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パラグライダー体験レポート・特集

パラグライダーの基礎知識あれこれ

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パラグライダーは、「人間が最も簡単に空を飛ぶことのできるスポーツ」です。

翼となる布と紐だけという、いたってシンプルなスタイルで空を飛びます。それだけに、空をフィールドとしたスポーツの中でも、最も手軽に空中散歩を楽しむことができると言えるでしょう。
また、パラグライダーはハードな筋力や高度な身体能力を必要としないため、練習さえすれば、老若男女を問わず誰でも楽しむことができるスポーツなのです。
しかし、「パラグライダーってTVや雑誌でよく目にするけど、どんなものなのか良く分からない。」という人は意外に多いのではないでしょうか。そんなあなたに、今回はパラグライダーについての、基本的な知識を紹介します。

スカイダイビングば、パラグライダーの生みの親! (パラグライダーの歴史)


「パラグライダー」とは、「パラシュート・グライダー」の短縮形で、文字通り滑空するパラシュートのことであり、スカイダイビングで使うパラシュートが発展していく過程で生まれたスポーツです。
1970年以前に使われていたスカイダイビング用のパラシュートといえば、傘の形をした丸型(いわゆる落下傘)が一般的でした。しかし、70年代に入るとよりコントロール性の良い現在のパラグライダーのような長方形のパラシュートが出現します。このパラシュートを使い、1978年にフランスのスカイダイバーが、山の斜面から飛び降りをしました。
このニュースは、瞬く間に登山家の間にも広まります。登山といえば登頂が大きな目的であり、簡単に下山ができるこの道具は登山家の大きな注目を集めたのです。
80年代の初頭に、ヨーロッパの登山家達が滑空スポーツ用にさらに進化・発展させ、1985年には現在のような本格的なパラグライダーが登場します。この年がパラグライダー元年と言われています。
現在のパラグライダーは、85年当時のものとは比べ物にならないくらい高性能になり、原点となるスカイダイビング用のパラシュートとは、根本的に違う構造のものとなっています。

パラグライダーの構造


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キャノピー


パラグライダーの布製の翼の部分全体のこと

ライン


キャノピーとパイロットをつなぐためのもの。風の抵抗を少なくするために細いロープがたくさん使われる

ハーネス


パイロットがパラグライダーにぶら下がるために身につける、椅子のようなもの

フロントライザー


キャノピー前方側のラインの末端を束ねているベルトのこと。地面に広げたパラグライダーに空気を送り込みパイロットの頭上に上げるために引っぱるコード

ブレークコード


パラグライダーをコントロールする操縦カンのこと。キャノピー後縁の端につながれ、引き戻しによって発生する翼端の空気抵抗を利用して左右のターンや速度調節を行う

パラグライダーの機体


パラグライダーは、ナイロンなどの丈夫な翼と、座席状のハーネスと呼ばれる機具を紐で繋げるという、必要最低限のもので構成されています。翼には骨組みはなく、前面より空気を取り込み、その空気圧により翼は形成されます。
この翼は、飛行機の翼と同じ役目を果たしていて、空を「滑空」することができるのです。一般的な機体本体の重量は、およそ5〜10kg程です。

パラグライダーの操作方法


パラグライダーの操縦装置は単純です。両手に持つブレークコードと呼ばれる操縦用のヒモを操作するだけです。右のブレークコードを引くと右に曲がり、左を引けば左に曲がります。
また両方引くことによりパラグライダーの飛行速度をある程度落とすこともできます。上昇下降を操縦で直接コントロールすることは出来ませんが、パラグライダーは秒速1m程度の割合で下降しているので、しばらくの間飛んでいれば希望の高度まで下げることができます。動力のないパラグライダーですが、鳥のように上昇することもできます。
トンビや鷹は、羽ばたきもせずただ翼を広げて旋回しているだけなのに、どんどん高度を上げていくことができます。実は、彼らは「上昇気流」を利用しているのです。
この気流の中に入れば、鳥のように上昇することが出来るのです。それ以外にも、斜面に沿って吹き上がってくる風を利用して上昇したり、高度を維持したりすることもできます。
こうした風に恵まれれば、長い時間飛び続けることも可能です。

パラグライダー人口


機材の進化・施設環境の充実により、誰でも気軽にパラグライダーが楽しめるようになってきており、パラグライダー体験人口は、200万人を超えています。
愛好者の人口は2万5000人にのぼり、年齢は10代から80代と幅広く、パラグライダー愛好者の4人に1人は女性です。

パラグライダーに必要な体力について


10kg程のパラグライダーの装備一式を背負って斜面を登ったり、斜面を走り降りたりしなければなりませんが、特別な体力や身体能力は必要ありません。
少なくともスキーやテニス、ジョギングができる程度の体力があれば問題なくパラグライダーはできます。

パラグライダーのライセンス


パラグライダーには、自動車や飛行機のような国家資格はありません。しかしスキューバダイビングなどと同じように、「この人はこれだけの技量と知識を持っています」ということを証明する「技能証」というものがあります。
必要な技能証を取得していないと、他のフライトエリアで飛ぶことは許可されません。ライセンスは、JHF((社)日本ハング・パラグライディング連盟)とJPA(日本パラグライダー協会)の2団体により発行されており、いずれも5段階のライセンスから構成されており、4段階目の「パイロット証」を取得することで、様々なフライトエリアで自由にフライトすることができます。

パラグライダーの競技


パラグライダーの競技会には、ジャパンリーグから草大会まで様々なものがあります。
ワールドカップやジャパンリーグなど、最前線の協議会で行われているのは速さを競うレースです。指定された距離・コースを、いかに早くゴールするかを競います。一般の人が参加する競技会では、目標物にいかに近く着地できるかを競うターゲットや、指定されたコースをフライトし設定した時間ぴったりにいかに戻って来れるかを競うセットタイムなどがあります。

パラグライダーとハンググライダーの違い


illust_hangハンググライダーとパラグライダーとの構造的な一番の違いは骨組みの有無です。パラグライダーの翼は長方形の布だけで骨組が無いのに対して、ハンググライダーの翼はブーメラン形でパイプの骨組みが有ります。飛行速度は、時速25〜80km(通常35km程度)と、パラグライダーに比べほぼ2倍のスピードがでます。ハンググライダーもグライダーの一種ですから動力はありません。離陸も着陸も人間が担いで走らなければなりません。単に滑空するだけですと5分程度しか飛べないのですが、機体を操縦して上昇気流をうまく使えば、高度1500mもの雲の中を飛んだり、30kmもの距離を無着陸で飛んだり、3時間以上も飛び続けたりすることもできます。

パラグライダーとスカイダイビングの違い


illust_skydivingスカイダイビングとはヘリコプターなどに乗って3000〜4000mまで昇り、そこから機外に飛び出して下降するスポーツです。一定の高度に達したらパラシュートを開いて着地します。このパラシュートは、パラグライダーの翼とよく似ていますが、根本的に違う構造になっています。スカイダイビング用のパラシュートは、時速200kmを超える速度で確実に開き、その衝撃に耐え、人間が着地するのに安全な速度まで減速するのが目的のため、パラグライダーのような操縦性や滑空性能は持っていません。

パラグライダーの体験コースとは?


パラグライダーのファーストステップである体験コースは、大きく2種類に分けられます。
いずれも、特別な体力・身体能力などは必要としません。どなたでも楽しむことができるようプログラムされています。

浮遊体験を楽しむコース


いきなり高いところから飛び出すのではなく、インストラクターの指導のもと、緩やかなゲレンデ(スキー場の初心者ゲレンデくらいの斜度)を自らの足で走り、空中にふわりと浮き上がる感覚を味わいます。慣れてきたら、徐々に斜度のあるところからスタートし遠く高く飛ぶ練習をします。

タンデム体験フライト


タンデムフライトは、二人乗り専用のパラグライダーを使用し、インストラクターと一緒に山の上から飛び立つことが出来ます。操作はすべてインストラクターまかせ。初めての人でもパラグライダーの醍醐味をいきなり味わうことができます。

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