パラグライダーの体験ツアー・スクール

パラグライダーは、鳥のように空を舞う体験ができる人気のスカイアクティビティです。北海道から沖縄まで日本全国のさまざまなエリアで体験できます。

パラグライダーの楽しみ方は大きく分けて2種類あり、インストラクターと一緒に飛ぶ「タンデムフライト」と、自分で操縦して地上1〜5mほどを飛ぶ「浮遊体験」があります。

タンデムフライトは2人乗り用のハーネス（装具）を装着し、インストラクターの操縦で地上数百メートルの高度をフライトできます。パラグライダーならではの景色と、鳥になって空を飛んでいるかのような気分を楽しめるのが魅力。小学生以下の低年齢でも参加できるツアーもあります。中にはフライト中にカメラやスマホでの撮影が可能な事業者もあるので、思い出の１枚を写真に収めることもできます。

浮遊体験はインストラクターのサポートを受けながら、緩やかな丘などを駆け下りて、ふわっと浮き上がる感覚を楽しみます。高さは1〜5mほどですが、うまくいけば数十メートルの距離を飛ぶこともでき、自分で操縦するのでタンデムフライトとは違った達成感を味わえるのが醍醐味です。

また、パラグライダーと似たアクティビティとしてモーターパラグライダーがあります。名前の通りインストラクターの背中にモーターを背負ってフライトするアクティビティです。高地からの助走を必要としないので、平地から飛び立つことができ、神奈川県の湘南や沖縄県などでも体験できます。

通年で開催するところが多いものの、積雪地など冬はツアーを休止するところもあります。体験できるパラグライダースポットは以下の通りです。

【北海道・東北のパラグライダースポット】
磐梯山や猪苗代湖に囲まれた福島県の観光地・猪苗代町、周囲に朝日連峰、月山、蔵王山を望み、標高約1,000mからフライトする山形県の白鷹町で体験できます。

【関東のパラグライダースポット】
茨城県のシンボル・筑波山の麓に位置する石岡市・土浦市は、都心から車で約1時間半とアクセス良好。栃木県は観光スポットも多い那須高原、年間を通してフライト確率の高い宇都宮市。群馬県は谷川岳、武尊山（ほたかやま）、赤城山など標高2,000m級の山々に囲まれた沼田市・みなかみ町。埼玉県は高い晴天率と外部の風が入り込みにくく好立地なときがわ町で開催しています。

【甲信越のパラグライダースポット】
山々に囲まれた長野県はパラグライダースポットが豊富で、北アルプスを望む白馬村・生坂村、正面に浅間山、背後に北アルプスが控える青木村、八ヶ岳北麓に位置する富士見町、南信州から三河方面を一望できる平谷村と、県内各地で楽しめます。

【北陸のパラグライダースポット】
日本海と白山、手取川と、海・山・川のすべてを一度に見渡せる稀有なパラグライダースポットがある石川県の獅子吼高原（ししくこうげん）、日本三霊山の1つ・白山の麓で高高度フライトを堪能できる福井県の勝山市で体験できます。

【東海のパラグライダースポット】
静岡県では東に相模湾、北に富士山を望める熱海峠、富士山が間近に迫る朝霧高原、南伊豆で温泉付きフライトを楽しめる河津町、上空から蛇行する大井川の風景「鵜山の七曲り」を一望できる島田市で開催。お隣の愛知県では、岐阜県・長野県との県境に近い豊田市、国内唯一のボートトーイング式で体験できる豊川市で楽しめます。

【関西のパラグライダースポット】
京都府は高度差約470mと関西屈指のダイナミックなフライトが堪能できる亀岡市、大阪府は大阪湾を一望できる大阪市舞洲（まいしま）。兵庫県はパラグライダー専用練習場でじっくり浮遊体験にチャレンジできる豊岡市・神鍋高原、のどかな田園地帯が広がる丹波市。和歌山県は紀の川や和歌山平野を眼下に見下ろせる紀の川市で開催しています。

【中国のパラグライダースポット】
鳥取県の鳥取砂丘にて、日本海と砂丘が織りなす壮大なスケールのフィールドで体験できます。

【四国のパラグライダースポット】
瀬戸内海の伊予灘に面した愛媛県伊予市にて、高度差約800mの大フライトを楽しめます。