伊豆のシュノーケリングではどんな種類の魚に出会えるの? 2016.07.07 シュノーケリング 伊豆
静岡県の東端部に位置する伊豆半島周辺は、水質が最高のAAランクのビーチも数多く、シュノーケリングやダイビングスポットが点在しています。
伊豆には、日本近海を流れる世界最大規模の暖流である黒潮の複流が、沖縄など亜熱帯や熱帯地域の魚の卵や稚魚を運んでくるため、多種多様な魚や生物、サンゴ礁が見られることでも有名です。伊豆でシュノーケリングやダイビングをする際、目にすることができる魚の種類はなんと約200種類以上にも!
今回は、伊豆の海で見られる代表的な魚について解説します。
ソラスズメダイ
スズキ目スズメダイ科の季節来遊魚であるソラスズメダイは、伊豆の海で多く見られる魚の一つです。体長7~8センチメートルで前上部がコバルトブルー、尾ビレは黄色く、沿岸の岩礁やサンゴ礁の浅瀬、外側斜面に生息しています。
環境や水温によって体色を変化させるのが特徴で、水温が高い夏は青色をひときわ美しく輝かせます。伊豆の海の浅い場所でブルーの帯のようにキラキラときらめくソラスズメダイの大群は、夏の風物詩にもなっているほど。
巣穴にいる時や低水温の冬期は、黒ずんだ色になってしまうソラスズメダイですが、夏場に巣穴から出る瞬間、鮮やかなブルーへと体色を変える様子には、驚きの一言です。
チョウチョウウオ
スズキ目チョウチョウウオ科目に分類され、温帯域の岩礁やサンゴ礁域に生息するチョウチョウウオは、全長約20センチメートルで鮮やかなイエローの体に1本の太い黒帯と白い帯が走る、南国の象徴とも言える外見の魚です。
日本では、本州沿岸では千葉県の房総半島から南日本、琉球列島、小笠原諸島などで数多く分布。シュノーケラーやダイバーたちの間で通称「並チョウ」と呼ばれ、親しまれています。
夏は沿岸の磯や潮だまりに、体長2センチメートルにも達しない幼魚が、チョウチョウウオの仲間であるトゲチョウチョウウオやアケボノチョウチョウウオなどと合わせて、大群で訪れます。チョウチョウウオが海をカラフルに彩る光景は、伊豆の海に行ったら一度は目にしておきたい絶景と言えるでしょう。
クマノミ
ディズニー&ピクサーのアニメ映画『ファインディング・ニモ』の主人公にもなったクマノミは、太平洋からインド洋にかけて広く分布する、体長10~15センチメートルほどの可愛らしい回遊魚。体色は地域変異がありますが、背側が黒、腹側がオレンジ色で独特の白い帯模様を持ち、岩礁付近で見られます。
スズメダイ科クマノミ亜科に属し、主に熱帯海域のサンゴ礁に生息するクマノミは約30種類。日本に分布するのはクマノミ、ハマクマノミ、カクレクマノミなどの6種類だとか。伊豆半島など本州南岸で目にするのは、体色が全体に黒っぽく、体の帯は細めです。
クマノミが、本来なら魚の天敵であるはずのイソギンチャクの中に入って共生しているのは、他の魚からイソギンチャクの毒のある触手で身を守るため。
ちなみに、生まれてくるクマノミは驚くことに全てオス。魚は雌雄の性を変える性転換を行うものが多いのですが、クマノミも1つのイソギンチャクの中に棲むメスが死んでしまったら、性転換して新たなオスとつがいになるのだそうです。
磯遊びも楽しめる伊豆・八幡野海岸のシュノーケリングツアーがおすすめ!
伊豆でのシュノーケリング、ダイビングでは、この他にもアオリイカやタカノハダイ、ニザダイなども見られます。
数ある伊豆のビーチの中でも、伊東市にある八幡野(やわたの)海岸は、八幡野港付近にある玉石の海岸で、シュノーケリングやダイビング、磯遊び、磯釣りなども楽しめます!
中でも八幡野ダイビングセンターが開催する「スノーケリング(シュノーケリング)&磯遊び ◆写真付」(通年開催、料金4320円~)は、年齢不問のツアーで、小さいお子様や初心者の方もお気軽に体験していただけます!
■ 基本情報
・ツアー名:八幡野ダイビングセンター 伊豆(八幡野)体験ダイビング&シュノーケリング
・集合場所:静岡県伊東市八幡野765 八幡野ダイビングセンター
・対象年齢:年齢制限なし
・開催期間:通年
・アクセス:修善寺ICより車で約30分 ※伊豆高原駅より無料送迎車があり(要予約)
・料金:1人4,320円〜
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、こうした伊豆のシュノーケリング・ダイビング、スキューバダイビングのツアーの情報を詳しく掲載しております。ぜひ、伊豆の海を楽しむお気に入りのアクティビティを探してみてはいかがでしょうか。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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