
カヌーとカヤックは何が違うの?はじめに知っておきたいカヤック豆知識! 2019.09.19 カヌー・カヤック
「カヌーやカヤックに乗ってみたい!」と思って体験できるスポットやスクールなどを調べていると「カヌー」「カヤック」それぞれの表現があることに気づくのではないでしょうか?
何となく「カヌー」と「カヤック」を使い分けているものの、実際その違いをはっきり説明するのは難しいものです。
そこで今回はカヌーとカヤックの違いや種類ごとの遊び方をご紹介。より深くアクティビティを楽しみましょう!
【目次】
■「カヌー」と「カヤック」の違い
■カナディアンカヌーとは
【column】十和田湖の自然をカナディアンカヌーで満喫しよう
■目的別にカヤックを紹介
- 船体が細長く直進性に優れた「シーカヤック」
- 安定性抜群の「レクリエーショナルカヤック」
【column】比謝川のマングローブを満喫できるカヤックツアー|沖縄県
- 川の上を俊敏に動く「リバーカヤック(ホワイトウォーターカヤック)」
- 専用機能を搭載した「フィッシングカヤック」
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「カヌー」と「カヤック」の違い
アウトドアレジャーで人気の高いカヌーとカヤック。その違いはなんでしょうか?
よく使われている「カヌー」という言葉はカヤックを含めた「パドルを使って漕ぐ小舟」の総称で、カヌーの種類は「カナディアンカヌー」と「カヤック」に大別できます。
「カナディアンカヌー」と「カヤック」は使用するパドルのブレードによって分けられていて、カナディアンカヌーは水を漕ぐブレードが片方だけのもの(シングルブレードパドル)、カヤックはブレードが両端に付いているもの(ダブルブレードパドル)を指します。つまり、船の形状ではなく、パドルの種類によって呼び方が変わるのです。
カナディアンカヌーとは
幅の広い川や、湖で使用されることが多いカナディアンカヌー。元々北米大陸のインディアンが狩猟や旅に使っていたもので、デッキがオープンになっていて荷物の積載能力が高く、道具を積んでのツーリングに適しています。
船の竜骨部が鋭く水の抵抗が少ないため、水面を漕ぎ進む際はとっても静か。また、クラシカルなデザインも魅力満点で、自然の中でツーリングすればとっておきのひとときになること間違いなしです。
デッキが広いため犬や子供を乗せやすく、家族での自然体験にも適しています。
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十和田湖の自然をカナディアンカヌーで満喫しよう
十和田八幡平国立公園の豊かな自然を満喫するなら、「十和田湖ガイドハウス櫂」が開催する“十和田湖カヌーツアー”がおすすめです。
4歳から参加できるカナディアンカヌーのツアーは、ライフジャケットを着用すればワンちゃんも参加OK。家族みんなでのんびり水上散歩に出かけましょう!
ただ水面を漕ぎ進むだけではなく、自然観察をとことん楽しむのがこの会社のスタイル。ガイドの声に耳を傾けながら水辺の森や生き物を観察すれば、十和田湖の自然にどっぷり浸かれること間違いありません!
また、ツアー中のティータイムもお楽しみの1つ。ガイドが茶葉からじっくり淹れる紅茶を野外で味わえば、特においしく感じられるはずです。
- 青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486(「喫茶 憩い」内) 十和田湖ガイドハウス櫂
目的別にカヤックを紹介
カヤックの歴史は長く、最も古いものは約6千年前のもので、ユーフラテス川畔にあるシュメール人の墓で発見されたものだといわれています。カヤックは太古の昔から人の移動手段として、あるいは狩猟や輸送の道具として、人々の生活を支えてきた道具なのです。
形状は、船体の大部分が閉じていてコックピットの部分だけが開いているのが基本ですが、フィールドや遊び方によっても使う艇が変わってきます。
ここからは、目的別にカヤックの種類や楽しみ方を紹介。カヤックで遊ぶ際の参考にしてみてください。
船体が細長く直進性に優れた「シーカヤック」
PIXTA
その名の通り、海で使用することを想定して作られたカヤック。
ツーリング用はほかのカヤックと比較すると船体が細長く、直進性に優れているのが特徴です。波が来ても船内に水が入らないよう、座る部分以外はデッキが覆われています。
海岸沿いを長距離漕いだり、島から島へ旅したりするような使い方に最適です。
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安定性抜群の「レクリエーショナルカヤック」
PIXTA
湖、川、海のフィールドを選ばず使えるカヤック。船の幅が広く安定性が高い反面、直進性は少なく長距離の移動には向いていません。
転覆しづらく初心者でも扱いやすいことからレンタルに多く見かけるタイプです。
釣りやシュノーケリングなど、水遊び全般と併せて使うのに適しています。
比謝川のマングローブを満喫できるカヤックツアー|沖縄県
沖縄本島でマングローブカヤックを楽しむなら「カヤックイーズ」が開催する“マングローブカヤックツアー”がおすすめ!
ツアーの舞台は、市街地に近いとは思えないほどの野性味あふれるマングローブ林が広がる比謝川。
漕ぎ出す前にパドルの扱い方や安全対策などの説明があるうえ、川の流れも穏やかなため、初心者でも気軽に参加可能です。
コース中には水辺に暮らすさまざまな生き物やマングローブのアーチ、ガジュマルの木など見どころが盛りだくさん。周囲の自然をよく知る地元ガイドがじっくり案内してくれます。
2歳から参加可能なツアーなので、家族旅行の思い出作りにもぴったりです!
- 沖縄県中頭郡嘉手納町字水釜566-15
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川の上を俊敏に動く「リバーカヤック(ホワイトウォーターカヤック)」
PIXTA
川の急流を下って楽しむためのカヤック。船体が頑丈なことに加え、川の上を俊敏に動く機動力があるのが特徴です。
総称は「ホワイトウォーターカヤック」ですが、遊び方に合わせて「ダウンリバーカヤック」「フリースタイルカヤック」「クリ―キングカヤック」などスタイルが分かれています。
いずれも激しい流れの中でカヤックの操作が必要であり、初心者がいきなり始めるには難しいので、体験ツアーに参加したり、スクールに入ったりして始めるのがおすすめです。
専用機能を搭載した「フィッシングカヤック」
釣りを目的としたカヤックがフィッシングカヤックです。
船の形状自体はレクリエーショナルカヤックと近いものですが、釣り竿を立てるための専用ホルダーや大型のトランクスペースなどの機能が備わっています。
また、水中の魚を探すための魚群探知機や小型の作業台などを追加で取り付けることができ、そのカスタム性の高さも人気のポイントです。
カヤックで釣りをするメリットといえば、何といっても陸釣りや大型の船では入れないスポットまで行って釣り糸を垂らせること。大物の魚に出会えるかもしれません!
カヌーとカヤックの豆知識を知って、より良い水遊びを楽しもう
カヌーとカヤックの違いなどの「豆知識」はアクティビティで絶対に必要とされるものではありませんが、体験をより深みのあるものにしてくれる一面もあると思います。
豆知識を得て体験への想像を膨らませたら、ぜひ実際にアクティビティに出かけてみましょう!
アウトドアレジャー予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では全国各地のカヌー・カヤック体験スポットを紹介していますのでぜひチェックしてみてください!
(編集部注*2015年7月27日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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