眺めているだけで壮大な気持ちになれます。ただし、上級者向けのコースが多いため、初心者のうちは安全なル-トを選びましょう。
スノーシュートレイルランニングを楽しむ
軽さを優先して作られているスノーシューを使用し、雪の中でランニングを行うスノーシュートレイル。主にトレーニングで行います。
その他
スノーシューの楽しみは雪の中を歩いている時だけではありません。雪の上でランチ、雪洞作り、そり遊び、フカフカの新雪へのダイブなど、様々なイベントを楽しむことができます。
【スノーシューに必要なアイテム】
雪の降るエリアで体験できるスノーシュー。寒さ対策は必要ですが、歩きはじめれば必ず暑くなるため、服装は上半身であればアンダーウェア、インナー、オーバーパンツ、登山用スパッツ、そして、防風・防寒用にゴアテックスのアウタージャケットなどもあるといいでしょう。
他に必要なアイテムは…
スノーシュー
体重や荷物の重さ、挑戦するフィールドに合わせてサイズを選びます。スノーシューの裏には「クランポン」という雪に刺さる爪が付いて、安定した歩行が可能です。
ストック
雪道でのバランスを保持するための必需品です。
靴
登山靴、性能の良いトレッキングブーツがおすすめです。
その他
手袋や帽子、サングラス(ゴーグル)は必須アイテムです。ツアーではないトレッキングでは、ザックに行動食や医療品セットなども必要です。
【スノーシューの歴史】
寒冷地帯の移動手段や狩りをする際の道具として生まれたスノーシュー。それがレジャーとして楽しまれるようになったのは1980年代のアメリカにて。歩いたり走ったりできるように、道具として改良されたことで、一般の人でも扱えるようになりました。その後1990年代に入って、ウォーキングやランニングのブームとともに、冬のフィットネス運動として急速に普及し、現在は自然に触れるツアーにも活用されています。
スノーシューの魅力を存分に味わおう!
いかがでしたか。スノーシューで雪に覆われた銀色の世界を満喫してみたいと思った方は、ぜひ実際に体験してみてください。
国内の人気スポットは、ワイルドな自然が広がる北海道をはじめ、岩手県の安比高原、福島県の裏磐梯などの東北エリア、長野県の白馬・富士見台高原、滋賀県の比良山系など。《そとあそび》の紹介しているツアーでは、特別な技術や体力は必要としないので、未経験者・女性・お子様も気軽にお楽しみいただけます。