沖縄の冬にシーカヤック…!?そんな疑問にばっちりお答えします! 2022.11.14 シー カヤック・カヌー 沖縄県
冬の沖縄でシーカヤックを楽しみたい?
温暖な気候の沖縄とはいえ、冬はやはり肌寒い日もあります。シーカヤックはマリンアクティビティ、水に濡れたらやっぱり寒いですよね。
でも、安心してください!冬には冬の楽しみ方があるんです。服装に気をつけて体験すれば、夏よりも観光客が少ない分ゆったりと楽しめますよ。
今回は、冬の沖縄でシーカヤックを満喫するためのポイントと、おすすめのシーカヤック体験をご紹介します!
【目次】
■そもそもシーカヤックって?
■冬のシーカヤックの服装
■冬もGood!沖縄でおすすめのシーカヤックツアー
- 1.クリアカヤックで海中世界を堪能|恩納村
- 2.パワースポット・浜比嘉島、果報バンタへ!|うるま市
- 3.北風に強いビーチで開催!チュービング体験も|宜野座村
- 4.透明度の高い“今帰仁ブルー”で満喫|今帰仁村
- 5.川平湾に浮かぶ無人島の間をツーリング|石垣島
- 6.秘境・舟浮へ!滝や洞窟に立ち寄る冒険ツアー|西表島
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そもそもシーカヤックって?
人が持ち上げて移動できる小舟の中で、両端にブレード(水かき)が付いたパドル(オール)で漕ぐものを「カヤック」と呼びます。その中でも、海で使用するものを「シーカヤック」といい、海面をすいすいと進んで水上散策を楽しめます。
最初はバランスを取るのにちょっと苦労しますが、すぐに慣れてパドリングできるようになりますよ。
海面に近い視点から見る水平線や波のキラキラとした輝きなど、シーカヤックから眺める景色は新鮮です。透明度の高い海なら、漕ぎながら魚が泳ぐ姿を見ることもできますよ。
ガイド付きツアーに参加すれば、丁寧なレクチャーを受けられるのでまったくの初心者でも安心。危険がないよう、ガイドが海洋状況を見ながら、参加者のレベルに合ったコースを調整してくれます。
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冬のシーカヤックの服装
冬にシーカヤックを楽しむ鍵は、ずばり防寒対策!
那覇沖の場合、冬でも平均水温が20℃以上あるとはいえ、北風に吹かれる冬の海上では体感温度が下がります。また、パドルを漕ぐことで水しぶきがかかるので、防水や撥水機能のあるアイテムを用意するのがベスト。
上半身は化繊の長袖の上にフリースなど保温性のあるミッドレイヤーを着用し、さらに風と水を防ぐウィンドブレーカーなどのアウターを重ねるのがよいでしょう。
下半身も速乾性のある素材が基本で、厚手のレギンスの上にショートパンツやパンツを履きます。足も濡れるので、マリンブーツやサンダルなどを履いて体験します。
また、意外と濡れるのがお尻!100円ショップで販売しているもので充分なので、上下に分かれたタイプのレインコートがあると便利。ツアー会社によってはウェットスーツのレンタルもあるので、事前に確認しておきましょう。シーカヤック体験に必須なものとしてライフジャケットがありますが、こちらもツアーであればレンタルできます。
冬でも紫外線が強く降り注ぐ沖縄。帽子(風に飛ばされないよう顎ひも付き)やサングラスの用意もあると安心です。
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冬もGood!沖縄でおすすめのシーカヤックツアー
冬の海の良いところは透明度が上がること!水温が下がるとプランクトンが減り、濁りが少なくなります。また、夏のような強烈な日差しにさらされることなく、海上ツーリングを満喫できるのも冬のメリット。観光客も少なく、見どころをじっくり堪能できますよ。ここからは、沖縄でおすすめのシーカヤックツアーをご紹介します。
1.底が透明なクリアカヤックで海中世界を堪能!|恩納村
沖縄本島の北部に位置する恩納村(おんなそん)。海岸線のドライブロードとして人気の国道58号線が走り、断崖と美しい海の絶景スポット「万座毛(まんざもう)」、神秘的な光景を見られる「青の洞窟」などの名所があり、マリンアクティビティも充実しています。
そんな恩納村の海では「グッドライフ」が“ヤドカリ島上陸カヤックツアー”を開催。3歳から参加可能で、海の中が見えるクリアカヤックに乗れるのが、子供にも大人気!
ヤドカリがたくさん住む「ヤドカリ島」までシーカヤックで冒険します。島で休憩したら、ぜひヤドカリ探しをしてみましょう。その後は、ガイドとっておきのスポットである洞窟へ立ち寄ったり、シーカヤックの上から熱帯魚に餌をあげたり。
透明なカヤックの底から海の様子を観察できますが、さらに箱メガネを使って海中をのぞくこともできます。海に入るのをためらう冬でもしっかり海中世界を満喫できるのもおすすめポイント!
冬でも海に入りたい!という人は、シュノーケリングがセットになったコースを選んでくださいね。ウェットスーツやマリンブーツのレンタル料はツアー料金に含まれるので、冬でも安心ですよ。
- 沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1288
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2.パワースポット「浜比嘉島」や「果報バンタ」で体験!|うるま市
本島の東海岸に浮かぶ4つの島を陸路で結ぶ「美ら島海道」周辺でシーカヤックツアーを開催しているのが「シーカヤックおきなわ カモメのジョナサン」。
美ら島海道のちょうど中央にある観光案内所に集合したら、目の前に広がる海中道路ビーチからスタート!幅広のオープンデッキで安定性が高いシットオントップカヤックを使用するので、初心者でもチャレンジしやすいですよ。
“海中道路カヤックツーリングコース”は約1時間半とコンパクトで、初めての人や観光の合間に体験したいという人にぴったり!
沖縄の方言で“幸福の崖”を意味する「果報バンタ(カフウバンタ)」がある宮城島へ立ち寄るのが“宮城島果報バンタコース”。訪れると良いことがあるという果報バンタを、海上から眺めてみましょう。果報バンタ周辺の海は美ら島海道の中でも屈指の透明度で、シーカヤック上から熱帯魚やサンゴを観察できますよ。
美ら島海道を渡った先の浜比嘉島(はまひがじま)が集合場所になるのが、“浜比嘉島コース”。琉球のはじまりの神が住んだとされる神聖な島を舞台に、巨大な岩壁や“ノッチ”と呼ばれる波食窪など、奇岩が点在する独特の風景を楽しみながらツーリングします。
どのコースも3歳から参加可能で、1人での参加も受け入れています。ウェットスーツやサンダルのレンタルはツアー料金に含まれるほか、100円で帽子やサングラスのレンタルもOK。身軽に参加できるのもうれしいですね。
- 沖縄県うるま市与那城屋平4番地先 美ら島海道案内所
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3.北風に強いビーチで開催!チュービングも楽しもう|宜野座村
沖縄らしい自然が残る宜野座村(ぎのざそん)の東海岸を舞台にツアーを開催する「ハピネスマリン倶楽部」。冬は北風に強い漢那ビーチを使用する点と、シーカヤック以外のマリンレジャーも楽しめる点が魅力!
約3時間で体験できる“半日満喫カヤックセットメニュー”では、人工物がほとんどない自然豊かな東海岸の海をシーカヤックでのんびりとツーリングしたあと、ビーチに上陸して休憩がてら生き物観察を楽しみます。
その後、バナナボートやマーブルなどのチュービングから2種類を選んでチャレンジ!ハピネスマリン倶楽部がツアーを行うビーチは他のツアー会社は使用しないため、渋滞することなくのびのびと遊べるのもうれしいポイントです。
1日がっつり海で遊びたい!という人には、シーカヤックとチュービング、さらにシュノーケリングを体験できる“1日満喫マリンセットメニュー”がおすすめ!
また、小さい子供と体験するなら“2歳から親子で楽しめるカヤックツアー”を選んでみては。チュービング体験がない代わりに、大人4,000円、子供3,000円とリーズナブルな料金でシーカヤックを満喫できます。
どのコースもオプションでBBQを追加可能。海が目の前に広がる場所で、おいしいお肉や野菜を味わえるなんて最高ですね。
- 沖縄県国頭郡宜野座村字松田1048 ヒーピィービーチ
4.透明度の高い明るい海“今帰仁ブルー”で満喫!|今帰仁村
本島北部の今帰仁村(なきじんそん)では、透明度の高い“今帰仁ブルー”の海で「Good Good Sun(グッドグッドサン)」がツアーを開催しています。
“カヤッククルージング90分コース”では、エメラルドグリーンの海をシーカヤックに乗って散策!海底が白砂のため、太陽の光が反射して輝く海はまさに絶景です。海中をのぞけば、鮮やかな熱帯魚やサンゴを観察できますよ。
“カヤック&シュノーケリングツアー”で、シュノーケリングに挑戦するのもおすすめ!ルリスズメダイやクマノミなど、カラフルな魚たちを間近で眺めてみましょう。
どちらのコースも4歳から参加OK。ウェットスーツやリーフブーツのレンタルも料金に含まれています。アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」から予約すると、代表ガイドが運営するレストラン「珊瑚table」で食事した際に、ドリンクとデザートのサービスを受けられます。シーカヤックを楽しんだあとは、休憩がてら食事やお茶を満喫してはいかが。
集合場所から人気の観光スポット「沖縄美ら海水族館」までは車で約15分。併せて楽しむのもいいですね。
- 沖縄県国頭郡今帰仁村与那嶺555
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5.景勝地・川平湾に浮かぶ無人島の間をツーリング!|石垣島
石垣島の川平湾(かびらわん)は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星をとったほどの世界的に知られた景勝地です。
エメラルドグリーンに輝く海は透明度抜群で思わず泳いでみたくなりますが、潮の流れが速い川平湾で泳ぐのは危険。その分、シーカヤックに乗って堪能しましょう!
「アプネア・アドベンチャー石垣島」が開催する“川平湾無人島カヤックツアー”は、絶景の川平湾に浮かぶ9つの無人島の間をシーカヤックに乗ってツーリングします。気象条件によっては無人島をプチ探索してマングローブの林を観察できることも!
サンゴ礁の内側にある場所でシュノーケリングもできる“川平湾無人島カヤック&サンゴ礁シュノーケルツアー”も人気です。さまざまな形のサンゴ礁やそこに住むかわいい魚たちを見られるのはもちろん、ウミガメやエイに遭遇することもありますよ。
ウェットスーツは1着500円の有料になりますが、マリンブーツや防水バッグのレンタルは料金に含まれます。防水バッグにカメラやスマホを入れて、美しい風景を撮影してはいかが。
- 沖縄県石垣市川平1216-354
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6.秘境・舟浮へ!滝や洞窟にも立ち寄る冒険ツアー|西表島
石垣島から高速船で約45分の西表島(いりおもてじま)。国内最大級のマングローブ原生林があり、沖縄離島の中でも神秘的な魅力にあふれる島です。
「西表島 POLE POLE(ポレポレ)」が開催する“シーカヤックツアー”では、西表島の大自然を知り尽くしたガイドが案内してくれます。
島西部の白浜港から出発して、船でしか行くことのできない舟浮(ふなうき)という秘境まで漕いでいきます。青く透明度の高い海と、陸に緑が生い茂る風景は、まさに西表島!
舟浮からはマングローブが群生するビーミチ川へ入っていきます。まるでジャングルの奥地に来たかのような亜熱帯の風景は、ここが日本であることを忘れてしまいそう。
シーカヤックに乗ったまま滝に打たれたり、海岸にある洞窟に入ったり、西表島ではダイナミックな体験がめじろ押し!ぜひシーカヤックで、西表島の秘境を探検してくださいね。
フェルトシューズのほか、フリースやレイウェア、防水シューズも無料レンタルできます。石垣島から日帰りで参加する場合は、上原港まで送迎サービスがあるので気軽に体験できますよ。
- 沖縄県八重山郡竹富町上原 上原港
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日差しが優しい冬の沖縄でシーカヤックを楽しもう
沖縄のシーカヤックは夏だけのものではありません。ぜひ冬に沖縄を訪れて、冬ならではの魅力を堪能してはいかがでしょうか。
シーカヤックを満喫したあとは、沖縄のおいしいグルメや人々の温かさにもふれてみてください。沖縄で過ごすスローな時間は、きっとあなたの心を癒やしてくれるはず!
アウトドアレジャーの専門予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」では、このほかにも沖縄で楽しめるツアーを数多く紹介しています。ぜひお出かけ前にチェックしてくださいね。
(編集部注*2019年1月13日に公開された記事を再編集したものです)
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