
1日でニセコを満喫!編集部が提案する北海道とびっきりコース 2018.05.13 ダッキーカヌー ニセコ
札幌から電車で約1時間半で行けるニセコエリア。国定公園のニセコアンヌプリ山周辺のスキー場はパウダースノーで有名で、ウィンタースポーツを楽しもうと国内だけでなく海外からも多くの人々が訪れますが、実はそのほかの季節もおすすめです。
北側にはそのニセコアンヌプリ山岳が、東には富士山に似ていることから蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれる羊蹄山(ようていざん)があり、山々に囲まれたいかにも北海道という風景は、雪ではない季節こそ映えます。川遊びなどのアクティビティも楽しめますし、温泉も充実しているのもポイント。
今回はそんなニセコを1日でたっぷり満喫できる観光コースを、SOTOASOBI LIFE編集部が提案します。ニセコに行ったら絶対訪れた方がいい景勝地や豊かな自然にふれられるスポット、オススメのグルメ、アクティビティに温泉まで、1日で6つを楽しむツアーです。ニセコをたっぷり遊び尽くしてください!
【目次】
- 7:00 まるで鏡のような絶景!
- 9:00 ニセコを象徴する2本の木
- 10:20 大自然が育んだ湧き水が汲み放題!
- 12:00 ボリューム満点のハンバーガーと絶景
- 13:30 清流日本一に輝く尻別川でダッキーを!
- 18:00 羊蹄山を目の前に湯を楽しむ!
- そとあそびスタッフに聞いたおすすめニセコグルメ
7:00 早朝の神仙沼で、まるで鏡のような絶景を独占しよう!
PIXTA
ニセコアンヌプリ国際スキー場から車で30分ほどの距離、海抜750m以上の高原地帯にあるのが神仙沼。ニセコ山系でもっとも美しいといわれる沼は、赤エゾマツに囲まれ、その周りの景色が湖面に鏡のように映る様子に思わずうっとりしてしまいます。神々や仙人が住んでいそうなほど神秘的、ということで神仙沼と呼ばれるようになったそうです。秋には紅葉狩りも楽しめますよ。
周辺にある、ひょうたんの形をした長沼や山々に囲まれた大沼、高山植物を観察できる湿原地帯の大谷地湿原なども見どころです。遊歩道が整備されているので、のんびりとハイキングを満喫できますよ。10時を過ぎたあたりから団体の観光客が増えてくるので、早朝に行くのがおすすめ。車は、神仙沼へ歩いて15分のところにある展望台を備えたレストハウスの駐車場に無料で停められます。
(8:20発)
- 北海道岩内郡共和町前田
↓(移動時間:約40分)
9:00 ニセコといえばこの風景!さくらんぼの木
PIXTA
神仙沼から国道66号線を南下、40分ほど行くとあるのが寄り添うように並んだ2本のさくらんぼの木。ニセコを象徴する有名スポットです。
さくらんぼの木や広大な畑の向こうに望むのは、ニセコのシンボルである羊蹄山。遮るものが何もない、まさに北海道という雄大な景色が広がります。雑誌やパンフレットの撮影にもたびたび使用されている景観は、ニセコの「ふるさと眺望点」に選ばれているほど。
さくらんぼの花が咲く春、緑一面の畑が広がる夏、羊蹄山が雪化粧する冬と、季節ごとに異なる景色を眺められるのが魅力ですが、特におすすめしたいのはさくらんぼの花が満開になる5月下旬。多くの人がカメラ片手に訪れます。畑に足を踏み入れないようにだけ注意しながら、ぜひダイナミックな景色を堪能してください!
(10:00発)
- 北海道虻田郡ニセコ町字曽我
↓(移動時間:約20分)
10:20 ニセコの大自然が育んだ湧き水が汲み放題。羊蹄山の湧き水
PIXTA
日本百名山の1つに数えられる羊蹄山。標高は1898m、富士山に形が似ていることから蝦夷富士と呼ばれ、道民に親しまれています。すり鉢状の火口がある山頂は、ニセコ町、京極町、倶知安(くっちゃん)町、喜茂別(きもべつ)町、真狩(まっかり)村の5つのエリアの境目です。
その羊蹄山周辺には、数10年をかけ雨や雪解け水がろ過された湧水が無料でくめるスポットがいくつもあり、人気です。真狩村の羊蹄山麓にある「羊蹄山の湧水」も、勢いよくあふれ出る天然水を求め多くの人が訪れる観光スポット。ミネラルをたっぷり含んだ水が湧き出ていて、夏でも冷いと評判です。
隣にある「湧き水の里 真狩豆腐工房」では、湧水で作った豆腐を販売しています。濃厚な味わいのさまざまな豆腐を販売していて、試食も可能。こちらにもぜひ足を運んでみてください!
(11:40出発)
- 北海道虻田郡真狩村社215
- 0136-48-2636
↓(移動時間:約20分)
12:00 ボリューム満点のハンバーガーと絶景、両方を満喫できる!
ランチタイムでぜひおすすめしたいのが、羊蹄山の湧水から車で約20分行くとあるカフェ&レストランJoJo‘s。羊蹄山を望めるロケーションにある開放感たっぷりのカフェです。
イチ押しは、道産牛100%パテ、目玉焼き、チーズ、レタス、トマトをバンズにサンドしたオリジナルバーガー。辛いもの好きにはパテの上にたっぷりのサルサソースとパルメザンチーズをまぶしたピリ辛バーガーもおすすめ。ほかにもハンバーグ、パスタ、タコライスなど、ボリュームたっぷりの料理がそろいます。みんなでシェアして食べても盛り上がりますね。
ランチをさらに充実したものにするのが、2Fから望める景色です。天気の良い日は窓が開け放たれ、オープンテラスも使えるのですが、羊蹄山を望む絶景を眺めながらのランチは最高!廃校になった体育館をリノベーションした店内はとても広々としていて、10名以上座れる席もあり大人数でも安心です。
- 北海道虻田郡倶知安町山田179-53 NAC CENTRE 2F
- 0136-23-2220
営業時間:【夏季】9:30~21:00 【冬季】9:30~22:00
定休日:不定休(日曜営業)
↓(移動時間なし)
13:30 清流日本一に輝く尻別川でダッキーを満喫!
ランチを楽しんだ後は、「NAC(ナック)」主催の“ダッキー(クライミング体験セット)”ツアーを体験してみましょう。カフェ&レストランJoJo‘sの1Fにベースがあるので、移動時間なしで参加できるのもうれしいですね。
ダッキーとは、1〜2人乗りの小さなゴムボートで川を下るアクティビティ。同じ川下りでもガイドも同乗するラフティングと違い、自分たちだけで操作するので自由に楽しめるのが特徴です。
こちらのツアーでは、清流日本一に輝いたこともある尻別川を約6km下っていきます。その水の美しさや、周辺の緑、澄んだ空気など自然を満喫しましょう!川の先に羊蹄山を望む景色もツアーの魅力の1つ。
ガイドは別のボートに乗り、コースの指示や難しいポイントでアドバイスをくれたりとサポートもしてくれるので、初心者でも安心して参加できますよ。ダッキー体験の前後は、無料で高さ11mの本格的なクライミングウォールにチャレンジできるおまけもついてくるので、時間があればこちらもぜひ。
(ツアー終了17:00予定/17:30発)
- 北海道虻田郡倶知安町宇山田179-53 NACニセコ店
↓(移動時間:約30分)
18:00 目の前に羊蹄山を望みながら湯を楽しむ!
アクティビティで体を動かした後は、ぜひ温泉でのんびりリラックスしてみてください。まっかり温泉は、誰でも利用できる日帰り温泉施設。ログハウス風の施設に、内湯、露天風呂、食事処、大広間の無料休憩室を備えています。
なんといってもその魅力は、堂々とそびえる羊蹄山が露天風呂から望めるところ。地元の人だけでなく温泉好きにも人気です。新緑の時期も素晴らしいですし、雪景色も見どころです。
食事処には、そば、うどん、牛丼、カレーライス、ロースかつ定食などのメニューがそろっているので、アクティビティの後でおなかペコペコ!という人も安心です。雄大な景色と温泉、そして温かいごはんで心も体も満たせますよ。
- 北海道虻田郡真狩村緑岡174-3
- 0136-45-2717
営業時間:10:30〜21:00
定休日:月曜(月曜が祝日か振替休日の場合は翌日火曜)
そとあそびスタッフに聞いたおすすめニセコグルメ
さらにアウトドアレジャー予約専用サイト「そとあそび」のスタッフに聞いたイチ押しのニセコグルメも紹介します。全国各地を飛び回りとびっきりのアウトドアレジャーを取材しているキュレーターや、北海道出身のスタッフに聞いた、レジャーのガイドや地元の方に愛されている知る人ぞ知る店ばかりですよ!
肉は生でも食べられるくらい新鮮!ジンギスカンと焼肉の店
ログハウスな店内で、特製のラムジンギスカンや、牛リブロース、特上カルビ、蝦夷鹿肉の焼肉、厳選チーズミックスピザ、ニセコポテトピザなどが楽しめる。冬季と夏季の営業期間があり、それ以外の期間は休業となるので確認ください!
「取材した3つの事業者のガイドさんが、口を揃えてここの肉は生で食べられるって言ってました」(そとあそびキュレーター 鈴木紀行)
- 北海道虻田郡ニセコ町字曽我397-5
- 0136-44-2883
営業時間:17:00〜23:00
定休日:夏季火曜定休/冬季不定休
地元の人にも大人気の中華料理店!
ニセコエリアで愛されている中華料理店。豚ロースのから揚げのパイコー麺やあんかけ焼きそばが人気。夜メニューはバリエーションがかなり増え、お酒を飲みながらでも楽しめる。
「まさに地元の人でにぎわっている店って印象でした。ボリュームたっぷりでコスパもよく、おいしかったですね」(そとあそびシニアキュレーター 木村雄志)
- ニセコ町字本町77-16
- 0136-43-2756
営業時間:11:30〜14:00 17:30〜20:00
定休日:毎週水曜日(そのほか不定休あり)
とにかくサンドイッチが絶品!
コースで紹介したカフェ&レストランJoJo‘sから歩いて約5分のところにある、サンドイッチやケーキを扱う店。イートインで夜まで営業しているので、ダッキーツアーの後に寄っておやつや夕飯をすますもぴったりです。
「一時期は毎年友達と行ってました。並ばないと買えないですが、それでも行く価値ありです。おすすめはグラウビュンデンサンドで、入っているチーズスクランブルエッグとケチャップ・イズ・正義です。1つで十分お腹いっぱいになりますよ」(帯広出身のそとあそびデザイナー 吉田大祐)
- 北海道虻田郡倶知安町山田132-26
- 0136-23-3371
営業時間:8:00〜19:00(LO18:30、クリスマス期間中の12月23〜25日は10:00オープン)
定休日:木曜
おすすめはローストビーフ!とことん食材にこだわったレストラン
北海道の食材をふんだんに使い、フレンチに和やエスニックのテイストが加わるレストラン。仕入れでメニューが変わることがあるのが、とことん食材にこだわっている証です。
「ランチはココもおすすめ。ローストビーフがおいしい、フレンチベースのオシャレなレストランです。特にカップルにはイチ押ししたい」(そとあそびキュレーター 鈴木紀行)
- 北海道虻田郡倶知安町字樺山58-5
- 0136-21-7880
営業時間:11:00〜15:00(LO14:30)
定休日:月曜定休(その他の曜日は不定休)
冬限定!まさに知る人ぞ知るスーパー横のグルメ
北海道で展開するスーパーマーケットのセイコーマートに雪の時期限定で並ぶキッチンカーは、地元グルメの極み!
「冬になるとセイコーマートの横にキッチンカーが並び、いろいろな国の料理が食べられます。サンドイッチ屋さんのパストラミサンドが味、ボリュームともに最高だった。取材中に2回行きました」(そとあそびキュレーター 鈴木紀行)
- 虻田郡倶知安町字山田190
- 0136-23-3271
その他番外編では、キュレーター越川理沙おすすめの「ようていポテトチップス」もあります。「ふつうのポテトチップスとは違う独特の塩加減がたまらない」という地元に愛される味は、倶知安付近のコンビニなどで購入可。ニセコを回る道中で、ぜひゲットしてみてください!
そとあそびライフが提案するツアー、いかがでした?
雄大な自然をたっぷり満喫できるニセコ町。ウィンタースポーツの時期以外も、ここでしか見られない絶景スポットや、川遊び、温泉、グルメなどが楽しめます。今回提案したコースを参考に、ぜひ訪れてみてください!
(文:若松真美)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事