ケイビング(洞窟探検)に必要な装備(服装)&あったらいいものまとめ 2015.09.01 ケイビング・洞窟探検
「ケイビング」は観光洞窟とはちがった、舗装されていない自然のままの洞窟を探検するアウトドア・アクティビティです。
地球の内部を探検する感覚はケイビングならではのもので、ほかのアクティビティではちょっと味わえないものですし、長い年月をかけて造られた洞窟では、地球の歴史や自然の力をダイレクトに感じることができます。
ケイビングは未知の場所を調べ、探る、まさに「探検」という言葉がぴったりくるアクティビティです!
ケイビングの舞台、未舗装の洞窟
自然のままの洞窟は、人が通りやすいようにはもちろんなっていません。狭い穴を腹ばいになってほふく前進で抜けて行ったり、穴の形状によっては横向きや仰向けなることもあります。
また、洞壁に手足をつっぱって床面から浮いたまま移動する「チムニー」というテクニックを使うなど、手で岩をつかんだり、足で力強くふんばったりする必要があります。
とにかく体中を洞壁や洞床に接触させて進んで行くので、全身泥だらけになることは間違いありません。こうしたケイビング独特の動きがスムーズにできる服装とは、どのようなものでしょうか?
初めてケイビングをやってみようと思ったとき、ガイドがサポートしてくれるツアーを選択する方が多いことでしょう。
ケイビングツアーではツアーガイドが安全にケイビングを楽しめるようにサポートしてくれることはもちろん、洞窟の成り立ちや洞窟内に生息する生き物についてレクチャーしてくれたり、さらには熟練のガイドのテクニックを見せてもらったりと、さまざまな面から洞窟を楽しむことができます!
そういったツアーはケイビングに必要な基本的装備「ケイビングスーツ」、「ヘルメット」、「ライト」がセットになっているものがほとんどなので、参加者が用意するものはそれほど多くはありません。
それではこれから、基本装備とあったらいいものをご紹介していきます!
ケイビング基本装備
「ケイビングスーツ」
ケイビングスーツはつなぎの形状をしています。しかし、一般的なつなぎとはちがい、ケイビングに適した機能を備えた特別なつなぎです。
地下水がしみ出しているような所や、水が溜まって地底湖を形成している洞窟にも対応したケイビングスーツは防水性に優れ、一年中ひんやりとしている洞窟内でも快適に過ごせるよう作られているので、中に厚手の服を着込む必要がありません。
「ヘルメット」
人工のトンネルではない洞窟では、人が常に立って歩けるほどの高さが確保されているわけではありません。さらに固い岩などでできているのですから、頭を保護するのはもっとも大切なこと!
こちらもケイビングに適した岩登り用のヘルメットを使います。ぴったり頭にフィットして、視界を邪魔しないものを選びましょう。
「ライト」
洞窟内はもちろん照明はありません。地下にある洞窟では太陽の光が差すこともありませんからまさに真っ暗闇!ライトは必需品です。
手足を自由に動かせるように、ライトはヘルメットに装着するタイプのものを使います。メインライトとサブライトを切り替えて使えるものだと電池の消耗を抑えることができるのでより良いでしょう。
ただ、ライトが壊れてしまったり、なくなってしまったりすると、もう一歩も動けなくなってしまいますから、必ず予備のライトを持っていきましょう!
以上が多くのケイビングツアーでセットになっている基本的な装備です。ツアーによって内容は変わってきますので、必ずツアー会社の詳細をチェックしてくださいね。
ケイビングのときあったらいいもの
ケイビングスーツの中
ケイビングスーツの中に着るものは動きやすいものであればなんでもかまいません。夏の時期はTシャツに短パンでもOK。洞窟の中はひんやりとしているので、寒がりな人は長袖も持って行くと安心です。
さらに、より快適にケイビングを楽しむために、速乾性や保温性に優れた登山用の高機能インナーウェアやスポーツ用アンダーウェアを下に着ると良いでしょう。
シューズ
動きやすく、汚れてもいい運動靴であればどんなものでも大丈夫。ただ、水に濡れると重くなったり滑ったりしますから、地底湖がある洞窟や水中を歩かなければならない所ではあまり適していません。
そうした洞窟では防水性に優れたゴム長靴がよく用いられますが、足首をサポートできなかったり突起物に弱かったりとデメリットもあります。ケースバイケースで合ったものを選んでください。
ケイビング専用のゴム長靴というのもあって、これはソールに切込みがあって、泥の上でのグリップが通常のゴム長靴より断然に良いものです。ひざ下の水溜りなら気にせず歩けるので、いろんな洞窟でオールラウンドに使えるでしょう。
手袋
鋭い岩や泥から手を保護するために、手袋はあったほうが良いでしょう。軍手の上にゴム手袋を重ねれば、濡れる心配もありません。さらに腕カバーも着ければ完璧です!袖口から泥や砂が入るのを防げます。腕カバーも防水性のものだとほふく前進しても安心ですね。
ベルト
ケイビングスーツはつなぎですので、上下がつながっています。下半身が水に濡れてしまった場合、いくら防水性に優れたケイビングスーツとはいえ、スーツがずり下がって動きが制限されてしまうことがあります。
ベルトがあれば、あらゆる態勢でスムーズに動けるようになるので、パフォーマンスはぐっと上がります。
マスク
洞窟によって内部の環境はさまざま。さらに時期によっても変わってきます。ほふく前進する際に、細かいホコリや砂が舞い上がって吸い込んでしまうこともありますから、のどを保護するためにマスクを用意していくと良いでしょう。冬には顔の防寒にもなります!
サポーター
ケイビングではひじやひざで体を支えることがけっこうあります。固い岩場にひざをつくのはケイビングスーツごしでも大変です。スーツの中にサポーターを装着していれば、衝撃を緩和することができます。
ケイビングツアーに参加するなら、今持っているもので十分に対応できます。特別に必要なものがあれば、ガイドが指示してくれるでしょうし、心配なことはなんでも聞いてみると良いでしょう。ですがちょっとしたものをプラスして準備していけば、より快適にケイビングを楽しむことができます!
アウトドア専門店でギアを物色するだけでもワクワクするものですし、せっかくケイビングをするなら準備の段階から盛り上がっていきましょう!
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、実際にケイビングツアーに参加したみんなの口コミもあわせてツアーをご紹介していますので、ケイビング計画のご参考にぜひのぞいてみてくださいね!
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