西表島から水牛車で行く!小さな楽園・由布島の魅力を紹介 2019.08.26 西表島
由布島(ゆぶじま)は沖縄県に属している八重山諸島の1つ。西表島(いりおもてじま)のすぐ東に浮かぶ小さな島で、その大きさは周囲2kmと徒歩で1周できるほど。
かつては竹富島や黒島から移住した人たちで栄えていましたが、1969年に起きた台風により住人はほとんどいなくなってしまいました。
そんな由布島を復活させるため、島に残った住民がたくさんのヤシの木や植物を植え続け、1981年には島全体を「亜熱帯植物楽園 由布島」としてオープン。施設も年々増設され、現在では多くの観光客が訪れる人気の離島になりました。
今回はそんな魅力あふれる由布島のおすすめスポットを紹介します!
【目次】
- 1.水牛車待合所
【column】西表島のどこから水牛車に乗れる?
- 2.水牛の池
- 3.蝶々園
- 4.由布島レストラン
- 5.由布島売店
- 6.子供の広場
- 7.由布島茶屋
- 8.ブーゲンビレアガーデン
【column】由布島観光+カヌーのお得ツアーで楽しもう!
<<由布島・西表島で体験できるアクティビティツアーの一覧はこちら>>
1.三線のBGMで優雅に観光しよう「水牛車待合所」
由布島といえばこれ!水牛車は由布島に渡るのに重要な存在です。
由布島と西表島の間はおよそ400mの距離しかなく、海の水深は満潮時でも1mほどにしかならないため、徒歩での行き来も可能なほど。水牛車は西表島から由布島へ人を運ぶ、観光客向けの乗り物です。
遠浅の海を水牛が車を引いてゆっくりと進む様子がCMやメディアで取り上げられるようになると、問い合わせが殺到。三線の音を聞きながら移動する情緒たっぷりの水牛車は瞬く間に人気となり、由布島の代名詞となりました。
由布島の南西部には「水牛車待合所」があり、水牛車で島に訪れたり、西表島へ帰ったりする際には、この待合所を利用します。1日に10本以上水牛車が西表島と由布島を往復しているので、あまり不便を感じることはありません。
待合所内にはパーラーも併設されており、ブルーシールのアイスクリームや直営農場から届く季節のフルーツやジュースを購入することが可能。水牛車を待つ間もおいしい南国の味覚を味わえますよ。
- 由布島の南西
- 0980-85-5470
・運行時間:9:00~17:00(変更する可能性あり)
・往復水牛車および入園料:大人1,720円、子供860円、未就学児無料
西表島の水牛車乗り場はどこ?
由布島の水牛車待合所がわかったところで、西表島の水牛車乗り場を紹介します。
水牛車乗り場があるのは、竹富町古見(こみ)の「旅人の駅・由布島」。大原港からは車で約20分。路線バスを利用する場合は約25分で「由布水牛車乗場」で下車します。
路線バスは夏季の間は大原港より1日9本出ていますが、10月上旬から4月下旬は1日4本に減便となります。路線バスを利用したい場合は事前に時刻表を確認しておきましょう!
水牛車は9時から15分おきに出発。最終便は16時15分です。(写真/PIXTA)
- 沖縄県八重山郡竹富町古見689
- 0980-85-5470
2.休憩中のリラックスした牛を垣間見られる「水牛の池」
水牛車待合所のすぐ向かい側に広がる「水牛の池」は、車を引かない牛たちがゆっくりと休憩している池です。
特にイベントなどはありませんが、普段働いている水牛たちのリラックスした表情を見られる貴重なスポット。池に浸かっている様子を見ていると、水牛が本当に水が好きなことがよくわかります。
春は水牛の出産シーズン。この時期になると数頭の子牛たちが誕生しており、年々頭数を増やしています。運が良ければ、池でお母さん牛と一緒に過ごすかわいらしい子牛に出会えるかもしれません。
子牛の名前は来園者の応募で決められることが多く、園内で直接応募できます。すてきな名前が閃いたら、旅の記念にぜひ応募してみましょう!
- 水牛待合所の向い
- 0980-85-5470
3.美しいチョウに囲まれる「蝶々園」
水牛車乗り場からすぐの場所に見える、大きな温室のような建物が「蝶々園」です。
ここでは日本最大のチョウ「オオゴマダラ」が飼育されており、その成長過程を間近に観察できる貴重な施設。
オオゴマダラの羽は広げれば開長13cmほどにもなり、ゆったりと羽を動かしながら飛ぶ様子はとても優雅!その色合いとヒラヒラと飛び交う姿が、新聞紙が風に舞っているように見えることから“新聞蝶”とも呼ばれています。
サナギの時期も印象的で、ぶら下がるように葉や枝にくっ付いているその体色は金色に輝いています。これはサナギ自体が金色なのではなく、構造色と呼ばれる光の影響で金色に輝いて見えるのだそう。
不思議な魅力をたくさん秘めているオオゴマダラ。日本では南西諸島にしか分布しておらず、なかなか日常では出会えない蝶なので、由布島を訪れた際にぜひしっかりと見ておきましょう!
- 由布島南部
- 0980-85-5470
・営業時間:9:00~17:00
4.沖縄の味が詰まった特製弁当からスイーツまで「由布島レストラン」
今日のお昼は、由布島レストランにてソーキそばと半チャーハンです。#西表島 pic.twitter.com/ttrBnBWJZV
— ハタチ (@H0581Yutaka) January 8, 2017
蝶々園よりさらに北に進むと見えてくるのが「由布島レストラン」。店内はかなり広々としており、団体客が利用しても余裕があるほどです。
沖縄料理定番のチャンプルーや八重山そばはもちろん、カレーライスやチャーハンなどもそろっており、メニューが充実。
どれにしようか悩んだら、由布島特製弁当に決まり!時期により内容は変わりますが、海ぶどうや海藻、グルクンなど沖縄ならではの食材にミニ八重山そばも付いて、1度にさまざまな郷土料理を堪能できます。
オリジナルのスイーツも販売しているので、散策の合間にほっといと息するのもいいですね。
- 沖縄県八重山郡竹富町字古見689番地
- 0980-85-5470
・営業時間:11:30~17:00
5.ご当地キャラのグッズも手に入る「由布島売店」
View this post on Instagram
レストランに併設された「売店」では、定番の沖縄土産やオリジナルグッズも販売。由布島を訪れたら必ずチェックしたいスポットです。
特に水牛のキャラクターが入った由布島オリジナルグッズが人気!Tシャツやぬいぐるみ、タオル、ポーチなど、かわいらしい表情の水牛グッズはお土産に喜ばれること間違いなしです。
さらに八重山諸島のご当地キャラクター「ピカリャ~」グッズも販売。ゆるきゃらグランプリにもエントリーしており、八重山のPR活動に一役買っている存在です。
どちらも魅力的なキャラクターなので、お土産に買ってみんなに配っちゃいましょう!
- 沖縄県八重山郡竹富町字古見689番地
- 0980-85-5470
・営業時間:9:00~17:00
6.由布島散策の合間にひと遊び「子供の広場」
由布島の中央にある「子供の広場」。ブランコや木製の滑り台、アスレチックなど遊具が充実していて、子供だけでなく大人ものびのびと遊べるスポットです。
木に囲まれているため広場は適度な日陰になっており、過ごしやすいのも魅力!
広場の隣にはなんと、琉球イノシシやポニーも!ここだけでもたっぷり遊べる、子供連れにはうれしいスポットです。
- 由布島中央あたり
- 0980-85-5470
7.島唯一のカフェで絶品スイーツとジェラートを堪能「由布島茶屋」
由布島の南から東部にかけて広がる浜辺は、沖合2kmの距離にある小浜島をはじめ、石垣島や黒島など周辺の島々を一望できる絶景スポット。
由布島と小浜島の間にあるヨナラ水道はマンタの通り道といわれており、別名“マンタウェイ”と呼ばれる人気ダイビングスポット。そのため浜辺も“マンタの浜”の愛称で親しまれています。
島で唯一のカフェ「由布島茶屋」はマンタの浜にあり、コーヒーと一緒にケーキなどのスイーツもいただける癒やしのスポット。島バナナや西表産の素材を使用した手作りジェラートも提供しています。
オーシャンビューを眺めながらおいしいスイーツを堪能…南の島ならではのゆったりとした時の流れを感じられます。
- 沖縄県八重山郡竹富町字古見689番地
- 0980-85-5470
・営業時間:9:00~16:30頃
・定休日:無休
8.1年中開花を楽しめる「ブーゲンビレアガーデン」
30種類以上のブーゲンビレア(ブーゲンビリア)を観賞できる「ブーゲンビレアガーデン」。
ブーゲンビレアとはブラジル原産の熱帯植物。花に見える部分は、実は花を包む包葉と呼ばれる葉っぱで、中央部分に咲いている小さな白い花が本当の花です。包葉の色は濃いピンクから紫や橙、白などバラエティに富んでいます。
沖縄ではよく見られる花ですが、日本の気候では花を楽しめる期間は春と秋のみに限られています。
しかし由布島のブーゲンビレアガーデンは原産地に近い環境を保っているため、開花期はほぼ通年。どの時期に行ってもその美しさを楽しめます。
種類によって開花時期は違いますが、おすすめは晩秋から3月ころ。1番多くの花が咲き誇る風景を見られますよ。
- 由布島北部
- 0980-85-5470
・営業時間:9:00~17:00
由布島観光+マングローブカヌーのお得ツアーで楽しもう!
最後に由布島観光と西表島のマングローブカヌーがセットになった、お得なツアーを紹介します!
「西表島ツアーガイド カラカラ」主催のツアー“半日カヌー&由布島観光ツアー”は、午前中に西表島のマングローブ林を探索し、午後は水牛車に乗って由布島観光を楽しめる、両方の島の魅力を1日で堪能できる充実の内容。
滞在時間が限られている中で、さまざまなスポットを巡りたい場合にもおすすめ!西表島全島への無料送迎も行っているので、由布島観光をしたい人はぜひ参加してみませんか。
- 沖縄県八重山郡竹富町字南風見508-9
魅力あふれる由布島を観光しよう
由布島は小さい島ながら、島全体が観光スポットとなっている魅力いっぱいのスポット。由布島を訪れる際はぜひ水牛に乗って、島気分を堪能してくださいね。
西表島のアクティビティと由布島観光がセットになったツアーはほかにもあります!
アウトドアレジャーの予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、西表島のアクティビティを掲載中。サイト予約限定の特典もあるので、由布島&西表島旅行の計画を立てる際にはチェックしておきましょう!
(編集部注*2016年12月7日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
最新記事
ピックアップ
マンスリーチョイス
その他の記事
人気の記事