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トレッキング 九州・沖縄

屋久島を余すところなく堪能しよう!人気のスポット&ツアーをご紹介

2017.03.14
国内にある数少ない世界遺産のひとつ、”屋久島”の大自然を深いところまで存分に堪能したいなら、やはり土地に詳しいガイドと一緒に巡るトレッキングツアーが一番!今回は、屋久島を訪れたならチェックしておきたいスポットとおすすめのツアーを一気にご紹介します!

photo by PIXTA

ユネスコの世界遺産に指定されている鹿児島県の屋久島は、島のほとんどが山地という珍しい地形の島。標高の高い山々が作り出す特殊な自然環境により、まるで別世界のような素晴らしいシーンにたくさん出会うことができます。

そんな屋久島観光のメインとなるのが、屋久島の山々を自らの足で登り、自然を体感するトレッキング。今回は登山トレッキング中に見ることのできる、名物スポットや動植物をご紹介します!

初めての屋久島なら、経験豊富なガイドが同伴するツアーに参加するのがおすすめ。日帰りや宿泊付きトレッキング、それぞれのポイントについても解説していますので、ぜひお出かけ前の参考にしてくださいね!

屋久島で出会える自然と動植物たち

縄文杉(屋久杉)

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屋久島は温暖な気候の地域でありながら、屋久島の山々は標高が高いため、亜熱帯植物から亜寒帯植物や高山植物までも見ることができます。中でも屋久杉(ヤクスギ)は、標高500m以上の山地に自生している、島のシンボル的存在の樹木です。

屋久杉の一般的な杉との大きな違いはその桁外れに長い樹齢。屋久島の山の地面は栄養の少ない花崗岩で形成されており、充分に栄養が取れないため、杉の成長のスピードがとても遅いと言われています。

一般的な杉の樹齢が500年程度であるところ、屋久杉は樹齢2,000年以上の巨木がたくさん!有名な屋久杉のひとつ、”縄文杉”は島でも最大級の古木であり、4,000年以上前の縄文時代から生きているのではないかという説もある驚きの樹齢です。

縄文杉は世界遺産の一部であり、現在では保全の目的で離れた場所からしか見ることができませんが、その悠久の時間を生きた、重みのある存在感は見る者を圧倒します。

ウィルソン株

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”ウィルソン株”は大きな屋久杉の切り株。樹齢1,000年以上と言われており、株の直径は4mを超える大きさ!内部にある大きな空洞には人が入ることができ、屋久島の人気観光スポットの一つになっています。

ウィルソン株という名称は、アメリカの植物学者であるアーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士の名前からとられたもの。1910年代に調査のために日本を訪れ、桜などの様々な植物と共にこの株を西洋に紹介したと言われています。

空洞内には清水が湧き出ており、なんと祠まで置かれているほど余裕のある広さ。さらには、内部のある場所から上を見ると、思わず声を上げてしまいそうな素敵な風景も!この場所はフォトスポットとしても人気を呼んでいます。

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一体どんな絶景なのかは、実際に行って確かめてみてはいかがでしょうか?!

ヤクシカ

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”ヤクシカ”は屋久島と口永良部島にのみ生息している、ニホンジカの亜種。国内にいくつかニホンジカの亜種は存在していますが、ヤクシカは特に小型の種類と言われています。

見た目の特徴としては、体の割に四肢が短く、可愛らしい印象のあるヤクシカ。成熟したオスでも40キロに満たない大きさで、鹿のシンボルでもある角はニホンジカのオスの物よりも枝分かれする本数が少なくなっています。

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基本的には屋久島の山中に生息しており、運がよければ、トレッキング中に山道で偶然見かけることも。積雪がある程の厳しい環境である、標高の高いエリアを縄張りにしているヤクシカもいるようです。

屋久島にはヤクシカの天敵がおらず、島の農作物や希少植物の食害については昔から問題視されてきました。しばしば駆除が実施されていましたが、自然生態系保全の理由から現在は調査組織が置かれ、個体数の管理をしながら調整を行っています。

ヤクシマザル(ヤクザル)

”ヤクシマザル(ヤクザル)”は屋久島に生息しているニホンザルの亜種。本州にいるサルと比べると体は小さめでずんぐりとしており、グレーがかった長めの体毛を持っているのが特徴です。

オスの成体になると、その長い毛のために頭の部分の毛が左右に分かれる様子もしばしばみられ、その部分は”桃割(ももわれ)”と呼ばれています。

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ヤクシカと同様、屋久島の山中に群れを成して生活しており、観光やトレッキングの最中に突然遭遇することも。

かつて屋久島では林業が行われていた時代には、多くの人が山中で生活し、犬を放し飼いにしていたため、人に対しての警戒心が強かったヤクシマザルですが、現在では山の仕事も、犬の放し飼いも無くなったため、人里へ降りてきて農作物を荒らすことが増えてきました。

そのため、現在では農園の周りに電気柵を張るなどして人とサルの棲み分けをし、島で共生できるよう住民も工夫をこらしています。

登山の途中にヤクシマザルに出会ったとしても、餌を与える行為はNG。遠くから撮影する程度に抑え、あまり近づきすぎないようにしましょう。

白谷雲水峡

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屋久島北部を流れる宮之浦川支流の白谷川にある渓谷”白谷雲水峡”は、島で屈指の人気観光スポット。

渓谷内は豊富な水の流れにより浸食され、様々な形になった巨大な花崗岩が周辺にゴロゴロと並び、その上に根を張る巨木たちに囲まれた神秘的な場所です。

特に印象的なのが、岩や木全てを覆うように苔むしている一面緑の光景!白谷雲水峡内には映画「もののけ姫」のモデルになった場所があると言われており、周囲を散策しているとまるで映画の世界に入り込んだような気分にさせてくれます。

花之江河

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”花之江河(はなのえごう)”九州最高峰の山、宮之浦岳の標高約1630mの位置にある高層湿原。湿原とは川などの水によって湿った草原のことを言いますが、花之江河は川は流れ込んでおらず、雨水によって湿地になっています。

湿地の中でも水分が多く、死んだ植物を微生物が分解する際に必要な空気が不足しているため、分解されないまま土中に泥炭が蓄積している花之江河。死んだ植物からは酸が出るため、湿地の土は常に強酸性の状態になっています。

酸性の土壌は通常の植物は育ちにくい環境のため、周辺は辺り一面強酸性の土を好むミズゴケが。後ろにそびえる黒味岳とともに美しい緑の景観を楽しむことができます。

ミズゴケの中をよく観察してみると、春にはコケスミレ、夏にはヤクシマコオトギリなどの可愛らしい花が見られますので、その時期に訪れることがあれば、ぜひ探してみましょう!

illustration by kaneko

日帰り登山トレッキングのポイント

ここまで読んだら、屋久島の見どころについての予備知識もカンペキ!いよいよ、実際に屋久島の登山の旅へとお出かけしましょう!

登山トレッキングというと気軽なイメージがありますが、屋久島の山々は標高1500m以上。山頂付近は雪も降り積もるほどの厳しい環境になります。あまり経験の無い方は、屋久島の山を知り尽くしたガイドを同伴してのトレッキングツアーを利用するのがおすすめです。

日帰りツアーとは言え、10時間以上歩く登山コース。レンタルサービスなどは無いので、ジーパンではない山登りに適した服装と、レインウエアやヘッドライトなど必要最低限の持ち物はしっかりと用意していきましょう。

【おすすめ日帰りツアー】九州最高峰!宮之浦岳登山コース

「屋久島で登山するなら、やはり最高峰・宮之浦岳に登ってみたい!」そんな願いを叶えてくれるのが、”屋久島ガイドツアー”が催行する”宮之浦岳登山コース”です。

日帰り登山は早朝の4時半からスタート。まずは海抜0mの近くの海岸で夜明けを眺めてから登山口へ車で向かいます。

宮之浦岳は樹齢1000年以上を誇る”淀川大杉”や、湿原”花之江河”など見どころがたくさん!標高が上がっていくにつれて変わっていく周囲の植物も楽しむことができます。

道中は傾斜のきついポイントもありますが、道に詳しいガイドが同行しているので安心。プライベートツアーなので、自分のペースで焦らず宮之浦岳を攻略していきましょう!

約11時間かけて、遂に標高1936mの山頂へ到達!山頂からの景色は360度見渡す限り、遮るものは何もありません。ここでしか見ることのできない息をのむほどの絶景は、人生観が変わってしまうほどの貴重な体験になるかもしれませんよ!

■ 基本情報
・名称:屋久島ガイドツアー 屋久島トレッキングツアー
・コース名:【百名山にして九州最高峰!雲の上から眺める絶景を満喫!】宮之浦岳登山 ◆写真つき
・集合場所:鹿児島県熊毛郡屋久島町 淀川登山口(宿泊先までの送迎が基本)
・アクセス:宿泊先から送迎(要予約)
・参加条件:9歳以上
・開催期間:通年
・料金:18,500円~

一泊登山トレッキングのポイント

屋久島の奥深い自然を存分に堪能したいなら、時間をかけてじっくりと散策するのがおすすめ。トレッキングツアーの中には一泊二日のコースもあり、屋久島の大自然に抱かれて一夜を過ごすという、貴重な体験ができることでも人気になっています。

宿泊付きツアーでは、夜間は山中にある山小屋で宿泊することに。ホテルのような充実した設備はないので、寝袋やスリーピングマットなど寝るのに必要なものは忘れずに持参しましょう。

【おすすめ一泊ツアーその1】屋久島の森をゆったり楽しめる!縄文杉登山コース

先ほどご紹介した、屋久島の代表的な古木・縄文杉。”屋久島ガイドツアー”が開催している”縄文杉一泊登山コース”は、この神秘の縄文杉を2日かけてじっくりと堪能することができるツアーになっています。

目的地の縄文杉までは、7時間以上の長い道のり。ですが、その途中には昔島の人々が利用していたトロッコ道や、緑のカーペットのように苔に覆われた森のエリアなど、たくさんの見どころに出会うことができます。

このコースでは先ほどご紹介したウィルソン株も立ち寄り、実際に空洞の中へ入ることが可能です。ぜひ空洞内のベストスポットを見つけて、素敵な写真を撮りましょう!

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昼過ぎには、いよいよ縄文杉とご対面!長い道のりの末に見る、世界遺産は感動ものです…!

日没前には山小屋に到着し、そのまま一泊。翌朝の早い時間にもう一度縄文杉を見てから帰ります。朝焼けの光に照らされた縄文杉は昼間に比べ、一段と神々しい佇まい。一泊ツアーならではの神秘の光景は必見です!

■ 基本情報
・名称:屋久島ガイドツアー 屋久島トレッキングツアー
・コース名:【屋久島の森をゆったり楽しもう!】縄文杉一泊登山 ◆写真・食事つき
・集合場所:鹿児島県熊毛郡屋久島町原 屋久杉自然館(宿泊先への送迎が基本)
・アクセス:宿泊先から送迎(要予約)
・参加条件:9歳以上
・開催期間:通年
・料金:32,400円~

【おすすめ一泊ツアーその2】人気スポット巡り!白谷雲水峡+縄文杉コース

「屋久島の良いところを一通りじっくりと堪能したい!」そんな方におすすめなのが、”白谷雲水峡+縄文杉一泊コース”!1日目に屋久島の人気スポットを一気に巡る、ボリューム満点のコースになっています。

ツアーは白谷雲水峡の入り口からスタート。江戸時代から使われている”楠川歩道”を通り、強風で折れてしまった幹から7本の枝が伸びてきたことから”七本杉”と呼ばれている木を見てから、白谷雲水峡へ向かいます。

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苔むす白谷雲水峡の森を抜けた後は、さらに険しい登山道へ。疲れも少しずつ溜まってくる頃ですが、ここは気合を入れてもうひと頑張り!その先にある太鼓岩では、屋久島の山々を一望できる素晴らしい景色が待っています。

その後はウィルソン株と縄文杉を堪能し、ようやく山小屋へ到着!晩ご飯はガイドお手製の山ご飯を頂きます。長い道のりですっかりクタクタになった体に沁みる美味しさです。

2日目の帰り道では、1日目に立ち寄っていない”自然観察歩道”を通って行きます。屋久杉を実際に触ったり、切り株の中に入ったりと、遊べるポイントがいっぱい!屋久島の自然を最後まで堪能することができるツアーです。

■ 基本情報
・名称:屋久島ガイドツアー 屋久島トレッキングツアー
・コース名:【屋久島の人気スポットをめぐる!】白谷雲水峡+縄文杉一泊登山 ◆写真・食事つき
・集合場所:鹿児島県熊毛郡屋久島町 白谷雲水峡入り口駐車場(宿泊先までの送迎が基本)
・アクセス:宿泊先から送迎(要予約)
・参加条件:9歳以上
・開催期間:通年
・料金:37,800円~

最後に…

いかがでしたでしょうか?!屋久島の登山トレッキングは見どころもいっぱいで、屋久島を訪れたら絶対に外せないアクティビティ!

世界遺産の魅力を余すところなく見ておきたいなら、ぜひツアーに参加して丁寧なガイドの解説付きでじっくりと探索しましょう!

今回ご紹介したツアーは全て、アクティビティの予約が出来るサイト「そとあそび」から直接予約申し込みが可能です。屋久島で遊べるアウトドアの遊びはまだまだたくさんありますので、お出かけの際には忘れずにチェックしてくださいね!

【アウトドアツアーの予約サイト「そとあそび」で屋久島のツアー一覧を見てみる!】

※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。

kaneko

kaneko

Outfitterライター。水泳をきっかけにスキューバに関心を持ち、そこからスノーボード、ランニングと陸上に移行。現在はボルダリング、クライミングを勉強中。自分の記事が新しいことに興味を持つきっかけになれたら嬉しいです!

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