熱戦に感動必至!北海道で本場の犬ぞり大会を楽しもう 2020.02.01 犬ぞり 北海道
色彩豊かな大地が、冬には一面白銀の世界に変わる北海道。まるでシベリアやアラスカにいるかのような本格的な犬ぞりを体験できるのも、冬の北海道の魅力です。
“犬たちの甲子園”といわれるほど大規模な犬ぞりレースも開催され、犬も人間も一体となって競う姿にレース会場は熱気であふれ返ります。
犬たちがゴールに向かって懸命に走る姿に感動したり、犬とのふれあいを楽しんだり、北海道の冬の風物詩となっている犬ぞり大会。冬に北海道を訪れた際にはぜひ観戦してみませんか?
今回は北海道で開催される主な犬ぞり大会と、初心者でも体験できる犬ぞりツアーを紹介します。
【目次】
■北海道で開催される主な犬ぞり大会
- JAPAN CUP 全国犬ぞり稚内大会
- スレッドドッグレース イン 旭川
- えにわ犬ぞり大会
【column】犬ぞり大会に出る犬種は?
■マッシャーはあなた!犬ぞりを体験してみよう
- 気分は地元マッシャー!雰囲気◎の犬ぞり体験
- 3歳から参加OK!うれしい特典いっぱいの犬ぞりツアー
北海道で開催される主な犬ぞり大会
普段なかなか目にすることのない「犬ぞり大会」を3つ紹介します。今年は記録的な暖冬で、積雪状況によっては開催が中止になる場合もあるので、事前に開催状況を確認してから足を運んでくださいね。
まさに“犬たちの甲子園”!歴史ある「JAPAN CUP 全国犬ぞり稚内大会」
「JAPAN CUP 全国犬ぞり稚内大会」は、“犬たちの甲子園”とも呼ばれる大規模な犬ぞり大会。
映画『南極物語』に出演したタロとジロが稚内市に贈られたことを記念して始まった歴史ある大会で、第1回大会は1984年の開催です。
レース参加者以外でも楽しめるイベントが多彩で、愛犬レースや愛犬コンテストなど、自慢の愛犬と一緒に参加できますよ。稚内を代表する絶品グルメを集めた「冬のわっかない観光物産まつり」も同時開催されるなど、観光要素もある楽しい大会です。
今年は、世界で初めて犬ぞりで南極大陸を横断した「南極大陸横断国際隊」唯一の日本メンバーだった探検家の舟津圭三氏の講演も開催されます。
犬ぞり犬たちが懸命に走り抜く姿に、見ている人間も思わず手に汗を握ります。ゴールした瞬間にはどのチームにも、おかえり!と健闘を称えてあげましょう。
- 北海道稚内市声問、大沼特設会場
- 0162-23-6272(稚内市役所観光交流課)
・開催期間:2020年2月22~23日9:30~15:00
・入場料:無料
じっくり観戦できるのが魅力の「スレッドドッグレースイン旭川」
旭川市で開催される犬ぞり大会が「スレッドドッグレースイン旭川」。例年1月中旬と3月上旬に、「旭川市科学館」サイパルの横で開催されています。
ほかの市で開催されている大会と比べると知名度が高くなく、観光客もそれほど多くないためじっくり観戦できるというメリットがあります。
犬ぞりレース以外にも、犬に引っ張られながらクロスカントリースキーをする“スキージョアリング”などが開催される予定です。
- 北海道旭川市宮前通東(旭川市科学館「サイパル」横)
- 090-8908-2052(大会事務局)
・開催期間:2020年1月11~12日、3月上旬
・入場料:無料
雪遊びや飲食ブースも!楽しみがいっぱいの「えにわ犬ぞり大会」
札幌の中心地からもっとも近い場所で開催されるのが「えにわ犬ぞり大会」。会場となる「えこりん村」までは、JR千歳線「恵庭」駅から無料送迎バスも運行されます。
メインとなる犬ぞりレースのほかに、愛犬と一緒に参加できるレース“かけっこわんわん”や、そりに子供を乗せて親が引く速さを競う“親子ばんば”などを開催。
そり滑りや雪遊びができる“雪んこひろば”もあるので、子供連れで訪れるのもおすすめですよ。飲食ブースも出店されるので、レースの合間にはおいしい料理で暖まれます。
残念ながら今年は降雪・積雪不足の影響で開催されませんが、来年に期待しましょう!
- 北海道恵庭市牧場281-1 えこりん村
- 0123-34-7800(第9回えにわ犬ぞり大会実行委員会)
・開催期間:例年年2月上旬
・入場料:無料
犬ぞり大会に出る犬種は?
そり犬として活躍しているのは、アラスカンハスキーやカナディアンエスキモードッグ、アラスカンマラミュート、グリーンランドドッグ、そしてシベリアンハスキーなどの中型〜大型犬です。
1台のそりを引く犬は同じ大きさで、同じ速さで走ることが求められるそうです。配置されたポジションによっても役割が異なります。
犬ぞり犬は寒さに強く、持久力や忍耐力に優れ、人間の指示に従う忠誠心を兼ね備えた優秀な犬たちなのです。(写真/PIXTA)
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マッシャーはあなた!北海道で犬ぞりを体験してみよう
熱戦を間近で見たら、きっと自分でも犬ぞりに乗ってみたくなるはず。北海道の各地で犬ぞりができますが、ここでは犬ぞりを操縦する“マッシャー”を体験させてくれる人気の2ツアーを紹介します。憧れのマッシャーにあなたもなれる!
気分はすっかり地元マッシャー!雰囲気◎の犬ぞり体験
旭川より車で約2時間、紋別郡遠軽町で犬ぞり体験を提供している「アウトライダー」。10年以上の実績を誇るアウトライダーでは、初心者にも犬ぞりの魅力をたっぷりと体感させてくれます。
“1DAYアドベンチャー”は、天狗平・白滝高原で犬ぞりを楽しめる約6時間のロングツアー。できるだけ自然な状態を残した雪原を走れるので、ありのままの冬景色を満喫できますよ。
午前中はそり犬との対面から基本操作の練習、午後は犬ぞりツーリングという流れですが、ランチタイムも注目ポイント。遊牧民が住居に使うテント“ゲル”の中でいただく、手作りあったかシチューは絶品!ますます気分を盛り上げてくれます。
犬ぞりツーリングでは雄大な大雪山系の姿をバックに、ただただ広い雪原や雪をかぶった木々の間を疾走します。コースは往復約20kmと、冒険気分を存分に味わえる道のり。ぜひ相棒であるそり犬たちとの絆を深めながら、犬ぞりの旅を楽しみましょう。
「楽しい1日をありがとうございました」
17歳15歳の子どもと参加しました。一頭一頭個性があり、前の2頭は流石に一所懸命走ってくれ、後ろの2頭は、時々後ろを見て訴えてくる犬とたたた…とマイペース(に見える)に走る犬で、走りながらも性格の違いがわかります。お昼は、ゲルの中で鹿肉のミートソースをいただき、いろいろお話を聞けちゃいます。フレンドリーな犬たちとスタッフの皆さん、ありがとうございました。(50代・女性)
一部引用 - SOTOASOBI(そとあそび)
- 北海道紋別郡遠軽町白滝上支湧別235 アウトライダー犬舎(支湧別小学校跡 校舎)
3歳から参加OK!うれしい特典がいっぱいの犬ぞりツアー
家族旅行で犬ぞりを体験したいときは「マッシング ワークス」が開催している“半日ベーシックツアー”がぴったり!対象年齢は6歳以上で、小さな子供も親と一緒に同じそりに乗り込めます。
体験場所となるのは、自然豊かな大地が広がる十勝エリア。帯広空港から車で約1時間半ほどの場所にあり、観光の際に立ち寄りやすいのも魅力です。晴天率も高く、すばらしい風景をバックに犬ぞりを楽しめますよ。
全長約12kmのコースは、広い雪原や林の中、川沿いの道など、さまざまな場所を巡る変化に富んだ道のり。犬ぞりのスピード感だけでなく、どんどん変わる風景が参加者の目も楽しませてくれます。
犬ぞりの様子を撮影した写真・動画データのプレゼントや、アウトドアレジャーの予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」からの予約特典となるホットドリンク&スイーツのサービスなど、うれしいポイントもいっぱいです。
「お天気に恵まれ、最高の体験でした」
犬ぞりは初体験だったので、とても心配していましたが、乗る前のインストラクターの注意事項がとても的確で分かりやすかったです。コースも、徐々に難易度が挙がるような設定となっており、後半になるとスピードも上がって、自分のスキルアップと共にスリルとわくわく感も楽しめるようになりました。オーナーがスノーモービルで先回りして、写真を何枚も撮って頂いたのですが、写真の腕も素晴らしくより思い出に残りました。
体験後のケーキと紅茶もとても美味しく、気持ちの良い疲れをいやすことが出来ました。ぜひまた体験したいと思います。(50代・男性)
一部引用 - SOTOASOBI
- 北海道河東郡鹿追町瓜幕西31線25号 マッシングワークス
犬ぞりの世界へ飛び込もう
せっかく冬の北海道に行くのなら、犬ぞり大会を観戦した後は、自分が犬ぞりに乗って犬たちとのふれあいを楽しんでみてはいかがでしょう。
見るのとやってみるのとでは大違い!きっとあなたも犬ぞりの魅力にハマるはずですよ。
アウトドアレジャーの予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では犬ぞり体験以外にも、北海道のアクティビティを多数紹介してます。ぜひ併せてチェックしてみてくださいね!
(編集部注*2016年2月28日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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